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もう夏への扉は少し開いています

 「夕焼け小焼け」の電子音楽がいくつもエコーしながら聞こえてきました。太陽はちょっと前に沈み、西の空は真っ赤にそまっています。広場で遊んでいる子供たちに家に帰りましょうと呼びかけているのです。ミネルバのフクロウも飛び立つ準備を始めている頃でしょう。

 夕焼け小焼けで 日が暮れて
 山のお寺の鐘がなる
 おててつないでみなかえろう
 烏といっしょにかえりましょう

 今から80年以上の昔、中村雨紅が22歳のとき書いた詩「夕焼け小焼け」に草川 信が曲をつけたものです。どんな使い方をされても手垢がつかない曲、好きな曲です。

 最近の子供たちは公園で遊んだりしているのでしょうか?色々な事件の話を聞くと、本当に今の子供は本当にかわいそうですね。自分の小さい頃は、外で遊んでこいと家から追い出されたりしたものです。それでも近所の大人がいつも見ていてくれたのです。

 でも、ちょっと待ってください、まだ4時半ですよ。夏の盛りには5時に鳴っていたはず。そうです、当地では夏場は5時、冬場は4時半に「夕焼け小焼け」が鳴ります。日没にあわせて時間を変えているのですね。

 ところで、今日は冬至です。一年の中で、夜の時間が一番長くなる日です。ここで、「ご存知虫」がむくむくと頭をもたげます。ご存知ですか?今日の日没が一年で一番早いかというと実は違うのです。横浜で最も早く日没になるのは12月5日くらいで、4時29分です。冬至の今日の日没は4時33分です。もう4分も遅くなっています。

 春に向かって、もうとっくに日の入りの時間は遅くなり始めていたのですね。猫のピートはもう眠ったようです。柚子湯にゆっくりつかって「火星年代記」でも読みましょう。夜は長いのです。勿論原文と言いたいところですけれどルビ訳です、便利な時代です。

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