飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

雪降ろし、してきました!

2012-02-04 22:57:17 | 自然
 飛騨高山は、ここしばらく真冬日(一日中気温が0度を上回らない)が続き、雪もほどほど降っています。
 でも、ニュースでやるような2・3メートルもの積雪はなく、家の周りで3・40センチくらいでしょうか。
 うちから見えるスキー場「モンデウス飛騨位山スノーパーク」では、1メートル近くは降っているようです。明日はここのリフトに乗って、またスノーシュートレッキングに行く予定です。

 今日は、屋根の雪下ろしのため嫁さんの実家に行きました。自分の家は、雪が自然に落ちるタイプにしたので雪降ろしをしなくてもいいのですが、雪降ろしってけっこう楽しいのでやってみたいときは、ほかの家に手伝いに行くのです。

 場所は飛騨市古川町。ここは高山市の北隣で、日本海側に近いからか、けっこうな雪の量です。




 家の周りもよけた雪で壁になっています。2階の窓から屋根に出ると、上のほうはふわふわの新雪が40センチくらいで、その下にザラメ状の硬い雪の層がありました。(こういう層があるところが、山では雪崩を起こすので、雪の層に注意をしていつも観察しておくことが大切!です。)屋根から下を見ると、庭木がところどころにあるので、雪を落とすときには気をつけなければなりません。

 道具は、アルミスコップ。ふつうのいわゆる剣先スコップより一回り大きく、アルミでできたすくう部分は四角くなっています。これで、雪を30センチくらいのブロックに切り出して下に放り投げます。

 この、ブロックに切り出すところは、冬の登山でしばしばやることと同じです。昼食時に雪面を掘り込んで座るところを作ったり、テントを張ったときに風除けの壁を積むとき、あとまだ泊まったことは無いけど、雪洞(せつどう:雪の斜面に横穴などを掘って居住スペースを作ったもの。そこで泊まることも)を掘るときにも、雪を掘り出す技術は役に立ちます。

 また、雪をブロックに切り出し、狙ったところに放り投げるのは、腕、肩、腰、背筋を総動員した全身運動で、トレーニングにもなる気がします。ちゃんと事前に筋肉回復に効くサプリメント(BCAA入り)を飲んだので、回復した後には丈夫な筋肉が形成されるでしょう!?



 本当は、屋根全体の雪を降ろすといいのでしょうが、特に弱い軒先だけ降ろすという人もいます。今回も時間と体力の関係で、軒先のほうだけをひとまわり降ろしました。こうやってすそだけを降ろしておけば、次にまた積雪があっても、しばらくはもつでしょう。

 一階の屋根が終わったあとは、2階の屋根(おおやね、といいます)に登って、高度感も楽しみながら雪降ろしを楽しみました。

 実家のお兄さん一家も一緒にやったおかげで、肉体疲労がほどほどのところで一通り終わりました。途中で舞い落ちる雪を見ながらみんなで食べた昼食は、なかなかおいし&楽しかったですね。

 帰りにはまたコーヒーとおやつをいただいて一休みした後、帰途につきました。

 明日か明後日には、総動員した筋肉たちが抗議のストライキ(?)を起こすかもしれませんが、とにかく今日は楽しく雪降ろしができてよかったです。雪中キャンプOR雪洞お泊り会にも行かなきゃなー

 まだまだ冬の飛騨高山、やらなきゃいけない楽しいことがいっぱいです!