退院の日程が決まり、自宅での療養生活を支援して下さる皆さんが集まって、「退院カンファレンス」が開催された。
通常の退院と異なるのは、食事に代えて、点滴が24時間連続で自宅でも続くことだ。輸液パックは毎日2回交換し、点滴注射針と点滴チューブは毎週定期的に交換する必要があるので、明確な支援体制と緊密な連携が求められるのだ。
点滴の継続と共に、抗がん剤投与も外来にて継続されるので、主治医・入院病棟の専任看護師・訪問看護のケアマネージャ・訪問看護師及び退院支援看護師の皆さんと、虚庵夫妻を合わせて9名が出席して、きめ細かな支援計画と支援体制が確認された。更に、本人及び家族による点滴パック交換の訓練も、併せて開始された。
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リハビリの専任トレーナに付き添われて、歩行訓練も毎日継続すると共に、自由時間を使って院内散歩が推奨された。入院棟の10階まで遠征して、東京湾に浮かぶ猿島をカメラに収めたのが、この写真だ。
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これまでは自室の窓からの景色を眺める丈だったが、カラス君達とお友達になって、虚庵居士の入院生活は明るさを取り戻した。虚庵居士の退院の後も、願わくば一人でも多くの患者さんたちを、カラス君達が励ましてやって欲しいものだ。
人の世の
諸々(もろもろ)のこと 如何に見む
EU離脱の 投票に
戸惑う国々 南海の
浅瀬を埋める 中国や
知事の乱行 大統領
候補の発言 何ならむ
愚かなことよ 人間は
地上の尊厳
負うにあらずや
空を飛び
地上を馳せる カラスかな
声はり上げて 歌うたい
心の奥底 察知して
時には茶目っ気 たっぷりに
朋(とも)と遊ぶや 群なして
或いは厭わぬ 激闘も
全てに一心 不乱なり
お見事あっぱれ
カラスの君はも
於 横須賀共済病院
A棟四階より市街を眺めつつ
虚庵居士 戯詠
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