飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

飛騨高山の巨木 No.32 熊野神社のスギ

2007-10-06 00:07:46 | 巨木
 最近は、朝晩冷え込んで、急に秋の気配が濃くなってきました。山を見ると、心なしか濃い緑色があせてきて、紅葉の準備を始めたようにも見えます。フォーラム開催まであと約1ヶ月となり、気ぜわしくなってきました。秋の深まりとともに、もっとバタバタするようになるのでしょうねぇ・・・。 

 さて、今回は高山の市街地の北の端っこの辺にある巨木です。ちなみに、少し前に中部縦貫自動車道路の高山インターチェンジがオープンし、高山西インターからの一区間が延伸しましたが、高山インターのすぐ近くに位置するこの巨木を調査をしているとき(9月22日)に、ちょうどオープニングイベントをやっていて、ナントカレンジャーのアトラクションショーの様子がよく聞こえていました・・。

 飛騨高山の巨木 No.32 熊野神社のスギ 
 
 山すそにある神社ですが、鳥居の近くに行くと、大杉の存在がよーくわかります。
  
 幹 周:610cm 
 樹 高:25m 
 保護指定:県指定天然記念物 
 所在地:高山市赤保木町ミヨガ平23 

 神社に登る階段の脇に立つ大杉、幹は腐朽が進み、補修したあとが何箇所かありました。大きいだけではなく、風雪を耐えてきたかなりの古木のようです。この風格、天然記念物に指定されるのもうなずけます。ちょっと保護柵の杭が根元に近すぎて、痛々しい感じがしました。石標を読むと、枝が垂れる特徴的な枝ぶりとのこと、それで横に広がり、大きな樹冠を形成しているようです。
 大杉を後にして本殿に向かうと、スギのうっそうとした森です。そこから北に行ったところにもスギの巨木がありました。
 飛騨高山の巨木 No.33 スギ 

 幹 周:448cm 
 樹 高:33m 

 高さ2mのあたりから2本立ちになって、高く伸び上がっています。その大きさゆえか、注連縄が巻いてありました。

 この日は高山市街地の西~北にかけての神社をいくつか回りましたが、どこもたいてい1本は巨木のご神木がありました。大きな木に相対したときに発生する畏敬の念は、今の人も昔の人も変わらないんでしょうね。

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2 コメント

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 うむむ、近くは何度か通っているのに場所が具体的にイメージできません..... (風来坊)
2007-10-08 23:33:59
 車でさーっと動くと気がつかないものですね。
 幹周448cm 樹高33mといったら目立ちますよね。
 
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 風来坊さんこんばんは。 (みやてるさん)
2007-10-10 01:02:23
 近くの森林組合の事務所には何度も行っているのですが、私も最近まで気付きませんでした・・・。市内にもたくさんの巨木があるものですねぇ。
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