飛騨の自然と巨木に親しむブログ

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2016 臥龍桜開花情報・・・ちょっと咲いてきたようです。(4月9日)

2016-04-09 11:55:16 | 臥龍桜開花情報

今日も暖かい一日でした。陽気に誘われて臥龍桜も咲き始めるかなーと、また今日も見に行ってみました。

臥龍公園全景。屋台村も観光案内所もまだオープンしていませんが、結構お客さんが見えていました。臥龍桜は、昨日より若干赤みというか桃色味(と言うか桜色が正しいですね)を帯びた感じになってきました。すぐ右にあるエドヒガンは、結構咲いてきて、3分咲き位になってきた感じです。

 

 

近くに寄って枝先を見上げてみると、赤いガクの先から桜色の花びらが姿をのぞかせているものが多く見られ、開いているものもいくつか観察されました。

 

 

これって、もう咲いているんですよね。ということで、勝手に

本日をもって 臥龍龍桜開花宣言!!

しちゃいます!(これはあくまでも個人的見解として咲き始めたことを示すもので、見頃を示すものではありませんのであしからず・・・)

 

これから臥龍桜を見に来る方が多くなりそうなので、いくつかおまけ情報を。

下の桜は、最初の写真にあったエドヒガン。毎年臥龍桜との競演を楽しませてくれますが、根元の下に祠があります。これは、三木祖霊舎と呼ばれ、戦国時代にこの地を治めていた三木三澤を祀った祠です。三木三澤の亡骸は臥龍桜の根元に埋葬されたと伝えられており、根元にあったのですが、臥龍桜の生育に影響を及ぼさないようにとの配慮から、今の場所に移設されました。臥龍桜の根元には、小さな五輪塔だけが残されています。臥龍桜を見に来た際には、こちらにも手を合わせてみてはいかがでしょうか。

 

もう一つ、臥龍桜はもともと一本だったのが、横に伸びた枝が地面について根を張り、やがて2本(主幹と副幹)になって今に至っているのですが、実はもう一本あるのです。

それがこちら。副幹の根元の脇から一本(二本?)の桜の木が伸びています。

 

これは、副幹から伸びた根が地表に現れたところから桜の芽が吹き、新しく伸びてきたもので、専門的には『根萌芽(こんぼうが)』が伸びたものとされます。

これは10年くらい前から伸び始めてきたことが分かっていましたが、最近ではだいぶ成長し、ここ数年は花も咲かせるようになってきました。同じ種類、というか同じ木なのですが、若木だからか花の様子はだいぶ違って見えます。(ガクの赤みが薄く緑色に近い感じ)

 

臥龍桜を見にきたら、根元にも目を向けてみてください。

 

明日もいい天気で、気温も20度を超えるような予報です。どんどん咲いてきて、「公式の」開花宣言も出るかもしれませんねー

 


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