クロキライディング

いつだってバイク

2021東北北海道ツーリングー5 峠越え

2021年12月08日 20時41分00秒 | ツーリング

北海道二日目の朝、このツーリングで唯一の旅館宿ですから

朝ごはん食べて行こうと言うことで、ゆっくりと明るくなってからの一番風呂。

こっそりスマホで撮影できるのですからモチロン我々のみで貸切状態です (^_^;)

 

朝食を配膳していただける一番早い時間に食事処入り。

 

そう言えばここ数日間、朝ごはんを食べていない…

このあとも食べている時間が無い日々かもしれないのでココではバカ食い

テーブルごとのおひつのごはんも足りなくておかわりしました。

ツーリング中は気分が高揚しているのでイレギュラーな食生活も全然OK。

 

旭川方面に戻り、市街地を避けつつ大雪山の東側を南下するルートに進みます。

 

 

「旭川紋別自動車道」比布北ICから上川層雲峡ICまで30kmほど無料高速道路の一部を利用。

視覚だけでは下道と高速道路のスピード感を誤解してしまう北海道の朝。。。

 

前回の北海道ツーリングでは「三国峠」で折り返していますから、

今回はその反対側から峠を目指そうと言うもの。

またしても好天に恵まれて素晴らしい眺めのワインディングをバイクのパワーにものを言わせながら

自由に豪快に登りつめました。

 

前回向こう側からやって来て、ここで折り返した時この先がどうなのか少し後ろ髪引かれましたけど、

今回はその向こう側からやって来てこの「三国峠」を越えたことになります。

これで大雪山の右と左の南北ルートほぼ走りましたので、いつかバイクで来ることのできない年齢と状況になっても

思い出すことのできる景色をまたひとつ得ることができました。

「日本の絶景ルート」なんてしょっちゅうやっているバイク雑誌の特集で必ずと言っていいほど紹介される三国峠の1カット。

眺めて走って豪快に爽快に、いろんなものを費やしたり犠牲にしてここに居るのですから

それはもう全身で全力でこの空間を楽しむことですね。

 

 

ココの白樺の群生も我々の地元では見ることのできない景色でありまして

しかも他に走っているモノが何も無いことに感動します。

 

去年の北海道ツーリングで訪れた

「幻の橋」と知られている上士幌町のタウシュベツ川橋梁。

季節によってタウシュベツ川橋梁の見せる姿は違い、前回は7月でしたからまだ糠平湖の水位も高くなくて

ココからこの直線の彼方37Kmほど離れている上士幌町内にある十勝西部森林管理署東大雪支所まで、ダートが始まる入口ゲートの鍵を

平日限定早い者勝ち条件付きで借りるためにに走り、運良く晴天の下で半分水に浸っているイメージ通りの橋梁をこの目に焼き付けた

超ファインプレーを経験しております。

 

しかし今回はそれから1ヶ月半くらい遅い季節でありまして、雪解け水で湖の水位がか高まっており

橋梁も見えるかどうかと言う時期なので、この森を抜けたところにある対岸の展望台から眺めることにします。

糠平ダム建設のため橋梁からここに移動されその後廃線となった旧国鉄士幌線の名残で森の中に真っ直ぐな道。

 

 

季節による見え方に合わせてこの写真も掛け変わるのかな…?

 

本当だ、あと少しで水没するところを見ることができました。

四季とダム湖の水位で様々な表情を見せながら朽ちていく「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ」

せっかくならその姿が見える時期に、やる気を試される十勝西部森林管理署東大雪支所まで往復することをお勧めします。

あの古代遺跡のようにも見える橋梁のそばはぽっかりと穏やかな虚無感で、もの凄く寂しい空間でしたね~

 

 

そのまま南下すれば帯広に向かうのですが、今回は滞在予定ではなく

ココから大きく方向転換をして道東方面に進みます。

士幌町から足寄町と来て道東自動車道「浦幌IC」から無料高速で釧路湿原が始まるところまで高速クルージング。

高速道路で助かるのはスピード云々ではなく野生動物に出くわす危険が少ないこと。

 

たまたまこの時はR1200RTだったので

この機能を使いこなしているRTオーナーに「便利な使い方」を教えてもらい

クルーズコントロールを大いに活用しました。

 

2車線あって先行車を次々に追い越しながらだと意識と体が動くので疲れは感じませんが

無料区間の1車線では、前の車に合わせて同じスピードで走り続けることになるので

右手でスロットル開度を長い時間保持するのさえストレス。

だからクルーズコントロールをセットしておいて、こうして右手をフリーにできるのはこれだけですごく効果的なリラックスになりますね。

これができるか否かで高速道路での休憩回数はかなり違って、トイレの必要が無ければなお少なくて済みます。

 

釧路市に入ったところで高速道路は終わり。

やっぱり天気の安定しない道東に来たんだなと思わせる空模様。

今回は釧路湿原を楽しむ予定は無くて、釧路市街地を避けつつ

それでも湿原の雰囲気は味わえる「釧路湿原道路」で湿原の南側を横切って

厚岸(あっけし)から太平洋側に出て「北太平洋シーサイドライン」に向かいます。

前回はここを向こうから逆に走ってきているのだけど、お天気いまいち曇り空。。。

今回は出来れば晴れた空の下、青と緑のコントラストと様々な岬と絶壁の絶景ロードを楽しむはずだったのに

前より天気悪くてレインウエアを着るかどうか迷うほど (*_*)

 

 

結局、北太平洋シーサイドラインを良いコンディションで楽しむことはできなかったけれど、

この地域、釧路湿原だけでなく

湖や沼や湿地帯が豊富なのだとあらためて知ることになりました。

あまり高い樹木が無いから遠くまで見渡せるのです。

 

道東の太平洋側、僕たちは一気に走り抜けてしまいましたけど

林道もたくさんありますからオフロードバイクやハンターカブ的な走破性があれば

このエリアだけで何日も楽しめるはずです。

 

 

霧多布岬を過ぎ、根室が近くなってきたところで

ほぼ進路を反転し、本日の宿を目指します。

今回RTが根室に行かないことにしたのは、前回の宿近くの居酒屋さんが休業されていたからだそうです (^_^;)

 

道東エリアの内陸ど真ん中「阿寒湖」に向かって足を速めます。

まだ季節は夏なんだけど日差しの無いまま夕暮れに近づいているし

自衛隊では最大規模の演習場らしい矢臼別演習場エリアの北側を横断するルートは

小雨まじりで随分と寒い。

天気によって気分は随分と上下するものだけど

これから向かうは当ツーリングで最も高級感を味わえるホテルなんだとか。

 

 

 

お天気不安定な道東を西に進むにつれ雨の名残も無くなっていき、ペースはさらに上がって

暗くなる少し前にホテルに到着。

 

エントランスの雰囲気も普段我々が利用するホテルとは違っていて

奮発宿泊費のサービスを想像するとちょっとワクワクします。

いえいえそうは言っても我々が泊まるくらいですから、そこまでお高い宿ではございません。

鹿の壁掛けオブジェにも嫌味が無いほどだし (^_^;)

 

せっかくだから無事到着の乾杯は広くて誰も居ないロビーで

静かに優雅に。

 

阿寒湖から発し、釧路を流れ太平洋に注ぐ「阿寒川」を眺めながら滞在できる

カムイの湯「ラビスタ阿寒川」今日も激しい一日だったけどあとはもうここでゆっくりするだけ。

体調の変化も一巡して、さすがにもうこのツーリング生活に適応できていますから

あとは飲みすぎて寝落ちしてしまってこの優雅な時間の記憶を失わないことです。

そうそう部屋だってこんなに広いし寝転がってテレビが見られるソファーなんかもあって

部屋の檜風呂も蛇口をひねれば温泉が出てくるのです。

でも今になって思い返してみると、何処に寝たのか思い出せないんですよね (-_-;)

 

それもそのはず、次から次へと出てくる出てくる料理の数々。

こちらから注文しなくてもお品書き通りに食事が進むに合わせて

料理が提供されるので自分で考えるのは次に呑むモノだけでいいのだから

お酒すすみます。

 

 

 

終盤に出てきた鍋は「ブイヤベース鍋」だそうです。

 

初めて食べたけどこのホテルの雰囲気に合っていていいなと思いました。

 

そして〆は鍋でやるんじゃなくて、カレーとは。。。斬新です。

 

 

当然いつも通りに完食

だって期待が膨らんで当然の明日の朝食は早朝出発のためキャンセルするんですからね (^_^;)

 

食後に温泉

露天風呂に出てみると暗闇の向こう側から阿寒川のせせらぐ音が聞こえてきて、

明日の出発も早いので周りの景色を確かめられないのが少し残念

着いてすぐにビールを買い求めている場合ではなかった。

 

実はココ、我々がいつも利用しているドーミーインと同じ会社が展開する宿泊施設。

もしかしてと思っていたらやっぱりありました「夜鳴きソバ」

何か高級なところは無いのかと、いつものと見比べてみると

お-コレは、海苔がチャーシュー的な。。。

でも味は全く同じですからこれでは現実に引き戻され過ぎですね (笑)

本日の走行は530Km

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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