黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
子供に大人気、オープンシーズン
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米国では9月に封切りになっていたのに、日本ではずっとおあずけ。待ちに待ったこの映画を、12月9日の日本公開に先駆け試写会を見る機会を与えられた。正装して出かけたのは言うまでも無い。劇場では、活発で映画以外にも好奇心いっぱいの子供たちが行動的に走り回っている。最近の子供たちは親の管理を離れ、自分で考え本能的に行動できるようだ。頼もしい。元気な声が四方八方十六方から心地よく耳に飛び込んでくる。
映画は、小さいときから人間に飼われたヒグマのブーグが自然に帰るまでを描いたものである。物語は狂言回しを演じる鹿のエリオットがブーグに、人間に飼われるをやめて自分のルールで生きようと説得するところからはじまる。自然に帰ろうではないところに皮肉が利いてて面白い。
ブーグとエリオットは一緒に山に送り返されるが、最初は町に戻ろうとする。しかしちょうど狩猟の解禁になるという危機を、森の動物たちと切り抜けていく。二時間の内容をこのように簡潔に表現できるのは、贅肉をそぎ落とし、練りに練った、洗練の極みともいえる脚本の存在があったからであろう。
上映は字幕版と吹き替え版があるが、今回は吹き替え版であった。ブーグはデブちゃん石塚が吹き込んでいる。体型からも最適のキャスティングで、声の質もぴったりである。スカンクはHI HI PUFFY AMIYUMIで一寸怖そうなおねーさんの感じがよく出ている。字幕を読まなくてよいのは楽だ。テレビで見ている雰囲気になる。勿論皆さまには是非劇場までお運びください。
野生動物と人間とのかかわりという現代的な問題を提起し、作品にまで仕上げたという先見性に頭が下がりっぱなしで、十円玉が落ちてたら決して見逃すことは無い。大人の鑑賞にも十分堪えると思う。実際、劇場には子供達のほか、50代後半と思える、所在無さげな大人が大勢いた。いよっ御同輩。
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