多忙なオーナーさんのK1600GTL
几帳面でいらっしゃるうえ磨きの腕前も高く、僕の目で見てもバイクはいつも美しく維持されています。
今回の車検でも点検整備記録簿の走行距離は2年前から極わずかな増加に留まりましたが
マメにエンジンを始動させてお出掛けに備えていらっしゃるようですね。
それ故ブローバイガス中の水蒸気をエンジンオイルに取り込むことになってしまい
そのあと走ることでそれをブローバイガスの循環によって再燃焼で放出するに至らなかったようで
抜いたエンジンオイルには水分混入が見られます。
乗ってないけど時間が経ったのでオイルは交換しといてと仰るオーナーさんのお考えは正解です。
ちょっともったいないな~と思ったのは僕だけでした。
一方、許可なく交換させていただいたファイナルギヤオイルは燃焼ガスの影響を受けないので
このとおりキレイなまま。
だけど時間は相当に経過しているのでこのバイクの重量とパワーとオイル容量の少なさを考えると
交換しておいたほうがいいでしょう。
これからシーズンオフを迎えるので乗りたくても乗れないオーナーさん達はコンディション維持活動に努めてくださいね。
いや…K1600GTLってこれからがONシーズンじゃないのですかね?
どんなに寒くても路面が凍ってさえいなければ大丈夫。
こんなに寒いのに快適にバイクで走っていて、それを好きでやっていることに自己肯定と快感を覚えますもんね。
オイル交換だけでは排出しきれない水分は、油温をしっかりと上げて走らせることで大気中に放出させておきました。
寒風をものともせず重量車の大パワーで爽快に。
真夏の暑さはもう避けようがありませんが、冬の寒さはなんとかできるものですね。
風をコントロールしているモデルならなおさらです。
でもお店の前を行き交うライダーさんはちょっと心配になるほど薄着の人が少なくありません。
近年増加してきたライダーさんは乗りたくて仕方ないと言ったところでしょう。
やっぱりウインドプロテクションよりも「気持ち…」ですかね (^_^;)