「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「薔薇」のプレゼント

2007-11-23 20:51:06 | 和歌

 私家歌集・三部作を上梓して一息つく間もなく、国の原子力有識者派遣事業にたて続けに 駆り出されたり、虚庵居士が主宰する非営利活動組織・エネルギーネットの、市民大学に開設した8回シリーズ連続講座に向けたリハーサルと本番、ボランティアで活動を続けている 二つの会の運営委員会、それにお遊びのゴルフなど等が重なり、またまた更新が途絶えた。多忙に事寄せて更新も侭ならなぬ虚庵居士ではあるが、毎日、多数の皆様がお訪ね下さって、誠に申し訳ない思いだ。

 そんな先週のある日、私家歌集をお読み下さった岐阜の女性が、薔薇の花束をご恵送下さった。花束に添えられたカードには、「薔薇を娶らむ」にヒントを得て、私からの薔薇も・・・と  自筆で認めてあった。
時間が足りないともがきつつも、「千年・万里」の時空をいとも容易く超える虚庵居士なれば、薔薇の花に顔を埋め、香りたつ思いを酌み・・・。トキメク心をしばしおさめて、現身(うつせみ)の安らぎを給わった。

 皆様にお裾分けをするのが、「もったいない」思いではあるが・・・。






              よりそえるベビーピンクの薔薇の花に

              思いを酌まばやかんばせうずめて



  二・三日を経て、窓辺のチェストに飾った薔薇は、固い莟をじょじょに開いた。
 晩秋の澄んだ木漏れ日をうけて、薔薇の高貴なアロマが香りたち、部屋一杯にひろがった。

 




              ごく淡き虹の色あい花びらは

              香りたつかな薔薇のきみかも