ヒョロッと伸びた草丈の先で、春車菊が風に揺れていた。
黄色の花びらの中心がクッキリと茜色で、鮮やかな色の対比が印象的だ。
黄色の花は、只でさえ目立ち易いが、茜の花芯が蛇の目になって黄色を引き立てるので、
遠目でもそれと知れる春車菊である。
漢字では波斯菊とも書くようだ。波斯はかつて「ペルシャ」と読ませていたが、この場合は「はるしゃ」と読ませている。ひょっとして、この花の原産地が波斯・ペルシャかもしれないと
考えて、念のため調べてみたら、北米原産だというから話はややこしい。
最近は、道端や空き地にも咲いて野生化しているが、こぼれ種子が逞しく数を増やしているのであろう。春車菊が勝手に増えるのは、住民は歓迎ということであろうか。
春車菊の群れ咲く野辺に風吹けば
わたり行く先 そよぐ花かも
おさな児の野辺に遊べば春車菊の
花のまにまに見え隠れして
おち方の孫の背丈も育つらむ
野辺に花咲く春車菊ほど
黄色の花びらの中心がクッキリと茜色で、鮮やかな色の対比が印象的だ。
黄色の花は、只でさえ目立ち易いが、茜の花芯が蛇の目になって黄色を引き立てるので、
遠目でもそれと知れる春車菊である。
漢字では波斯菊とも書くようだ。波斯はかつて「ペルシャ」と読ませていたが、この場合は「はるしゃ」と読ませている。ひょっとして、この花の原産地が波斯・ペルシャかもしれないと
考えて、念のため調べてみたら、北米原産だというから話はややこしい。
最近は、道端や空き地にも咲いて野生化しているが、こぼれ種子が逞しく数を増やしているのであろう。春車菊が勝手に増えるのは、住民は歓迎ということであろうか。
春車菊の群れ咲く野辺に風吹けば
わたり行く先 そよぐ花かも
おさな児の野辺に遊べば春車菊の
花のまにまに見え隠れして
おち方の孫の背丈も育つらむ
野辺に花咲く春車菊ほど