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スカートとスキーの丈

 「女性が色々な服を持っている必要は無い。黒のドレスと、そばにいい男がいればそれだけで十分」と有名な服飾デザイナーが言ったらしい。

 残念ながら、この地では男性の進化が遅れていて、十分にいい男の供給が出来ていない。そこの黒ずくめのお嬢さん、今しばらくお待ちください、責任持っていい男を捜します。でもそれまでは、もう一寸カラフルな格好をしてもらえませんか?周りが明るくなりますし。

 一昔前、男性のスーツ姿を見てどぶねずみ色などと、からかわれました。今、女性の服装を見ると黒とベージュのオンパレード。勿論、それにいい男がいれば問題なしですけれど、そりゃ無いものねだりってものでしょう。すいません、開き直っている訳じゃないですけど、、、

 黒とベージュを中心に買っておくと、組み合わせも自由になるし、バリエーションに幅が出る、ですか。いけません、それでは安易すぎます。このブラウスにはこのスカートしか合わない、と言う究極の組み合わせファッションを見せて欲しいのです。色々買って、色々試して、センスを磨き上げ、同時に日本経済の底上げに貢献していただけると非常にありがたいのです。

 オンワードのバーゲンに行ってきました。衣服はずっと、年に二回あるこのバーゲンで仕入れていました。昔は田町の自社ビルでやっていたのですけれど、今はビックサイトの国際展示場でやっています。

 いつも開場前にずいぶん並ぶので早めに出かけたのですけれど、拍子抜けするほどの人数しか並んでいません。中に入っても、すいすい歩けます。昔は歩くのも大変なくらい混雑していたのです。試着室も殆ど並んでません。レジもがらがら、昔はレジだけで一時間以上かかったものです。

 何が起こったのでしょう。景気が良くなって、もうバーゲンには行きません、デパートで沢山買っています、ならいいのです。

 流行に踊らされるのでなく自分自身のスタイルを持ち、厳選されたワードローブで、どんな場面でも賢く乗り切るコーディネート、と言うのは何度も言うようですけれど、いけません。流行に乗り、流されて欲しいのです、日本経済の為にも。

 昔、スカートの長さの流行が毎年変わりました。去年はやった丈のスカートなど冗談じゃない、今年ははけないわ、という気風のいいお嬢さんは、いったいどこへ行ってしまったのでしょう。

 女性だけそんなことを言われる筋合いは無い、と憤慨しているあなた、男性だって流行を追って、日本経済に貢献しています。

 写真をご覧ください。ここ数年で購入したスキーを左から古い順においてあります。微妙に長さが違うでしょう。そう、毎年流行の長さが変わるのです。スキー店の店員の話は毎年同じです。「ワールドカップを見ても分かると思うんですけれどー、用具が改良されてー、平均5センチぐらいー、長さが長くなってますー」あるいは「ワールドカップを見ても分かると思うんですけれどー、用具が改良されてー、平均5センチぐらいー、長さが短くなってますー」

 スキーなんて技術9、用具1だ、と思うのだけれど、最新のスキー板ですと言われれば、どうしても欲しくなる。一日も早く、流行に踊らされるのでなく、自分自身のスタイルを持つようになりたいと思っています。先は短いぞ、と言うのは大きなお世話です。
 

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