木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

様々な人模様

2017-09-30 10:08:37 | インポート
 色々な物事やその展開、人々の反応を見ると物事には正しい
のか正しくないのかという視点だけでは収まらないことがあるのだ
なという事を改めて感じる。
 例えばイギリスの豪華客船タイタニック号が沈んだ。
 誰もがあのタイタニック号が沈没するなどとは想像すらしなかった
だろう。
 沈みゆくタイタニック号に際して乗務員も生き方が分かれた。

・沈むと分かった瞬間に逃げ出した乗務員
・沈むと分かっても最後まで持ち場を離れずタイタニック号と共に
沈んでいった乗務員

 この生き方が分かれた乗務員の姿に対して世の人々の反応も
また幾つかに分かれる。

・逃げて良かったと反応する人々
・逃げなかったことが素晴らしいと反応する人々
・逃げたことが許せないと反応する人々
・逃げなかったから自分も死んでしまい無駄死だと反応する人々

 人々の生き方やその生き方に対する人々の反応も人それぞれ
に分かれる。
 そのどれもが正しいか正しくないかという視野だけでは捉える
事ができない、その人の生き方や価値観なのだなと感じる。
 上記のタイタニック号の話はあくまでも例え話としての事例である。
 自分自身はどの生き方を選択するのか、あるのは生き方の選択
の視野としての風景なのだと感じる。
 色々な物事や展開に際して、ふとタイタニック号沈没を巡る乗務員
や乗客の生き方や人模様が脳裏に思い浮かんだ。

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広島カープのセリーグ連覇に感無量

2017-09-20 23:41:33 | インポート
 打ち合わせ後の酒の席でも専ら広島カープのセリーグ連覇
の話でもちきりで嗜む酒もひとしおだった。
 広島県呉市の銘酒「千福」を大阪で嗜む会の世話人を拝命
している私だが、その世話人会の席でもどうしても話題が広島
カープセリーグ優勝、連覇の話題になる。
 本当に嬉しい。
 感無量である。
 緒方孝市監督、選手の皆様、球団関係者の皆様、ありがとう。

 思えば昨年広島カープが優勝するまでの25年間の低迷期には
、1991年の私が高校3年生の時の優勝以降、もう広島カープが
リーグ優勝できる光景を見る事ができるのは私が老人になるまで
無理かも知れない、下手をすれば私の人生の時間内には優勝で
きる光景を見る事は不可能かも知れないな、と諦めと覚悟をした
ものだった。
 つまりそれ程に広島カープの低迷期は深刻で長く、浮上のきっかけ
すら見出せない程に弱体化していたのである。
 加えて2005年前後には球団経営自体が深刻な経営難に陥り、数年
以内に広島カープは消滅する、或いはどこかの企業に身売りするので
はないかという事が真剣に語られていた時期すらあった。
 当時、セリーグとパリーグとを廃して現在のセパ12球団から1リーグ制
の10球団に統廃合しようという案が主流になりかけていた時期でもあり
弱体化と球団経営難とが深刻だった当時の広島カープは真剣に統廃合
される2球団の中に数えられようとしていた時期だった。
 当時の私は東大阪市議会議員1期目だったが、微力ながらセリーグ
パリーグの両リーグ存続のための署名集め活動と働きかけを行ったグル
ープの一員に加わっていた。

 その状況の中で当時は無謀とも批判された広島市民球場から広島駅
近くに新球場マツダスタジアムを建設し本拠地を移転したことが結果的に
大成功し、観客入場者数が倍増し加えて選手関係のグッズがよく売れて
球団収入が著しく改善した。
 この頃から若い女性が広島カープを応援する現象が見られるようになり
カープ女子として球場を彩るようになり話題にもなった。
 しかし環境は改善しても選手の戦力はそれ以降も長い間低迷し、例年の
ように下位を彷徨う繰り返しだった。
 先の見えない終わりのない低迷の連鎖の中、就任した緒方孝市監督が
1点か2点を取ることが精一杯だった当時の現有戦力のままで引き継ぎ、
初年度こそ4位だったものの昨年は25年ぶりのセリーグ優勝を果たした。
 ファンとして昨年はまさか優勝するとは開幕前の段階では想像すらして
いなかったので嬉しい誤算だった。しかし今年は選手達は勿論、ファンも
昨年の優勝経験が良い経験となって堂々としたシーズンを通じた戦いぶり
だった。
 一昨年までは下位の常連だった選手達を昨年と今年とセリーグ連覇に
導いた緒方孝市監督の指導力の賜物である。
 緒方孝市監督はコーチ時代から指導力の良さには定評があり、球団を
見違える程に強い球団にした。
 21世紀になってから2度目の優勝、通算8度目の優勝を果たした今、こ
れから広島カープ新時代の黄金期と先ずはV10を目指し、また緒方孝市
監督自身も名将への道のりを歩んで欲しいと願っている。
 これまでの長い長い低迷期の25年間を愛想を尽かさず応援し続けてき
て本当に良かった。
 ファンとしても長い年月の間晴れなかった気持ちがようやく報われた思い
である。
 25年間の苦しみと閉塞感、絶望、失望、溜息、諦め、無力感という堆積の
果てに咲いた優勝・連覇という花は美しい。
 ありがとう緒方孝市監督。
 本当によくやってくれた。
 広島カープファンは単に応援しているというだけでなく、カープを自分の事
として一喜一憂する。
 カープファンには広島カープが自我の1つでもある。
 それにしても広島カープ優勝の話題を肴にして交わす酒は本当に旨い。

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今秋の旨酒が楽しみ

2017-09-14 23:28:51 | インポート
 広島カープが優勝マジックを1とし、いよいよセリーグ連覇、
21世紀になってからのV2が秒読み段階になった。
 それに合わせて関西でも祝勝会の準備が動き始めている。
 昨年の25年ぶりのセリーグ優勝の際には大阪の繁華街で
広島カープファン有志による通行人への日本酒の振る舞いが
行われるなど感慨深く喜びに浸る人々の姿が印象的だった。

 私も関西の広島カープ後援会会計監査や関係団体の役員
をしていることもあって、祝勝会ムードを肌身で感じていると
ころである。
 気持ちが良いものだ。
 それにしてもこの数年で広島カープファンが全国的に増えた
ことを随所に感じる。
 もはや広島カープはローカル球団ではなく全国区の人気球団
へと脱皮したが、かつての時代もまた今となっては懐かしく感じら
れる。
 パリーグとの交流戦も含めてどこの球場にもビジターであっても
沢山の広島カープを応援している人々の姿が多く目につくように
なった。
 セリーグ連覇はできれば地元のマツダスタジアムでの優勝で
決めて欲しいが、近づく台風の影響もあってやや気がかりだ。

 緒方孝市監督の胴上げも2年連続になれば選手達もさぞかし
板についた姿になるだろう。
 一昨年にはクライマックスシリーズへの出場すら逃し4位にな
ったほぼそのままの選手達で戦力強化を行い、昨年の歓喜の優勝
に続き今年は堂々とした連覇を成し遂げようとしている緒方孝市監督
の手腕や球団関係者の努力はあっぱれなものである。
 25年間低迷し続けている時にも愛想を尽かさず応援し続けてきて
良かったと思う。
 広島カープファンの多くはほぼ同じ共通認識にあることだろう。
 緒方孝市監督の名将へと歩む姿は頼もしい。
 少し気が早いが胴上げ投手は誰になるだろうか。
 マエケンこと前田健太投手が大リーグへ移籍した昨年は黒田博樹投手
が支柱となって牽引し、その黒田博樹投手が引退して抜けた穴を若手投手
が台頭して昨年に勝るとも劣らない成績での戦いぶりはファンとして嬉しい
収穫だった。
 この秋も旨酒を酌み交わせそうである。

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社会的救済インフラ整備

2017-09-07 23:20:07 | インポート
 過日、付けっぱなしにしていたテレビからパリの都市としての
救済機能の模様が流れてきたのでつい見入った。
 パリは教会に行けば無料で食事を受けることができ、また街
には無料のシャワー施設があるとのことであった。
 私はパリには22歳の時にツアー旅行で4日間程訪れて移動
の時以外は全て自由行動であったのでパリ市街を4日間散策し
た程度だったが、パリの事例のような機能が日本にもあれば
憲法25条が実際により機能するだろう。

 年間の我が国の廃棄食品は膨大な量になり、発展途上国から
の疑問の声や苦言も出ている事も思えば、例えば日本各地のお寺
を行政や政府が支援してパリの教会のように炊き出し機能を持たせ
たり、困った人達に味噌汁やパンなどの簡単な食事を無料で提供で
きるような役割を担わせれば廃れていくお寺もまた各地域で機能し始
めるのではなかろうか。
 また日本各地は地下を掘れば必ずと言っていいほどに温泉が湧き出る。
 快適な温泉地やリゾート環境は個々の経済力に応じた自由に任せれば
良いとしても、パリの無料のシャワー施設ではないが日本では無料の温泉
を各地に掘って最低限の温泉に入浴できる環境を整えれば良いのでは
なかろうか。

 憲法25条をより具体的に日本の世の中や社会で展開・機能させる姿
でもあり、政府が本気になればそのような社会的救済インフラも可能で
あろう。
 現実にパリでは行われているのだから。

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