HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

トラックワールドカップ@シドニー Day 1

2007-11-30 23:48:16 | bike
ポイントレースはTモバのニュージーランド人、グレッグ・ヘンダーソンが優勝。飯島選手は13位。

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明日のスクラッチレースは世界チャンピオンのワン・カンポー、オランダの不死鳥スリッペンスは第1組、バクステッド、TOB山岳賞のベン・スイフトは第2組。

CN: Track World Cup 07-08 Round 1 Sydney, Australia, November 30-December 2, 2007
TISSOT スタートリスト&リザルト

Getty Images: Sydney UCI World Cup Classics - Day 1

(photo: ViewImages.comより)

ヴォータース監督、ノミネートされる

2007-11-30 23:06:37 | bike
ジョナサン・ヴォータース監督がスポーツイラストレイテッド誌のスポーツマン・オブ・ジ・イヤーにノミネートされた。

SI.com: Jonathan Vaughters was a cyclist on a crusade

アメリカ人しか受賞しないとかサッカー選手は受賞しないとか度々物議を醸すこの賞だか、今回からマニアックな人選を売りして、批判を煙に巻くのはどうだろうか? と、ヴォータース監督を押してみる。

発表は12月3日。

(photo: Yahoo! Sportsより)

オリンピックは永久追放だった

2007-11-29 22:22:17 | David Millar&Saunier
クリスティーン・オフルオグ(イギリス女子陸上選手)の五輪出場禁止処分が撤回されたことは、ミラーのロンドン五輪出場への追い風にはならなかった。

イギリスでは一度のドーピング違反はオリンピックの永久追放を意味する。現在の規則の下ではロンドン五輪への出場のチャンスはない。

オフルオグは3回のドーピング抜き打ち検査をすっぽかしての1年間の出場停止後、世界陸上400mで金メダルを獲得した選手。

Cycling Weekly: OHURUOGU'S OLYMPIC REPRIEVE DOESN'T OPEN DOOR FOR MILLAR
goo スポーツ: オフルオグの五輪出場禁止を撤回=英五輪委

トラックワールドカップ明日開幕

2007-11-29 20:07:19 | bike
明日よりワールドカップ第1戦シドニー大会(11/30~12/2)。

今回はトレードチームが矢鱈と多く、こんがらがる。でもトラックレースチームにスポンサー様がつくのは喜ばしい。しっかり宣伝してあげて下さい。

Day 1のスタートリストが発表。

TISSOT スタートリスト&リザルト

ポイントレース 男子
飯島選手は予選第3組。バクステッド、クリス・ニュートンと同じ組だ。第2組はワンカンポー、マーク・レンショー(農協)、ジョナサン・ベリス(世界選 RR U23 3位。マン島出身)。

チームスプリント 男子
イギリス(マシュー・クランプトンクリス・ホイジェイソン・ケニー)は第11組 vs オーストラリア。
オランダは(テオ様、ムルダー、ヴェルド)12組 vs コフィディス。
日本(北津留、永井、渡邉)は第8組 vs ギリシャ。

個人追い抜き 男子
あ、バクたんがいる…。英国からはスティーヴ・カミングス

【日本】
≪中長距離≫
飯島  誠 (JPCA・チームブリヂストン・アンカー/埼玉)
盛  一大 (愛知・愛三工業レーシングチーム)

≪短距離≫
伏見 俊昭 (JPCA・福島)
渡邉 一成 (JPCA・福島)
永井 清史 (JPCA・岐阜)
北津留 翼 (JPCA・福岡)
大森 慶一 (JPCA・北海道)

≪女子≫
和田見里美 (鳥取・中京大学)

【イギリス】
Great Britain Colours
Mark Cavendish (2005 World Madison Champion)
Edward Clancy (2007 Team Pursuit World Champion)
Matthew Crampton (2007 European Champs, 2nd U23 Keirin)
Steven Cummings (2005 World Team Pursuit Champion)
Chris Hoy (2007 World Champion Keirin, Kilo & Silver Team Sprint)
Jason Kenny (2007 European Champs, 3rd, U23 Mens Sprint)
Chris Newton (2002 World Points Champion)
Bradley Wiggins (2007 World Champion, Pursuit & Team Pursuit)
Anna Blyth (2007 U23 European Champion, Keirin)
Rebecca Romero (2007 World Silver Medallist, Pursuit)

Science in Sport Team
Victoria Pendleton (2007 World Sprint, Keirin and team Sprint Champion)
Wendy Houvenaghel (4th, 2007 World Championships, Pursuit)
Ross Edgar (2007 Track Worlds; 2nd, Team Sprint & 3rd, Men's Keirin)

Team100% ME
Jonathan Bellis (3rd 2007 World Under 23 Road Championships)
Ben Swift (King of the Mountains, Tour of Britain 2007)

【オランダ】
≪中長距離≫
Robert Slippens
Jens Mouris
Peter Schep
Jenning Huizenga
Levi Heimans

≪短距離≫
Tim Veldt
Theo Bos
Teun Mulder

≪女子≫
Adrie Visser
Marlijn Binnendijk
Yvonne Hijgenaar
Willy Kanis

(photo: 6月のACCトラックアジアカップ@いわき平競輪場。マディソン3位のワン・カンポー: 左&クオ・ホーティン: 右。19歳のクオ・ホーティンは今回のシドニーW杯では個人追い抜きに登場予定。ジャパンカップにも参加していた)

サクセスストーリー&人生最大の失敗

2007-11-28 18:38:51 | bike
Revolution 17のパンフレットには、デイヴが不慣れなピストバイクでトラックレースに臨んだ話が掲載されたが、Revolution 18のパンフはアンディ・テナントの自筆コラム。

本格的なトラックレースに初参加し、おっかなびっくりで自信もなかった子が、マイヨアルカンシェル(ジュニアの個人追い抜き)を着て凱旋するまでに成長する、ありがちなプチ・サクセスストーリーだが…。その過程でアンディは大失態を演じる。

  • 2003年Revolution 1に初参戦。地元のトラックリーグに参加はしていたものの、屋内のベロドロームは初体験。
  • エリート選手に熱狂する観客、プロのスピードに圧倒される。
  • Revolution 2ではスクラッチレースで落車。お母さんが悲鳴を上げる。
  • 04/05シーズンからフューチャースターズ・シリーズ(ポイント制)に参加。少しずつ肉体的にも精神的にも自信が。
  • クリス・ホイのマイヨアルカンシェルや、ウィギンスの五輪ジャージ姿にうっとり。
  • 段々と意欲的に。お母さんに頼み込んで、毎金曜、ニューポートのトラックリーグ(※ 屋内競技場で、地元リーグよりレベルが高いんだろう)、に送り迎えしてもらう。
  • そのうちお母さんは車の中で、作戦や戦術のアドバイスをするように。
  • 勝利は突然やってくる。Revolution 7の1マイルダッシュで初優勝。この日の3レース中、2レースを優勝。
  • 04/05シーズンのフューチャースターズ・シリーズは総合2位。
  • 観戦するお父さんは、いつも緊張で10分と座っていられなくて、トイレと客席を行ったり来たり。そんな人を見かけたらたぶん僕のパパだよ。
  • 05/06シーズンはマイヨアルカンシェルを着て、Revolutionに凱旋。シニアのカテゴリーへ。

    大失態…Revolutionで初優勝したら、花束をお母さんにあげると約束していたのに、なんとこのお坊ちゃま、舞い上がったのかそんなことはすっかり忘れ、地元を同じくする女子選手にブーケをあげてしまった。お母さんはムッとしていたそうだorz そりゃそうだ。“人生最大の失敗”と反省頻りだが、取り返しがつかないよねぇ。初優勝は1回しかないもの。でもまあ、ジュニアの世界チャンピオンにもなったし、汚名は返上できただろうか。

    Andy Tennant: My Revolution: Article that was in the revolution 18 Programme 26.11.07

    (photo: BCFより。この花を他人にあげちゃったのね…。ポディウムガールはツァベル夫人ではありません←一言余計)

  • 英国人トリオはチームハイロード(旧Tモバイル)に残留か?

    2007-11-28 18:33:12 | bike
    私からすればTモバやCSCはドーピング対策に取り組む真っ当なチームなのだけど、世間はそこまで見てないとテレコムは判断したのでしょう。一筋縄ではいかない問題なので、長い目で見てほしかったけど…。

    カヴェンディッシュのエージェントは「カヴはボブ(・ステイプルトン)のことをよく分かっているし、彼がクリーンなチーム作りをするために、何をしようとしているのか理解している」と残留を匂わした。

    ウィギンスはスリップストリームへ移籍という目もあるもしれないがおそらく残留、ハモンドも年齢的に残留、というのがガーディアン紙の見解。

    Guardian Unlimited: Cavendish and Wiggins face threat to future

    CWはかなりショックを受けているシドニー出発前のウィギンスのコメントを取っている。カヴは既にシドニーへ、ハモンドは新婚旅行中。

    Cycling Weekly: WIGGINS STUNNED BY T-MOBILE DECISION

    (photo: 7/6@ロンドン)

    オランダのサイクリスト・オブ・ジ・イヤー 2007 決定

    2007-11-27 20:46:06 | T. Dekker&Rabobank
    21歳のラース・ボームの手に。

    ボーヘルト、トーマス・デッケル、クレメント、テオ・ボスを押さえ、若いボームが受賞。驚きの選考結果かもしれない。私もボーヘルトが功労賞的にもらうのかなーと思っていた。しかし、シクロクロスでの活躍、世界選U23 ITT優勝、十分受賞に値するだろう。

    新人賞はヘーシンク、女子部門はマリアンネ・ヴォス。

    Rabobank Wielrennen: 26/11: Lars Boom cyclist of the year
    telesport.nl: Lars Boom wielrenner van het jaar

    +++

    ボーヘルトは輝かしい功績を称え、ナイト爵を授かる。

    Rabobank Wielrennen: 26/11: Boogerd Knight in Order of Orange-Nassau

    (photo: telesport.nlより。勝ち気そのもののボームの面構え、いいなぁ)

    ミラー先生の自転車教室

    2007-11-26 21:28:35 | David Millar&Saunier
    一度地に落ちて、再び自転車競技と恋に落ちた男が、ちょっと綺麗でちょっと小さな香港みたいなバミューダ(by デイヴ)の子供達を相手に自転車教室。トラックで先頭交代の仕方などの基本練習を教えた。

    「子供時代はいろんなスポーツを楽しんでほしい。僕は今、幸運にも自転車競技に愛と情熱を持って携わっている。でもそれは諸刃の刃(やいば)だ。一つのスポーツに打ち込んで、支配されてしまうのはいいことではない」

    The Royal Gazette: Millar gives cycling clinics

    (photo: The Royal Gazetteより)

    ゲント6日間レース 全日程終了

    2007-11-26 17:36:24 | bike
    ゲント6日間レースは地元の英雄カイゼ&実直ドイツ人バルトコ組の優勝で幕を閉じる。

    sporzaに最終日のビデオ2本。カイゼがゴール時に喜びのあまり軽くウイリーするんだけど、それがもう無茶苦茶カッコイイ!! ホレた…(そしてすぐ忘れる) カイゼのお父さん(右)は若そうだなー。う~ん、、、おとうさんも一緒にホレとくか!?(←てきとー)

    Keisse wint de Zesdaagse in de ploegkoers(←右上の“video”から。“wedstrijdverslag”がレース、“reactie Keisse”がカイゼのインタヴュー)

    ウィギンス ‐ カヴ組は反省した方がいい。調整レースとは言え、金を払って足を運んでいる観客に失礼だ。カヴは浮かない表情だったので、自分の不甲斐なさが応えたでしょう。ベルギーの客は目が肥えている。罵られもしたかも。いくらスターでも、練習を積んでこなきゃ箸にも棒にもかからないということが私もよーく分かりました。この苦い教訓を今後に生かしてね。

    ≪ゲント6日間レース 最終リザルト≫
    1 KEISSE / BARTKO 402ポイント
    2 RISI / MARVULLI 407ポイント (1周遅れ)
    3 STAM / SLIPPENS 317ポイント (1周遅れ)
    4 DE KETELE / VILLA 244ポイント(8周遅れ)
    5 BEIKIRCH / MOHS 216ポイント(8周遅れ)
    6 MERTENS / MULLER 136ポイント(15周遅れ)
    7 ROBERTS / HESTER 203ポイント(24周遅れ)
    8 DE FAUW / AESCHBACH 285ポイント(26周遅れ)
    9 LAZAR / KANKOVSKY 178ポイント(33周遅れ)
    10 WIGGINS / CAVENDISH 172ポイント(39周遅れ)
    11 COCQUYT / DENEEF 109ポイント(46周遅れ)
    12 STROETINGA / PRONK 136ポイント(48周遅れ)
    13 SCHETS / DEPOORTERE 140ポイント(82周遅れ)

    +++

    UIVカップの優勝はイギリスのケノー ‐ ブライス組。

    ≪UIVカップ(U25 若者レース)最終リザルト≫
    1. Kenaugh / Blythe 82ポイント
    2. Subrt / Mixa 52ポイント
    3. Tuytens / Van der Sande 96ポイント (1周遅れ)
    4. Morkov / Ranneries 13ポイント (1周遅れ)
    5. Marquet / Schibli 41ポイント (2周遅れ)
    6. Vlasselaer / Van Immerseel 11ポイント (2周遅れ)
    7. Mertens / De Winter 48ポイント (4周遅れ)
    8. East / Simes 14ポイント (5周遅れ)
    9. De Fauw / Sprengers 8ポイント (11周遅れ)


    英国のにーさん達はだらしなかったけど、君らはよく頑張りました。
    左: アダム・ブライス、右: ピーター・ケノー共に18歳。


    (photos: Yahoo! Sport、ANPより)

    道の囚人・板の囚人

    2007-11-26 17:29:00 | David Millar&Saunier
    2004年のアテネ五輪前、デイヴィッド・ミラーが語った夢。

    「イギリスでは自転車競技はマイナー。ツール・ド・フランスでステージ優勝しても、それほど注目されないんだ。でももし僕がオリンピックでロードTTと個人追い抜きで金メダルを獲ったら、自転車競技に国民は興味を持ってくれるかもしれない」

    勿論これはコフィディス・アフェア前の発言で、自らこの夢と希望を踏み躙ったのだけど。DMがやらなくともブラッドリー・ウィギンスがアテネで3種目のメダル(金: 個人追い抜き、銀: 団体追い抜き、銅: マディソン)獲得という偉業を成し遂げ、女王様から勲章も授かった。

    +++

    2007年、ツール・ド・フランスのオープニングセレモニーで、五輪メダルの威力をひしひしと感じた。ロンドンの観衆はウィギンスの登場に熱狂した。TdFのステージで3勝“も”あげているミラーより。正直、ちょっとした衝撃だった。元ドーパー故の冷遇というのなら、逆に納得するんだけど(苦笑)。そんな前科さえよく知らないんだろう。ミラーに対しては、普通に地元選手への温かい拍手といった感じ。ウィギンスは五輪メダリストというヒーローそのものだった。Nacoさんの記事(2007.11.15 選手とコーヒー & 選手と音楽)にもあるように、北京の結果次第ではナイト爵も夢ではないだろう。

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    巷ではウィギンスとカヴェンディッシュがTdFを回避し、北京五輪に集中することが話題に。ウィギンスは“予定通り”だけど、カヴはTdFに後ろ髪を引かれる思いがあるのかな?

    mas.ciclismo小ネタ通信: イギリス勢は”ツールより五輪”(レキップ発)
    telesport.nl: Wiggins en Cavendish schrappen Tour(オランダ)
    BBC SPORT: GB pair ditch Tour for Olympics(イギリスBBC)
    Cycling Weekly: WHY OLYMPIC GOLD IS WORTH A CLUTCH OF TOUR STAGES(イギリスCW)

    日本人だからよく分かる。オリンピックこそ頂点。世界選手権は10連覇すれば英雄?

    CWは相変わらずシニカルな分析。「プロのローディならグランツールが頂点だろ? そりゃトラックの最高峰は4年に1度のオリンピックかもしれないけどさ。小国のトラック選手をこてんぱんにやっつけ、五輪メダリストの看板がそんなに欲しいか? そうさね、TdFは毎年あるさ」とこんな感じで半ば自虐的(苦笑)。

    トラックW杯第1戦となるシドニー大会(11/30~12/2)にはなんと400人超の選手が登録。北京五輪の出場枠獲得のためだ。トラックマニア氏のレポートでも、主催者はてんやわんやの状態らしい(デュッセルドルフ通信: ヨーロッパライダーたちも準備万端。ワールドカップシリーズ開幕、まもなく!)。

    UCI Track Cycling World Cup - Sydney AUSTRALIA(シドニーW杯公式サイト)
    ウィキペディア: 北京オリンピックにおける自転車競技(出場枠etc.)