「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「ピンクの秋明菊」

2015-10-06 18:03:33 | 和歌

 「ピンクの秋明菊」が精一杯に咲く姿は、何とも可憐だ。
咲きかけた花が首を傾げているのも、可憐な想いが更にくすぐられる。

 ピンクの秋明菊は、別名「貴船菊」とも呼ばれるが、京都の貴船地方に多いことから、この名前が付けられたようだ。

 先に掲載した「秋明菊・しゅうめいぎく」でも触れたが、土地の名を花の名前に留めているケースは、かなりの数にのぼることであろう。 それぞれ花に託す思いは、その土地の、或いは自分たちの花だとの、篤い思いが偲ばれるではないか。


                        撮影とご提供 片岡勝子様
 

           貴船から嫁ぎ來しかなこの花も

           可憐な風情が 未だ残るに


           名にし負う貴船菊かな秋風に

           揺れる風情の嫋やかにして


           咲きかけの首をかしげるこの花の

           こころを偲びぬ 可憐な風情に







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お元気ですか? (適当X)
2015-10-06 19:59:11
一つ余分なようなので、気に入ったものを尾の枯死くだされば幸いです。
返信する
適当X さま (虚庵居士)
2015-10-08 16:51:54
3コメント有り難うございました。
同文と拝見され2コメントを削除しましたが、内容が異なったようで失礼しました。
返信する

コメントを投稿