今夜遅い夕食を終えて、テレビをつけた途端に、日本人による標記コンクール初優勝のニュースが流れた。しかも、辻井伸行君という全盲の青年による快挙である。自分も●●歳の手習いで、ピアノを習っているので、うすうす、彼のことは知ってはいたが～。彼は、楽譜を見れないので、何度もテープを聞いて練習したそうである。どちらかというと全盲の方は、暗くなりがちであるが、彼に限っては、暗さなど微塵もなく、快活な性格で周りを明るくしていたそうな。心からおめでとうと言いたい。一層の精進を期待したい。毎日のように、殺人だ、不景気だ、暗いニュースばかり、賑っているなかで、心の和む話でもある。それ以上に、怠惰に流れることなく、一日一生のつもりで、努力する大事さを、彼は、我々に教えてくれた。