HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

The Sisters from Oz (姉妹よ!!)

2014-10-07 17:16:27 | trip to South Korea 2014
2014ジュニアトラック世界選、スプリント金メダル、500mTT銀メダル、ケイリン銀メダルのコートニー・フィールド(オーストラリア)は、ポスト アナ・メアーズの呼び声が高い逸材。

光明(クァンミョン)のベロドロームの観客席は、選手の父兄も少なくなかった。

特にオーストラリア!! ベルギー、デンマーク、ニュージーランドなどの家族もいたが、断トツオーストラリア。そりゃあ、強いし、まあまあ近いってこともあるだろうけど、熱心なんだよねぇ。

次世代の短距離女王、コートニー・フィールドは、親御さんと妹さんが来ていた。

両親は娘を熱く応援していたが、妹はクールな佇まい。中学生ぐらいだろうか。コートニーとよく似て可愛らしいが、華奢でトラック・スプリンターという感じではなかった。自転車競技はやってないのかな? でも姉上の表彰式の時は、スマホで撮影したりして、なんだかんだ嬉しいんだろうなと、微笑ましかった。

+++

ジュニアトラック世界選、最終日。

ベロドロームの客席に、隻腕のおっちゃんがいた。

金網によじ登って係員に注意されたり、熱く韓国人選手を応援したりと忙しい人だった。

何故か中盤だけ、ベルギー人のようにホイールを掲げて応援していた。序盤と終盤は持っていなかったので、「その車輪、どっから持って来たんだよ!?」的な深い謎に包まれつつ…。

韓国の体育学校の学生さん達(←たぶん)に話しかけ、盛り上がっていたので、自転車競技が大好きなんだろうし、悪い人でもないんだろうとは感じた。日本の競輪場にもよくいるタイプだしね(苦笑)。

ただ、こちとら言葉も分からない異邦人なワケで、絡まれたくないな~とは思った。

せわしなく、うろつきまくってたおっちゃんだったが、ふと見たら韓国人の若人たちの近くに座って、大人しく観戦していた。ほっ。。。

暫くしたら、またおっちゃんの声が聞こえるので、顔を上げると…。ぎょぎょーーー なんと選りにも選ってフィールド妹に絡んでいる!!

正直、多感な中学生ぐらいの子が、海外で一見柄が悪そうなおじさんに話しかけられるのってちょっと怖いよね。

ところがフィールド妹は、動じることもなく、おっちゃんがあーだこーだ言うことを一所懸命聞いてあげているのだ。

優しい子なんだなぁと思った。そして、肝っ玉が据わっている。

「あまり自転車競技には興味ないけどお姉ちゃんが世界大会に出るから冬休み(←豪州)だし家族旅行がてら両親と韓国まで来ました一応」といったテンションの低さを妄想していたが、優しい心根にじいんとした。

+++

帰って来てから知ったコートニー・フィールドの妹に関する衝撃の事実。

何と妹も自転車選手だった。

それもU15の200mフライングTTのオーストラリアレコード(12秒793)の持ち主。



血は争えない。あんなにひょろっとしているのに、トラックスプリンターだったのか。

それだけでは済まなかった。

コートニーの妹、アラナ・フィールドは、先月のU15豪州ロードナショナル選RRとクリテリウムで優勝。

短距離も長距離も強い。スプリンターかクライマーかと問われ、まだ決めていないと答えたレザ(ヨーロッパカー)状態なのか? 否、トラックスプリンターとロード選手は、全くの別物だ。

ただコートニーもU15の頃、豪州ロードチャンピオンになっているので、何でも出来るけどやっぱり…ってことになるのでしょうかねー。

写真はお姉ちゃんがスプリントで優勝した時。


お父さん、国旗を持って待ち構える。


娘、キターーーーー!!!!!


ハグハグハグハグ


娘、ウイニングラン!!


(photos by kumataro)

Token of Friendship? (友情のしるし?)

2014-08-29 10:11:28 | trip to South Korea 2014
ポルトガルの双子、オリヴェイラ兄弟のジュニアトラック世界選後の母国でのロードレース。

結果は、双子と同じチームの選手ワンツー。

双子には、レース前に世界選での活躍を湛えるトロフィーが授与される。たぶん。

Circuito S. Paio de Oleiros - Juniores


動画を見たまんまのことしか分からないので、定かではないのですが。申し訳ない。

で、注目したのはイヴォ・オリヴェイラ(ジュニア個人追い抜き世界チャンピオン)の手袋。

何故か、オーストラリア・ナショナルチームのサイクリング・グローブなのですよー。

想像するに。。。

一緒にポディウムに立った、個抜き3位の豪州人と交換したのかなぁなんて思った。サッカーの試合後にユニフォームを交換するように。お互いの健闘をたたえ合う友情の証。

そういえばいぬたろうは、オーストラリアとポルトガルはホテルの宿泊階が同じなんじゃないかって言ってた。

オーストラリアは大所帯だけど、ポルトガルは4人(選手2名+マッサー+監督)だし。

実際我々も大所帯のニュージーランドと同じ階で、廊下で寝そべってスカイプしてるニュージーランド人(←実家の廊下かよ!w)や、廊下の手摺り一杯にに洗濯物を干す自由なチーム・ニュージーランドと生活を共にした。

廊下にはマッサージオイルの香りが充満し、各部屋のドアは全開のことが多いし、「夜11時過ぎたら騒がしくしないように。下の階の人が迷惑している」なんて張り紙がエレベーター前にあったり、すごい“部活の合宿”感だった(苦笑)。自転車競技ファンだから、この状況を楽しめるが(かえって好都合?)、何も知らずにあの期間にあのホテルに宿泊した人は驚いた人もいるんじゃないかなー。

まあそんな感じだから、国は違えど同じ選手同士ならすぐに仲良くなるだろう。双子は英語も達者だったし。

仲良くなって、お近づきの印にプレゼントし合ったのかも…なんて違うケースも想像した。



+++

わざわざ自国のレースでオーストラリアの手袋をはめているってことは、何か意味があるのよね。

ジャージだと、交換しても公式の場で着ることは難しそうだが、グローブはいいアイディアだ。

スポーツにはカネやクスリが絡んだり、人生の縮図のような残忍な一面もあし、爽やかさだけではないけれど、「友情」や「フェアプレー」は高揚感と共に魂が浄化されるわ~。

と、勝手に盛り上がったところで、双子が豪州の悪ガキに手袋やジャージを法外な値段で売りつけられた…なんてブラマーティー@ジャパンカップなオチがあったら泣きます。。。

2014-2015 Track Worlds & Cups (トラック世界選&W杯、ホスト国発表)

2014-08-21 20:07:21 | trip to South Korea 2014
やっと2015トラック世界選のホスト国が決まった。オーストラリアなんて噂もあったけど、フランスでしたー。開催日程は2015年2月18日~22日。フランスは入札から降りたとか、メルボルンとアグアスカリエンテス有力とか、噂は全く当てにならん(苦笑)。あっ、パリって噂もあったからフィフティ・フィフティか(意味不明)。

会場はサン=カンタン・アン・イブリーヌにある新・ベロドローム。シャルル・ドゴール空港から車で約1時間(調べるなよ~)。

UCI: UCI Track World Championships 2015 awarded to Saint Quentin en Yvelines, France
Le Vélodrome National de Saint-Quentin-en-Yvelines: サン=カンタン・アン・イブリーヌ ナショナル・ベロドローム 公式サイト

トラック・ワールドカップは、第2戦のロンドンだけ先に発表されていたが、第1戦がメキシコ、第3戦がコロンビア。2014~2015シーズンもアジアとオセアニアはなしですか。

第1戦 グアダラハラ(メキシコ)2014年11月8日~9日
第2戦 ロンドン(イギリス)2014年12月5日~7日
第3戦 カリ(コロンビア) 2015年1月17日~18日

ロンドンは3日間開催だけど、メキシコとカリは2日間開催なのねー。

+++

2014~2015シーズンの私の関心事は、ポルトガルの双子の動向である。出られるかなー。


ポルトガルのブースでくつろぐ双子@ジュニアトラック世界選
イヴォ・オリヴェイラ(L)&ルイ・オリヴェイラ(R)
扇風機があるけど、ホントにベロドローム内が暑かった!!(泣)


メルボルンの落選にがっかりを隠せない(違)ボクシングカンガルー@ジュニアトラック世界選
実は、団体追い抜き金メダリストでオムニアム銀メダリストのサム・ウェルスフォードのご家族の私物です


双子には、キャメロン・マイヤーみたいな飛び抜けたトラックの才能はないのかもしれない。

ただ、並々ならぬ情熱や野心を感じるのだ。

オムニアムに出場していたイヴォは、エリミネーションの時に落車に巻き込まれて負傷。

めっちゃ痛そうで、これは再乗はどうだろうって様子だった。そこを気力と根性を奮い立たせ、戻ろうとしたんだけど、コーチのアピールが弱かったのか、時間がかかり過ぎたのか、エリミはDNFの1点となってしまった。その時も悔しそうで、悔しそうで。パッションを感じましたよ。

オムニアムの最終種目のポイントレース。イヴォは落車の影響があったのか、目立った動きは出来なかったが、新ルールのお陰で3位争いが白熱した。

キャメロン、戻っておいでよトラックレースに。

オムニのポイントレースで4ラップぐらいすれば、リオ五輪の金メダルも夢じゃない。

否、勝った奴のスコアを見ると、やはり不得意はないんだよねー。

千トラは兎も角、フライング・ラップをするマイヤー兄とか想像し難い。

オムニアム新ルールを目の当たりにし、そんなことを妄想。

(photos by kumatao)

Souvenir from South Korea (韓国土産)

2014-08-20 00:27:50 | trip to South Korea 2014
まあ、ないかなぁとは思ったけど、ジュニアトラック世界選グッズというものは売られてはいなかった。

なので世界選関連の物は、無料のパンフレットだけだ。



大会グッズなんて、色々あったらあったで「こんなグッズ、いらねー」とか選り好みするのに、なきゃないで淋しいものだ。

+++

そんなワケで、観光にも行かなかったので、買い物をしたのはホテルの近所のスーパーマーケットとドラッグストアぐらいだ。

最後に、余った現金(←約8,000円分)を使い切る為、空港の売店や免税店で、キムチや化粧品を買った。

そしたら、700円ほど足が出てしまった。「こういう場合はカードで払えますか?」と免税店の店員さんに聞いたら「日本円でもいいですよ」と。

「でもお釣りは、ウォンになっちゃうんですよね?」
「円の小銭もあります」
「!!!!!」

1,000円札を払って、お釣りを日本円の小銭でもらう。驚いた。

ていうか、普通に日本語で会話してたわ~。

+++

スーパーやドラッグストアでは。。。



日本のジップロック・コンテナのふたは、青しかないが、韓国のはピンクや緑があると聞いていたので買った。

特に使うあてはないんだけど(苦笑)。



北京に行った時、中国人が持っていた水筒と同じようなものに韓国で出会う。

お茶っ葉を中に入れても、上に網がついているので、口に入ってこない優れもの。

ただ、日本のお茶ってお湯に浸かりっぱなしだとどんどん苦くなるよねぇ。更に飲み干しても、日本では注ぎ足すお湯を当たり前のようには入手できないし。どんなシーンで使えばいいのだろう(←郷愁だけで買った…)。


そして、これはジャケ買い。餅をつく男に萌え。



エンゼ○パイのマシュマロの部分が餅的なヤツ。餅と言うより求肥かな。味はヤバそうってレトロなパッケージだが、意外と美味しかった。

そして最後はドイツのお菓子。



一見、意味不明に思われるかもしれないが、これはツール・ド・スイスのスポンサー、ストーク社のチョコなのである~。

日本で探しても見つからなくて、ソウルで出会う。

安くはなかったと思う。普通に日本で売ってる輸入物の値段と同じ感じ。

+++

8月17日のエントリを誤って消去してしまったようだったのですが、なんとか復活させました。

Travelling on the Cheap? (期せずして貧乏旅行)

2014-08-18 20:17:39 | trip to South Korea 2014
3泊4日の旅。初日の空港で3万円を両替して(100円が1000ウォンぐらい。分かりやす~い)、使ったのは22,000円。二人分である。ホテル代(素泊まり)はクレジットカードで前払い。買い物や食事にクレジットカードは使っていない。現金支出は、最終日は帰るだけとして、22,000円を6で割って(3日×2人)、1日の1人の生活費が約3,700円。お土産代込み。う~ん、リーズナボー。

何故こうなったのかと言うと、初日、ベロドロームの食堂で昼食をとった以外、一度も外食していないのだ。朝・昼・晩すべて、コンビニ、スーパーマーケット、肉まん屋、ホカ弁屋のどれかで調達した。

あ、日本以上に高いスタバには2回も行ったけど(苦笑)。

【こんな食生活】
前夜にコンビニで買ったおにぎりが第2日目の朝食。部屋の電子レンジで温めて食べた。部屋に電子レンジや湯沸かし器完備なのが、外食しなかった理由の一つでもある。




2日目の昼食は、スーパーで買った海苔巻。寿司飯ではなく、普通のご飯で、海苔はゴマ油風味の韓国海苔。



ホテル最寄駅(九老デジタル団地駅)近くの肉まん屋さんの豚まん、キムチまん、天ぷら。初日の夕飯はここのあんまんと豚まんだった。



カ○ビーのかっぱえびでんではない。パクリすぎだろー(苦笑)。



3日目の夕飯はホカ弁屋のプルコギ弁当。昼間も(←下見した)夜もホカ弁屋さんは繁盛していた。ビジネス街故か、お店のおばちゃんは英語が達者だった。

結局、焼き肉食べられたんだから満足。



ベロドロームの食堂前の、デジタルフォトフレーム風の看板。



食券売場には文字のメニューしかないので、この看板をタブレットで撮影して、食券売場のお兄さんに「これを下さい」と指さすのだ(←いぬたろう発案)。あったまいいー!!

で、冷麺を食べたかったいぬたろうは(←場内が暑かったから)、右上を注文したんだけど、温そうめんでした(笑)。

私は左下のビビンバ。ちゃんとビビンバだった。

+++

勝手が分からないし、もちろん韓国語も読めないから、どこへ行ってもモタモタしちゃうんだけど、総じて皆かなり親切だった。で、若い人は、英語がOKな人も多い。

ホテルのスタバでは「メニュー見せて下さい」と英語で言ったら、1回目は英語のメニューを見せてくれたんだけど、2回目はなんと日本語メニュー。

更に日本語で「少々、お待ちください」と言われてビックリ。

ホテルのフロントにも日本語が出来るスタッフがいて(それも複数名!)、驚いた。決して観光地ではないのに。

How to Get to the Gwangmyeong Velodrome (ベロドロームへの行き方)

2014-08-17 19:40:08 | trip to South Korea 2014
【光明Speedom(ジュニアトラック世界選を開催したベロドローム)への行き方】
  • 地下鉄7号線光明サゴリ駅下車。
  • 4番出口から出て、まーっすぐ道なりに南下すること1.8km。徒歩27分ぐらい。
  • または、4番出口から2、3分南下したところにバス停があるので、そこから6637番のバスに乗車。6つめぐらいが光明Speedom真ん前のバス停。車内は、電光掲示板や英語の車内放送があるものもあるが、ないものもある。そんな時は、韓国語の車内放送に全神経集中!! まあ、一つ乗り過ごしても、ベロドロームは大きいから、見失うことはないと思う。
  • 帰りはベロドロームの正面口を出たら北上。交差点で右側に渡り、しばらくするとバス停がある。ここのバス停からだったら、行きに乗った6637番だけじゃなく、全部が光明サゴリ駅を通ると思う。
  • 実はタクシーだと片道300円ぐらいらしい。
  • Googleマップが使えねー。通りの名前や駅名はアルファベットなんだけど、建物とか表示がほとんどハングル。ただ、バス路線を調べるのには威力を発揮する。日本語表記のある「韓国地図コネスト」との合わせ技がいいんじゃなかろうか。

    とまあ、たかが3日間でソウルの公共交通機関に精通した気分だが、実は正確には“2日間”なのだ。

    +++

    ホテルのロビーに世界選案内デスクと、こんなホワイトボードがあった。



    スタッフのおねえさんに「世界選を観に来たんですけど、このシャトルバスというのはベロドローム行きですか?」と尋ねたら、親切に説明してくれ、乗る時も「あのバスですよ~」とロビーから外で待っていた我々にジェスチャーで教えてくれた。

    バス待ちの時、ポルトガルの双子の片割れを発見。

    「あなたはポルトガルの選手ですか?」
    「そうです」
    「個人追い抜きで優勝した?」
    「あれは僕の兄弟なんですよ」
    「双子なのよね!! じゃああなたはスクラッチ3位の選手ね。銅メダルおめでとう!」
    「ありがとうございます」
    「次のレースは何? オムニアム?」
    「オムニアムは兄弟が出ます。僕はキロTTとポイントレース」
    「ええっ!? あなたがキロTT!!(笑)」
    「:) :) :)」←微笑み

    ※ ひょろひょろのエンデュランス系の選手が千トラなの!?って意味で笑ってしまったのだが、ルイ・オリヴェイラの今回のタイムは1:04.871で7位。中長距離選手にしては得意なのねー。ポディウムの面子はこんなにガチムチな訳で(苦笑)。

    めっちゃ性格が良さそうな選手だったーーーーー。英語も達者なのよ~。私のトホホな英語を一所懸命聞いてくれた(優)。ルックスも華があるし。


    Rui Oliveira (L) & Ivo Oliveira (R) ポルトガルの空港の凱旋記念写真らしい(photo: Ciclismo a fundoより)
    ルイがスクラッチ3位、マディソン3位でイヴォが個人追い抜き優勝とマディソン3位


    マディソン表彰式後のふたり(photo by kumataro)


    たっぱもあるし、ライディングフォームが美しい双子(photo by kumataro)


    3位だけど国旗掲げてのウイニングランやっちゃうしーw(photo by kumataro)


    そんなワケで、気になっていた双子に遭遇できるし、シャトルバスはあるし、ベロドロームは場外もやっていて変な混み方(←世界選も見るけど、大事なのは別の場所でやってるレースな競輪客w)はしているんだけど、それがまた面白かったりして、それにやっぱり世界選って楽しいなぁと大満喫した第1日目だった。

    しかし、帰りのシャトルバスでとんでもない事態に…。

    当たり前のようにバスに乗り込んだら、運転手さんに何か言われた。

    見るからに我々、一般人だものね。ほかの乗客は選手とかコーチ。私はホテルで貰ったシャトルバスの時刻表を見せながら「ここのホテル行きですよね? じゃあ大丈夫、大丈夫」と運転手を納得させた。

    どっかりとシートに身を委ねていたら、女性スタッフが乗り込んできた。明らかに当惑の表情を浮かべている。

    「すみません。あなた方は…?」
    「ええっと、我々は○○ホテルの宿泊客で、世界選の観客です。今日、ここへ来る時に、このシャトルバスをホテルで紹介されました。だから乗っています…」
    「申し訳ありませんが、このバスは選手とコーチ用なのです。恐らく、ほぼ満席に近くなります。それに安全上の理由で、関係者以外は乗せられないのです」

    すぐさま立ち去るべきだった。しかし、往路でバスを利用したため、帰り道が不安だった。下調べもしたし、一本道なのは知ってるけど、外は真っ暗闇だ。

    「そうですか…。最寄駅はどちらの方向ですかね? ベロドロームから“徒歩30分位”(←強調)と聞いたのですが…」
    「ええっと…」←スマホで確認しようとするがおねえさんも要領を得ず

    すがるような私の目に、おねえさんは同情したのだろうか。「満席にならなかったら、乗っててもいいですから。そもそもこちらが教えてしまったワケで」

    +++

    そんなこんなで、放り出されることなく、ホテルまで乗せてくれた。

    本当に申し訳ありません(土下座)。ありがとうございました。


    妙にムーディ~な照明のシャトルバス車内。。。
    今は笑えるけど、この時は針の筵状態でした(涙)


    +++

    すごい双子発見と興奮したが、ポルトガルでは既に滅茶苦茶期待されているのかも。出迎えの空港にはマスコミも押しかけていた。ツール・ド・フランスでのルイ・コスタへのファンレターは断トツに多いのは、思う以上に自転車競技人気はポルトガルでは高いんじゃないかと感じた。

    双子はアイドル・フェイスだし、ロードでも活躍すればポスト、ルイ・コスタになりそうだ。アゼベドも若い頃は美少年だったし。髪型が後にナチュラルな変遷を遂げるけど(不吉)。

    ルイ・オリヴェイラは屈託なく笑うけど、イヴォ・オリヴェイラは澄ました感じで写真に収まっていることが多い。歯の矯正をしているからかな? 二人とも程よい感じで目立ちたがり屋で、気持ちは世界に向かっている。

    ロードのネイションズ・カップではまだ大きな成果を上げていないが、これからどうなっていくか楽しみだ。

  • Returned to Japan from Juniors Track Worlds (クァンミョンのベロドロームは熱かった&暑かった)

    2014-08-14 19:13:57 | trip to South Korea 2014
    昨日、ジュニアトラック世界選観戦旅行(韓国)より無事帰国。楽しい4日間だった。

    行く前はいろいろ悩んだ。

    まず親の病気のことで、気持ちが沈む日々が続いていた。こんな状態で海外旅行が楽しめるのだろうか?

    あとバンクが333mで、写真を見る限り、前橋か北九州かって感じで(苦笑)。250mの方が好きなんだけどなぁ、とか。

    反日感情も気になった。それに私、韓国ドラマやKポップ・スターのこととかあまり知らないし。

    でも当分、欧州や豪州など遠隔地の現地観戦は出来そうもない。こんな時に、隣国で世界選が開催されるなんてラッキーなことなんだと思い、旅行を決めた。

    +++

    梶原選手のポイントレース銀メダル、ポルトガルの双子、二人合わせて4個のメダル(スクラッチ、個抜き、マディソン)、双子の片割れとお話をした、チーム・ニュージーランドと部屋が同じ階で「ジャージ、更にかっこよくなったなー!」と言ってやった、オーストラリアの選手の家族の異様な多さ(笑)、ベロドローム雨漏り等々、盛り沢山なジュニアトラック世界選だった。

    そして私達は、初日にとんでもないことを…。これまでの観戦旅行含めての、最大のやらかした事件かも(泣)。

    勘違い(と言うか手違い?)で、選手バスに乗る羽目に。正直、冷や汗ものだった。

    その顛末は、また後日。。。

    +++


    ホテル入口
    右はシャトルバス(宿→ベロドローム)を待つベルギー人選手


    光明Speedomの中は前橋か北九州って感じ
    場外もやってたし


    ベロドロームの外観
    韓国国旗がこれでもかってぐらいデカい


    スクラッチレース表彰式(photo: Veloresultsより)
    双子その1 Rui Filipe Oliveira (右)


    個人追い抜き表層式(photo: Veloresultsより)
    双子その2 Ivo Emanuel Oliveira (中)


    ポルトガルの双子@マディソン
    こちらはオムニアムで落車し腕に包帯のIvo Emanuel
    そっくりなのよ~(そりゃ双子だから)


    Rui Filipeのサインもらった ←遣りたい放題ですみません、、、


    (photos by kumataro [Veloresults以外])