HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

ミラーの自叙伝

2011-05-20 19:09:18 | David Millar&Garmin
デイヴィッド・ミラーの自伝本『Racing Through the Dark: The Fall and Rise of David Millar』が出版される。タイトルは、ダンサー・イン・ザ・ダークのパクリでしょうか(ザ・ダークしか合ってない)。共同執筆者はジャーナリストのJeremy Whittle氏(流石に一人じゃ無理か…)。序文は英国車連パフォーマンスディレクターでチームスカイの代表、デイヴ・ブレイスフォード氏。転落と再生のストーリー。

今年の序盤、ミラーが調子が良くなかったのは本の執筆が影響しているとも言われている。さて、自伝の出来は如何に?

表紙はこの2種類。上はダミーかも。





日本ではハードカバーは6月16日の発売で3,130円。高い。。。 ペーパーバックは1,483円だけど、来年の6月7日発売。待てるかー!!

ボトル君やらキルト男やら

2011-05-19 17:26:01 | bike
ツアー・オブ・カリフォルニア第4ステージ。

今日は矢鱈と沿道の着ぐるみ「ボトル君」が映った。

和むよね、こいつ。悪魔おじさんや角男は和むというより「出たー!!」て感じだけど、ボトル君はよちよちしてて、朝から癒された。

でもああ見えても、意外と策士なのかもしれない。角男は1回しか映らなくて(※ 朝ごはん食べながら観た限り)、終いにゃ審判車に怒られてたけど、ボトル君は何回も映った。「あれって何本もいるのかな?」といぬたろうに聞いたら「1本だろ? カメラの場所を分かってるんじゃないのー」と言っていた。侮れないわ、ボトル。。。

無機質な「物」ってところがいいのかな? 生きとし生けるものだと、時には字の如く生々しいが、物だと、寂しげなような、健気なような(←無理矢理)。

それに、物でも自転車競技に関する着ぐるみってところがナイス。意味不明ではないし。

「サコッシュ君」…結構いいかも。バナナとかパワーバーがはみ出してるの。
「ハンドル君」…着ぐるみ向けの形状ではないな。
「ステム君」…ぱっと見分からんがな。
「プーリー君」…too メカニカル
「注射器君」…過去にいた。
「血液バッグ君」…該当選手と並走(危)。

…。このへんにしとくか。

+++

ベルリン6日間レースには、観客の着ぐるみはいないけど、コスプレはいた。

ベロドロームのビール売り場の会場で見掛けたスカート姿の男二人。


後ろから、こっそり撮影。ビールの売り子さんは驚くでも不思議そうにするでもなく、完全スルー(苦笑)。


げっ、、、気づかれた!!


「一緒に写真撮ろうぜー!撮ろうぜー!」ということになり、大撮影大会。

首から上はプレスリー風のサングラスとつけもみあげ。首から下はキルトにビニールのギター。ノーパンであることを、とても訴えたいようで、ちらっとスカートをめくって見せてくれたが、女性(私)相手にあまり無茶をしたらいかんかなー…といった配慮というか遠慮が感じられた。でも、ビールを買う時、足首に巻いた札入れからお金を取り出すため、足をわざと高く上げるんだけど(←ノーパンです)、他の客も店員もホントに完全スルーアゲイン。なんか、不憫にさえ思えた(忍泣)。

「スコットランドから来たの? だって、そのキルト…」
「いや。ドイツ人なんだ」

分かりにくいなーもー。

ところで、この二人の姿に既視感が。それも自転車レース関係。生ではなく、おそらく写真か何かで。ツール・ド・フランスとかロード世界選などのビッグレースで二人…というか、こんな出で立ちの人を見た気がしてならない。検索してみたけど、分からず…。

(photos by kumataro @ Berlin)

位置取り紛争

2011-05-18 19:37:35 | bike
ツアー・オブ・カリフォルニア第3ステージ。ラスト700m。位置取りをめぐってのトラブル。

手短に言うと、フレイレを連れたマシューズが、チームスカイの列車、最後尾のスイフト(リーダージャージ)の前に割り込もうとして(※ とはマシューズは言ってないが)、スイフトに押され落車。そのあおりを食ってゴスもコースアウトでゴールスプリントに絡めず。スイフト本人もこんな状況なので、発射台のヘンダーソンのロングスプリントと相成る。で、ヘンダーソン、ステージ優勝。

マシューズの自転車は3分割。骨こそ折れていないが、全身打撲&擦過症で、頭も打っており軽い脳震盪がある。今のところ第4ステージの出欠は五分五分。

CN: Goss, Matthews and Cooke find trouble in Modesto finish
SBS Cycling Central: Matthews sore after heavy fall

マシューズの落車の瞬間は、放送には映っていない。「あー、落車したのね。残念。大丈夫?」程度でスルーされるところだったのに、Twitterで、ヘンダーソンの一言にマシューズが噛みついたものだから、上記のような記事になったみたい。

ヘンダーソンは「(位置取りの時は)リーダージャージに対して敬意をね」と求め、マシューズは「自分は押したりしてないのに、スイフトに押されて落車した」と主張。ゴスに迷惑をかけたこともあり、マシューズは動揺してる感じもする。コースアウトしたゴスは「沿道でレース観戦しようかと思った」なんてジョークをとばしてるんだけど。

明朝、マシューズ、ヘンダーソン、スイフトは話し合いを持つのだとか。見掛けた方は、Ustreamで生配信して下さい(苦笑)。

4分50秒あたりが問題が起こった時間。

Tour of California '11 st. 3


正真正銘スプリンター

2011-05-17 18:50:50 | bike
ベン・スイフト、ツアー・オブ・カリフォルニア第2ステージ優勝。

2007年のツアー・オブ・ブリテン。当時、バルロワールドの見習い選手だったスイフトは、山岳賞を獲得する。TOBだからピュアクライマーだとは当然思わなかったが、結構登れるルーラーぐらいに思っていた。

今年のツアー・ダウンアンダーでは2勝(最終ステージはありがとうございました。敬礼っ!!)、『Pro Cycling』の新進気鋭スプリンター特集でも名を連ねており、れっきとしたスプリンターだ。

  • トラックではマディソン、スクラッチ、ポイントレース、団抜きと中長距離は大体何でもこなす。
  • 2008年、ザクセンツアー第1ステージでグライペルの2位。
  • 2009年、ジロ第2ステージでカヴの3位。←このあたりからスプリンターだったのかよ!?と思い始める
  • カヴとスイフトは実験室で判断される肉体的可能性はあまり高くなかったんだそうだ。

    カヴみたいに「負けるのイヤー! 絶対イヤー!! いやぁぁぁ!!!!!」って感じではないのに。。。

    しかしまあ、エリートでレースをこなしていかないと、真の脚質は見えてこないのかなぁ…。ピーター・ケノーについては、キツい登りでアタックできるパンチャーだと思ってたのに、このジロで監督はコンタドールタイプのクライマーとか言い出す始末だし(苦笑)。再来年あたりには、カヴはピュアクライマーになってるかもしれん(←ない)。


    2008年ロッテルダム6日間レース(UIVタレントカップ)のスイフト(左)とケノー。二人とも立派に育ちました。


    (photo by kumataro)

  • 本日開幕、オリンピアズツアーが面白い!!

    2011-05-16 18:35:40 | bike
    オランダで行われるオリンピアズツアー(5月16日~21日)はカテU23レースではないが(2.2)、若手登竜門レース。昨年の総合優勝はテイラー・フィニー。

    昨年の10kmのプロローグは、トレックリヴストロングとチームジェイコスキンズ(現ジェイコAIS)が席巻した。今回のプロローグは4.7km。トラック世界選の団体追い抜き金メダリスト3人に期待。ジェイコAISのマイケル・ヘップバーン、ルーク・ダーブリッジ、ラボバンクコンチネンタルチームのローハン・デニス。ヘップバーンは今日がお父さんの誕生日で、やる気満々なんだとか(笑)。

    【暫定スタートリスト】
    CyclingFever: Startlist: Olympia´s Tour 2011 (2.2)

    シマノレーシング、パークホテルズ・ローディングのアベタカ、6日間レースのスター、スヘップ、U23ドワーズ・ドア・フラーンデレンの覇者ダン・マクレイ、GBアカデミーなど参戦。

    Olympia's Tour 公式サイト
    Twitter: OlympiasTour(←昨年、文字ライヴやってた)

    全日本学生トラック現地観戦

    2011-05-15 19:15:23 | moblog
    昨日今日と、全日本学生選手権トラック自転車競技大会観戦。神宮外苑クリテ以来の現地観戦で、変にテンションが上がってしまった。疲れた。。。 今日のジロが心配だ。

    写真は伊豆ベロドローム。5月・6月でバンクの板を敷くと先日の見学会で言っていたので、どんな作業なのか見てみたいなぁ。

    「このあんぽんたん!」

    2011-05-12 19:51:59 | David Millar&Garmin
    デイヴィッド・ミラーの妹はチームスカイの番頭さん。以前から、自転車競技関係の仕事をしており、なかなかのやり手。現在のミラーの嫁さんは妹の友人で、紹介してもらった。これじゃあ、頭が上がらないよね(苦笑)。

    で、昨日のミラーの落車の時の、妹のtweetが振るっていた(スコットランド・スラング入り)。

    「ミラー兄へ: 観客に突っ込まないでよ。こんなんじゃリーダージャージ、守れないからね。この、あんぽんたん」(←意訳)

    あんぽんたんはジャージを守れませんでした(涙)。

    でもやっぱりリーダージャージは格別だわよね。ヘルメットもピンクだし。マリアローザも脚もボロボロだったけど、最終局面までなんとかしがみつこうと頑張った。

    (photo: Yahoo! Sportsより)

    ピーター・ケノー、白い道で好走

    2011-05-12 18:09:34 | bike
    ジロ・デ・イタリア第5ステージ、ピーター・ケノーはステージ24位、総合16位、新人賞総合3位。ロヴクヴィストのアシストもやった上での好走。

    Cycling Weekly: Kennaugh riding high at debut Giro

    【お詫び】ケノーは今回のジロがグランツールデビュー、と私は再三に渡って書いてきましたが、間違えましたorz 申し訳ありません。ケノーは、昨年のブエルタに出場している。ただ、マッサーのチェマさんの急逝により、チームスカイはレースから撤退した。ケノー自身も激しい体調悪化に見舞われた辛い初グランツールだった。

    +++

    トラック脚が抜け切っていないようだが、日ごとに調子は上がっていると言う。基本アシストだが、戦況によっては多少の自由もあるようだ。第7・第9の山岳ステージも自分向きで楽しみにしている。

    ショーン・イエーツ監督は、ケノーはコンタドールタイプのクライマーになるんじゃないかと話している。以前、フレチャは、フレイレやベッティーニ系で、万能タイプの1dayレーサーになりそう、と言ってたけど(苦笑)。どんだけゴ~ジャスやねん。まあ、結局は、5年見てみなきゃ分からないし、ジロではロヴクヴィストのアシストをさせて、勉強させるということだ。

    嬉しいのは、レース運びが賢いということ。位置取りが上手い。Twitterとか見てると、まだまだ子供で、こいつお馬鹿なんじゃ…とがっかりすることも少なからずあるが、レースが馬鹿じゃないというのは非常に良い。逆のパターンももあるから。聡明そうなのに、どうもレースはとんちんかんな選手とか。

    「すげー1日だった。ダートコース、超楽しー!」(←意訳)

    昨日の呟きはこんな感じです。。。

    (photo: Team Sky 公式サイトより)

    2年の時を経て、あの映画が公開される ~ Blood, Sweat + Gears ~

    2011-05-12 08:11:24 | David Millar&Garmin
    待ちに待ちました。『ブラッド・スウェット&ギアーズ』が6月4日に公開される(from JスポのCM)。当てにしていた映画祭などでは公開されなかったので、劇場で観られるなんて嬉しい。もう輸入DVDにしようかと思っていた(参考: ガーミンスリップストリームのドキュメンタリーフィルム 2009-07-01)。舞台は2008年のツール・ド・フランス。

    didoさんが既にSundance Channelで観ているので、是非レヴューを聞いてみたいところだ。

    ↓トレイラー。ミラーの自転車投げも堪能できます(涙)。

    BLOOD, SWEAT + GEARS



    アンチドーピングを掲げたチームが結成されて4年目。当時は、こんなことうまくいくのかと懐疑的な向きも少なくなかったのでは。。。

    GreenEDGE CyclingのCEOに就任した五輪金メダリスト

    2011-05-11 18:30:31 | bike
    グリーンエッジ・サイクリング(豪州車連発の、チームスカイみたいなオーストラリアのチーム。来季より始動予定)のCEOに、五輪金メダリストのマイク・マッカイ氏が就任した。

    バルセロナ、アトランタで金メダル、シドニーで銀メダル、アテネで銅メダルというアスリートとして輝かしい経歴の持ち主。

    マッカイ? そんな自転車選手、聞いたことないなー。と、思っても自転車レースファンとして仕方がないかも。なんと彼は、自転車選手ではなく、ボート競技の選手なのだから。

    Wikipedia: Mike McKay

    自転車チームの最高経営責任者に元ボート選手。。。 これはリカンベントを見据えての人事なのではないかと(違)。

    ご本人は「オーストラリアスポーツ界の最大のイメージはアメリカズカップ(ヨット)優勝だ。次はツール・ド・フランスやー!!(意訳)」というようなことを仰っております。

    Brisbane Times: McKay to set sail on new career with GreenEDGE