ミラー、同一年度全グランツール出場へ

デイヴィッド・ミラーがブエルタを走ることになった。

「全グランツールを走る予定はなかったんだけど、成り行きでそうなった。ジロの方が予定外で、ブエルタは元々の予定だったんだ」

ブエルタは世界選の調整であるので、帰ってしまうかもしれないが、観る楽しみが増えて嬉しい。

Cycling Weekly: Millar to ride all three 2009 Grand Tours


人懐っこいとは言い難いミラーがコンタドールとお喋りする図＠TdF2009 Stg. 19

（photo: Yahoo! Newsより）

北海道観戦お役立ちガイドブック

ツール・ド・北海道協会から『ツール・ド・北海道協会2009 ガイドブック』が送られてきた。各ステージの迂回路も掲載されており、観戦に役立ちそう。

たぶん、いぬたろうがツール・ド・北海道のファンクラブに入っているから送ってくれたのだと思うが、差出人はファンクラブじゃないし、アンケートなんかにも答えたことがあるので、どっちだろう…。

ファンクラブの会費は無料。無料ゆえ、同じ宛先にこういったものを2部送ってもらうのは申し訳ないと思い、私はファンクラブに入らなかったが、今のところ正解っぽい。でも、あとでファンクラブ会員だけすごーくいいことがあって、不正解になるかも。

ツール・ド・北海道 公式サイト
ツール・ド・北海道: ファンクラブ

ツアー・オブ・ギップスランド Stg. 1～3

オーストラリアで行われているツアー・オブ・ギップスランド。ツアー・オブ・ジャパンでお馴染みのチームジェイコAIS（旧チームAIS）が参戦している。

CN: Tour of Gippsland, Australia, NE (National Event - no UCI points) July 29 - August 2 2009

5日間のレースだが９つのステージがあり、最終日を除いて、毎日2ステージづつ行われる。

第3ステージ終了時点で、リー・ハワードは2勝。リーダージャージもハワード。格の違いを見せつける。

分かっちゃいるけど、南半球の冬景色がなんとも不思議な感じ（ Tour of Gippsland gallery）。

史上最悪のクライマー

チャーム（Chaam）＠オランダのクリテリウムは、ローレンス・テンダムの優勝。あっ、、、忘れてた！！　オランダには二人の“カルトヒーロー”がいたんだ。テンダムは今回のツールで、オランダ人総合最高順位（60位）だった。崖から転がり落ちてなかったら、もうちょっとは…。

結局、ファンヒュメルはクリテには出場せず。会場でサインのファンサービスに努めた。

チャームのクリテの結果。

1. テンダム
2. シュレック弟
3. デヨンフ
:

女子の部はマリアンヌ・フォスが優勝。

Omroep Brabant: Laurens ten Dam wint Acht van Chaam

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クリテの記事の中に、レキップ紙がファンヒュメルのことを「史上最悪のクライマー＠ツール」と評したことが載っていた。日本のウィキペディアにも、しっかりその逸話が（ケニー・ファンヒュメル: 「最悪のクライマー」としての人気）。

最悪だなんて、あんまりじゃない？　天下のチッポリーニは完走しないことから、ツールに呼ばれなくなったし、エストニアの闘犬キルシプーは、解説者が「今回は山のトレーニングをしてきたらしいですよ」と言った先から、最初の登りで遅れ始めてDNFだし。

ただ、二人ともステージ優勝してるから、やっぱり最悪かも（←何故、落ち着く？）。


写真のキャプションには「チームメイト（左）と話すファンヒュメル」って…、スキルのコスプレかと思った（だって、いかついんだもん）
検索したらトム・フィーラース＠80kgかもしれない。。。

KvH: 「君も登れなさそうだね」
TV: 「ええ。ごらんの通り」
と、言ったかは定かではない。

（phpto: ANPより）

ビッグマックを食べるファンヒュメル映像

パンツ一丁の姿で、ベッドの上でビッグマックをぱくつくケニー・ファンヒュメル。こんなんだから、山が登れないんだよ（苦笑）。これは2回目の休養日の映像か？

AT5: Big Mac sleept Kenny van Hummel door Tour

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ファンヒュメルは、本日オランダのチャーム（Chaam）で開催されるツール凱旋クリテリウムに、医師との相談の結果出場できるようだ。

Acht van Chaam 公式サイト
スタートリスト

おおっ！！　スキルの土井ちゃんが出場。たぶん、シュレック弟の鉄板だろうが、空気を読まないでラース・ボームに頑張ってほしいところだ。

リー・ハワードがトラック競技にこだわるワケ

リー・ハワードのコロンビアHTC入りは、オーストラリア自転車競技界では大きな話題となったが、ツール・ド・フランスを走るハワードが見られるのには、数年かかるかもしれない。

Geelong Advertiser: Geelong cyclist Leigh Howard plans to master the track first

この先数年、特に来年は、プロツアーレベルでの勉強期間だ。

ロンドン五輪まではトラックとロード（1週間～10日程度のステージレース）を両立して走るのが目標。

8月・9月はがツアー・オブ・アイルランドとツール・ド・ラブニールを走る予定。

1dayクラシックにも挑戦したい。

ビッグレースを戦う際に、トラックでの経験が必ず役立つと信じている。

ハワードはロードとトラックの両立が犠牲を伴うことを承知している。コロンビアでの初レースがツアー・ダウンアンダーになると楽しみにしていたが、トラック世界選のマディソンと団体追い抜きの枠取りのため、北京のトラックＷ杯の出場を優先させなくてはならない。

コロンビアHTCは、ロードとトラックの両立に利点があると考えてくれた。マーク・カヴェンディッシュがそうだよね。チームは、トラックでのスピードがゴールスプリントの武器になると何度も言ってくれた。特に、最後の2～3kmのスピードを向上させる。まさにカヴェンディッシュがそうなんだ。今、誰も彼を倒すことが出来ない。だから願わくば、5、6年の内に自分がそうなれたらって思うんだ。

ハワードは、トラックとロードの両立に以前からこだわっていた。これまでカヴがそうしてきたことや、コロンビアにはツァベルおじさん（←同じく両刀使い）がいることなどが、契約の決め手になったのか。単ににアラン・パイパー監督（オーストラリア人）の推しかも。

しかし、（暗にだけど）チームメイトになるであろうカヴを倒すことを目標と公言していいのか（苦笑）。まあ、カヴだって、5、6年の内には衰えがきてるかもしれないけど。若いからって、天下が10年続くワケじゃない。。。

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本日よりハワードはツアー・オブ・ギップスランド（7月29日～8月2日）に出場。

CN: Gippsland gets 70 percent bigger
Lakes Oil Tour of Gippsland 公式サイト

（photo by inutaro。トラック世界選2009オムニアム表彰式）

ウィギンス、向こう2年はトラックはやらない

ブラッドリー・ウィギンスの目標は、3年以内にツール・ド・フランスの勝者になること。故に、向こう2年はロードに専念する。

そして、2012年は五輪の金メダル（たぶん、トラックでの）とツールの総合優勝を目指す。

チームスカイとの話し合いは持つ予定だが、来年までガーミンとの契約が残っているので、来季の移籍はないと噂されている。

BBC Sport: Wiggins drops track for Tour bid

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ウィギンスがトラックから離れている間、テイラー・フィニー（現個人追い抜き世界チャンピオン）がどうなっているか興味深い。早熟の天才で終わるのか、更にタイムを短縮し、クリス・ボードマンの世界記録を破るのか。はたまた、彼もロードに本格参入ってこともあるだろうし。

凱旋クリテ始まる

好例、ツール後の凱旋興行花クリテ始まる。コンタドールの登場は今日（火曜日）から。オランダで5つのクリテリウムに出場予定。

【ボクスメール（オランダ）】
優勝はシュレック弟。スターターとして参加のケニー・ファンヒュメルは、水曜のChaamのクリテにも顔を出す予定だが、自転車に乗ることができるようになるのは、来週あたりか。

1. シュレック弟
2. Koos Moerenhout
3. シュレック兄
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Sportweek: Criterium Boxmeer: Andy Schleck snelste in sprint
NU Sport: Van Hummel hoopt volgende week te fietsen


（やっぱり）観客に大人気のファンヒュメル

【Aalst（ベルギー）】
カヴ、優勝。マキュアンが元気そうでよかった。

1. マーク・カヴェンディッシュ
2. ロビー・マキュアン
3. フレフ・ヴァンアーヴェルマート
:

sporza VIDEOZONE: Cavendish is ook de rapste in Aalst（←注！すぐ開きます）
sporza: Cavendish wint prestigespurt van McEwen in Aalst


「おやじー、メアド交換しようぜー」って、レジェンド、エディ・メルクスに
馴れ馴れしく話しかける、怖いもの知らずのカヴ（※ フィクション）

（photos: ANPより）

ケニー・ファンヒュメル、クリテに登場、ただし…

流石に治らんちゅうねん。

というワケで、スキルシマノの落車リタイアコンビ、ファンヒュメルとPiet Rooyakkersはスターターとしてボクスメールのクリテリウム（今日）に参加するそうだ。

今やファンヒュメルは「キング・オブ・ランタンルージュ」として、オランダでは絶大な人気を誇る。出場選手は食われちゃうんじゃないか心配。

【主な出場選手】
シュレック兄弟
バッソ
Albert Timmer（スキルシマノ）
Koen de Kort（スキルシマノ）
ステフ・クレメント（ラボバンク）
ローレンス・テンダム（ラボバンク）
ヨースト・ポストゥーマ（ラボバンク）
マルティン・マースカント（ガーミン）
ニキ・テルプストラ（ミルラム）
ステフェン・デヨンフ（クイックステップ）

De Telegraaf: Van Hummel geeft startschot in Boxmeer
Daags na de Tour 公式サイト

クリーンへの潮流？

トム・シンプソンの死から42年。取り敢えずは、レース開催中に禁止薬物陽性を出さなかった今回のツール・ド・フランスだが…。

TdFを終えてのデイヴィッド・ミラーのコメント。

ツールがすっかりクリーンになったと考えるのは甘いかもしれない。しかし、これまでの中で、最もクリーンなツールだと言えると思う。ブラッド（・ウィギンス）の成績、ヴァンデヴェルデ、そのほかのガーミンの選手がそれを証明した。 我々はドーピング検査の精度がだんだん上がっていることを分かっている。それなのに、ダニロ・ディルーカのような奴らがまだいることには驚かされる。ショッキングだよ。そういった輩は未だ存在する。彼らはお構いなしなんだ。

Telegraph.co.uk: Tour de France 2009: positive signs that drugs war is being won

（photo: Times Onlineより）