HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

ミラノが待ち遠しい!

2011-05-26 20:52:49 | bike
昨年のジロ・デ・イタリアの最終日は、200m級の丘がある15kmの個人TTだった。

キャメロン・マイヤーは8位。

そして今年の最終日は、ド平坦31.5kmのITT。マイヤーが得意とする距離で「ミラノではやったるでー!!」と言っております。否、お上品だからそんな言い方ではなく「30km平坦のTTは私に合っていますし、昨年の8位を上回れたらと思います。頑張りたいですね」って感じ。

Velonation: Cameron Meyer: “I’m looking forward to the final week of the Giro”

うは~♪ 楽しみー。

そんなワケでスーパーで「ミラノ」という名前のクッキーを買ったら、何故か米国産だった...orz

欧米で「トーキョー」とか「オーサカ」という名の日本料理の店に入ったら、店主は中国人とかベトナム人だったみたいな。。。


2011 Giro d'Italia Stage 16
山岳TTはHDを25%と考えマイペースで走ったマイヤー


(photo: [下]Team Garmin-Cervélo 公式サイトより)

泣いて笑って喧嘩して

2011-05-26 17:34:10 | bike
ジロ・デ・イタリア第17ステージ後のRaiのトーク番組。勝者のウリッシと降格のヴィスコンティが担ぎ出され、両者の言い分を聞いたりしている。カヴとペタッキの時と同じようなシチュエーションだ。

大体、こんな微妙な状況で、勝者はまだしも、不満たらたら、まだ頭も冷めていない方も出演してしまうのが不思議だ。断れないんだろうか。ある意味、滑稽なんだよなー。頭に血が上っているサッカーの監督とか、試合後のインタヴューに来ないこともあるのに。

21歳のネオプロは、表面上は動揺するでなく、しれっとしている。冷静だ。ゴールスプリントの時もそうだった。ヴィスコンティに小突かれてるにもかかわらず。あどけなく無垢な感じの外見だが、案外、根性悪いのかも(←したたかという意味)。

一方、ヴィスコンティは、何やらぶちぶちと訴えるも、「やっぱ、お前が悪いわ」「まずいだろ。アレは」「どー考えても無理!」と、解説者・ゲスト達が口々に駄目出し(←想像)。もう最後は半ば涙目。無理矢理のように二人は握手させられ、ウリッシが先に退場。

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十数年前のイタリア旅行。観光バスに乗っていたら、合流車線から、小さな自家用車(スマートかな?)がバスに体当たりしてきた。バスは悪くない。普通のスピードで真っすぐ走っていた。そして、バスの運転手 vs 自家用車の父子の罵り合いが始まった。ガイドさんがそのバトルを実況解説。

「お父さんが『どうしてくれるんだ、この野郎!!』と言っております。おっと、うちの運転手は汚い言葉を使って反撃。日本語だと、馬鹿野郎とか糞ったれでしょうか。あ、お父さんが『これ、新車なんだぞ』と。新車ならもっと大切に乗ればいいのに…。『こっちは客を乗せてるんだ。ここじゃ話にならねえ。ついて来い!』と言ってます』

この時間が結構長かった。上へ下への大騒ぎで口喧嘩した後、父子の小さな車(←大破ではないが、壊れております)は、でかい観光バスの後ろを素直にちょこちょことついて来る。

ガイドさんが言った言葉が印象的だった。

「なかなか謝らないんですよ、こっちの人は。でも一旦謝ったら、もうそれ以上責めないんですけどね」

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ヴィスコンティは謝ってないと思うけど(苦笑)、駄目出しされてしょんぼりしていたら、「まあ、次頑張れよ」といった感じで、慰めている人がいたのがこの国らしい温かさなのかな、とちょっと思った。