熊本熊的日常

日常生活についての雑記

人混みに紛れる安心

2009年07月12日 | Weblog
今借りているトランクルームを引き払って、中の荷物を実家の物置に移すことにした。近所のレンタカー事務所で車を借り、白山通り、不忍通り、目白通り、明治通り、新目白通りを通ってトランクルームへ出かけた。ここまでは順調だ。トランクルームで荷物を積み込み、汗だくになる。夏に重いものを抱えて右往左往すれば汗にまみれるのは当然だ。ここから山手通りに出たところで渋滞にはまった。全く動かないというわけではなく、平均すれば時速20?ほどで流れている。要町交差点に到達するのに、普段なら10分もかからないのが、30分ほども要した。ラジオの交通情報では、高速道路が行楽地へ向かう車で渋滞していると言っている。時刻は11時半頃だ。

ふと疑問に思ったのだが、昼近くに交通渋滞のなかにあって、果たして目的地に着いて目的の行動ができるものなのだろうか。週末なのだから、行楽地へ向かう人が多いのは誰もが知っていることだろう。混雑や渋滞を承知していながら、何故、敢えて出かけるのだろうか。

おそらく、行楽そのものが目的ではない人が多いのではないのだろう。週末は家族や友人知人と遊びに行くもの、という世間の掟に従うことで安心を感じるということではなかろうか。行楽は口実で、社会と自分との同期化が真の動機、と考えたのだが、どうだろう。