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昨日?そんな昔のことは覚えちゃいない

 blogを書いていると読者調査は、はずせない。車屋そば娘に聞く。「『ライアンの娘』って知ってる?」古い映画の話です。「知ってるわよー」ふむ、反応はよし。「マレーナ」に話をつないで、熱く語ろう。「それ、テータム・オニールでしょう」はあ?息を吸い込んだまま、背筋から肩にかけて硬直する。頭の中が波間に漂い始める。何いってんだ、こやつは。あんなデブチンじゃないぞ、サラ・マイルズだよ。もう君にはマッケンロー。

 「『ペーパームーン』に親子で出てたのよね、あれ良かったわ」 ???????? そりゃ「ライアン・オニールの娘」でしょう。「ペーパームーン」はモノクロ映画だから古いと思うかもしれないけれど、1973年製作だからほぼ同じ時代なんですね。

 最近モノクロ映画のDVDがスーパーの棚に並んでいる。「マルタの鷹」や「三つ数えろが」450円、ボギーの大安売りである。そして「ローマの休日」も。

 これは著作権の切れた映画のDVDが安く出回り始めたと言うことです。ところが2004年1月1日著作権法改定にともなって映画著作物の保護期間が旧来の公開後50年から公開後70年なりました。ここで問題になったのが1953年の作品です。

文化庁の見解としては 1953 年作品も保護期間延長の対象であるとのことでしたが、「ローマの休日」廉価版 DVD をめぐる仮処分申請への判断で東京地裁(高部真規子裁判長)は「保護期間満了」としました。

 「ローマの休日」は好きな映画のひとつです。オードリー・ヘップバーンがとても可愛い。髪の毛を切る場面など何回見ても、ウオー変わっちゃったぜーと叫びます。これを450円で売っちゃいけないだろう。ちなみに私の持っているレーザーディスクは4,700円でした。

 著作権の問題はいろいろ議論があります。声高に20年延長に抗議するのもどうかと思いますが、著作権があるために500円で売れるものが2000円になるのも問題ありですね。ところで、もうひとつ当時の映画で好きなものがあります。「アパートの鍵貨します」1960年製作。残念でした、当分廉価版は出ません。

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