飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

環境教育ミーティング中部2008 詳報

2009-03-09 22:40:17 | 環境教育
 今日は曇りでしたが、気温は高めの一日でした。一之宮町の隣の久々野町のスキー場が、雪不足のため、予定より早いクローズを迎えたとの知らせを聞きました。春が徐々に近づいていますねー。

 さて、昨日(今朝?)書いたとおり、「環境教育ミーティング中部2008」の参加状況についてご報告します。



 さて、会場は例年より雪がとっても少ない、飛騨白川郷のトヨタ白川郷自然学校。でした。このミーティングは、中部地方の環境教育や環境問題に関する活動をしている団体や個人が一堂に会し、情報交換や仲間探し、意見交換をする場になっています。中部地方各県を毎年回っており、今回の岐阜県開催は第10回(だったかな)を迎えるとのことでした。



 こちらが、メイン会場での実行委員の皆さま。中部地方のその筋(?)の方々がズラリ、という感じです。実際は、学生ボランティアの方や自然学校のスタッフも走り回っていました。
 さて、今回のテーマは『みんなで描く生命の箱舟・生物多様性いろりばた会議』というものでした。生物多様性というのは、最近の環境問題でよくとりあげられる言葉で、いろんな生き物がつながりあって暮らしていることを指します。私も仕事で、その関係のことがあったので関心があったことと、近くでの開催ということで、どんな雰囲気か体験してみたくて参加したのです。



 初日の午前中は、雪上エクスカーションで、自然学校のスタッフの指導で、いくつかのグループに分かれてオリエンテーリングをしました。グループのメンバーは、初めて会う人ばかりということで、初めに雪を積み上げる競争をして、グループ員の結束を深める体験の後、雪の森に出かけました。地図でポイントをまわってアルファベットをつなげる、森の動物・TSUKINOWAGUMAの名前が出来上がりました。

 

 初日の午後は、来年愛知県名古屋市で開催される「生物多様性条約締約国会議(通称CBD COP10)」の開催支援委員の方から、会議開催について説明があり、その後中部地方でイヌワシやツキノワグマ、ネコギギ、干潟などで調査研究をされている方からの、環境レポートが報告されました。それぞれの生物たちは、他の生き物(人間も含め)と関わりあいながら暮らしていることがわかりました。

 2日目は、3つの分科会に分かれて、生物多様性に関して議論を深めました。私が参加したのは、「対決!セイブツタヨウセイの多様なインプリ法」でした(インプリ法はインタープリテーション法の略)。24人の参加者と、韓国からの視察研修者が参加して、それぞれの思いやギモンをぶつけあい、いろいろな見方や切り口があることがわかって来たのですが、やっぱりよくわからない、という思いも残りました。話し合う中で、各地の取り組みを紹介するコーナーで、高山市の生物多様性保全に関する取り組みの説明について、予告もなく振られ、汗をかきかき説明しました。フーッ


 最後に、わからないなりにも「生物多様性を伝えるときに大切なポイント」のテーマで、各グループで5つ以内のキーワードを出しました。写真では見にくいかも・・・。


 少なからぬ時間とお金をかけて参加しましたが、今回は参加してよかったなー、という感想です。次回、どこであるかまだ決まっていないようですが、面白そうなテーマだったらまた参加してみようと思いました。知り合った人たちにも、また会えるといいなぁ。

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