熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ありがとう 2019年 後編

2019年12月31日 | Weblog

本ブログサイトの投稿容量限界のため前編後編2日に分けて掲載

今年参詣した神社仏閣など

1        秩父神社(埼玉県秩父市番場町)

2        秩父 長瀞鎮座 寳登山神社(埼玉県秩父郡長瀞町長瀞)

3        布多天神社(東京都調布市調布ヶ丘)

4        穴稲荷・五條天神社(東京都台東区上野公園)

5        東叡山 寛永寺 不忍池辯天堂(東京都台東区上野公園)

6        鷲峰山 高台寺(京都府京都市東山区高台寺下河原町)

7        高台寺塔頭 圓徳院(京都府京都市東山区高台寺下河原町)

8        臨済宗大本山 建仁寺(京都府京都市東山区大和大路四条下る小松町)

9        建仁寺塔頭 両足院(京都府京都市東山区大和大路四条下る小松町)

10      建仁寺塔頭 霊源院(京都府京都市東山区大和大路四条下る小松町)

11      建仁寺塔頭 六道珍皇寺(京都府京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町)

12      南叡山 妙法院(京都府京都市東山区妙法院前側町)

13      新日吉神宮(京都府京都市東山区東山七条東入る)

14      真言宗智山派総本山 智積院(京都府京都市東山区東大路七条下る東瓦町)

15      本坊 妙法院門跡 蓮華王院三十三間堂(京都府京都市東山区三十三間堂廻町)

16      豊国神社(京都府京都市東山区大和大路正面茶屋町)

17      方広寺(京都府京都市東山区大和大路通七条上ル茶屋町)

18      妙石山懸腰寺(山梨県南巨摩郡富士川町小室)

19      小室山(徳栄山)妙法寺(山梨県南巨摩郡富士川町小室)

20      三嶋大社(静岡県三島市大宮町)

21      五十鈴神社・猪狩神社(宮城県気仙沼市魚町)

22      紫神社(宮城県気仙沼市浜見山)

23      計仙麻大嶋神社(宮城県気仙沼市亀山)

24      御崎神社(宮城県気仙沼市唐桑町字崎浜)

25      みちびき地蔵(宮城県気仙沼市外畑)

26      一乗山大法寺(長野県小県郡青木村当郷)

27      修那羅山安宮神社(長野県東筑摩郡筑北区坂井)

28      獨股山(又は独鈷山)前山寺(長野県上田市前山)

29      金剛山照明院常楽寺・北向観音(長野県上田市別所温泉)

30      崇福山護国院安楽寺(長野県上田市別所温泉)

31      別所神社(長野県上田市別所温泉)

32      百舌鳥古墳群の一部(大仙陵古墳(伝仁徳天皇陵)、上石津ミサンザイ古墳、など)

33      生國魂神社(大阪府大阪市天王寺区生玉町)

34      如意山藤次寺(大阪府大阪市天王寺区生玉町)

35      高津宮(大阪府大阪市中央区高津)

36      攝津國一之宮 住吉大社(大阪府大阪市住吉区住吉)

37      広普山妙國寺(大阪府堺市堺区材木町東)

38      開口神社(大阪府堺市堺区甲斐町東)

39      龍興山南宗寺(大阪府堺市堺区南旅篭町東)

40      荒陵山四天王寺(大阪府大阪市天王寺区四天王寺)

41      生駒山宝山寺(奈良県生駒市門前町)

42      平群神社(奈良県生駒郡平群町西宮)

43      宮内庁治定 長屋王墓、宮内庁治定 吉備内親王墓(奈良県生駒郡平群町梨本字前)

44      転害会:手向山八幡宮(奈良県奈良市雑司町)

45      聖武天皇佐保山南陵、佐保山東陵(奈良県奈良市法蓮町)

46      霊禅山久米寺(奈良県橿原市久米町)

47      二上山當麻寺(奈良県葛城市當麻)

48      葛木倭文座天羽雷命神社(奈良県葛城市加守)

49      鴨都波神社(奈良県御所市宮前町)

50      法性山般若寺(奈良県奈良市般若寺町)

51      華厳宗大本山東大寺 戒壇院戒壇堂(奈良県奈良市雑司町)

52      穴八幡宮(東京都新宿区西早稲田)

53      観世音 光松山 放生寺(東京都新宿区西早稲田)

54      江戸総鎮守 神田明神(東京都千代田区外神田)

 

今年訪れた美術展、美術館、博物館など

1        長瀞町郷土資料館(旧新井家住宅)

2        「演芸資料展 百の顔を持つ男、波多野栄一」国立演芸場 演芸資料展示室

3        「棗にまつわるエトセトラ」東京国立近代美術館工芸館

4        「顔真卿」東京国立博物館

5        「染付 世界に花咲く青のうつわ」出光美術館

6        「酒呑童子絵巻 鬼退治のものがたり」根津美術館

7        「21st DOMANI・明日展 平成の終わりに」国立新美術館

8        河井寛次郎記念館

9        「発掘 乾山窯」「カメラが写した80年前の中国」京都大学総合博物館

10      「調度を彩る 蒔絵の美」清水三年坂美術館

11      高台寺 掌美術館

12      「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」東京ステーションギャラリー

13      「奇想の系譜展 江戸絵画のミラクルワールド」東京都美術館

14      「特別展 国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」東京国立博物館

15      「河鍋暁斎その手に描けぬものなし」サントリー美術館

16      「両陛下と文化交流 日本美を伝える」東京国立博物館

17      「六古窯」出光美術館

18      「鎌倉禅林の美 円覚寺の至宝」三井記念美術館

19      「The備前 土と炎から生まれる造形美 桃山時代から現代へ」東京国立近代美術館工芸館

20      「尾形光琳の燕子花図」根津美術館

21      「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」東京ステーションギャラリー

22      第17回 伝統工芸木竹展 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

23      「美を紡ぐ 日本美術の名品 雪舟、永徳から光琳、北斎まで」東京国立博物館

24      「近代日本芸術の100年 日本芸術院創設百周年記念展」日本橋三越本店 本館7階催物会場

25      「藍染の絞り 片野元彦の仕事」日本民藝館

26      「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」「イメージコレクター・杉浦非水展」東京国立近代美術館

27      「前田正博展」西武池袋本店 西武アート・フォーラム

28      「近代の日本画展、石印材:宇野雪村コレクション、大東急記念文庫創立七十周年記念特別展示 第二部 海外との交流」五島美術館

29      「はじめての古美術鑑賞 絵画のテーマ」根津美術館

30      旧前田家本邸洋館・和館

31      三嶋大社宝物館

32      三嶋暦師の館

33      「吉澤章 創作折り紙の世界」佐野美術館

34      リアス・アーク美術館

35      世嬉の一 酒の民俗文化博物館・いちのせき文学の蔵

36      旧沼田家武家住宅

37      「エッシャーが命懸けで守った男。メスキータ」東京ステーションギャラリー

38      「特別展 三国志 日中文化交流協定締結40周年記念」東京国立博物館

39      青木村郷土美術館

40      戦没画学生慰霊美術館無言館

41      上田市立博物館

42      「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」三菱一号館美術館

43      「唐三彩 シルクロードの至宝」出光美術館

44      「日本の素朴絵」三井記念美術館

45      「優しいほとけ・怖いほとけ」根津美術館

46      「没後50年 坂本繁二郎展」練馬区美術館

47      飯田哲夫個展 Separation, Space and Anxiety The Artcomplex Center of Tokyo

48      「奥の細道330年 芭蕉」出光美術館

49      「没後90年記念 岸田劉生展」東京ステーションギャラリー

50      堺市博物館

51      堺市立町家歴史館 清学院

52      堺市立町家歴史館 山口家住宅

53      さかい利晶の杜

54      遠山記念館

55      平城宮跡

56      依水園・寧楽美術館

57      「御即位記念特別展 正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美」東京国立博物館

58      「茶の湯の名椀 高麗茶碗」三井記念美術館

59      「黄瀬戸 瀬戸黒 志野 織部 美濃の茶陶」サントリー美術館

60      「柳宗悦と古丹波」日本民藝館

61      「特別展 人、神、自然 ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」東京国立博物館

62      「文化財よ、永遠に」東京国立博物館

63      「名勝八景 憧れの山水」出光美術館

64      「辰野金吾と美術のはなし」東京ステーションギャラリー

65      「江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年」根津美術館

 

今年訪れた飲食店(単身利用は除く)

1      元祖「打込そば」 とらや(埼玉県秩父郡長瀞町長瀞)

2      青のこと(東京都調布市布田)

3      銀座 久保田(東京都中央区銀座)

4      ビストロ キフキフ(東京都港区高輪)

5      Amalfi MODERNA(東京都千代田区丸の内)

6      VIRON MARUNOUCHI(東京都千代田区丸の内)

7      韻松亭(東京都台東区上野公園)

8      黒毛WAGYU RESTAURANT HACHI(東京都港区南青山)

9      電氣食堂(京都府京都市下京区高倉通四条下ル高材木町)

10    和菜 藤堂(京都府京都市東山区月見町)

11    高台寺 とよ川(京都府京都市東山区上弁天町)

12    市川屋珈琲(京都府京都市東山区渋谷通東大路西入鐘鋳町)

13    京菓匠 七條甘春堂 京・三十三間堂前(京都市東山区七条通本町東入西の門町)

14    五穀亭 京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿)

15    土と青(東京都調布市布田)

16    大衆酒場 丸昌屋(東京都北区十条仲原)

17    ぱんぷきん(東京都調布市仙川町)

18    つばめKITCHEN 丸の内店(東京都千代田区丸の内)

19    京橋モルチェ(東京都中央区京橋)

20    銀座アスター川口賓館(埼玉県川口市川口)

21    小松庵総本家 渋谷東急東横店(東京都渋谷区渋谷)

22    小料理 てつ(山梨県甲府市中央)

23    すみの坊 大社前店(静岡県三島市大社町)

24    鼎・斉吉(宮城県気仙沼市柏崎)

25    茶処プランタン(宮城県気仙沼市唐桑町宿浦)

26    蔵元レストラン せきのいち(宮城県一関市田村町)

27    古奈屋 丸の内オアゾ店(東京都千代田区丸の内)

28    石臼挽き手打蕎麦店 そば久(長野県上田市別所温泉)

29    南園 京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿)

30    FARM TO PARK RACINES 南池袋公園(東京都豊島区南池袋)

31    BANDARA LANKA(東京都新宿区大京町)

32    Café Iroha(大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町)

33    彗月(大阪府大阪市中央区瓦屋町)

34    かん袋(大阪府堺市堺区新在家町東)

35    梅の花 堺利昌の里(大阪府堺市堺区宿院町西)

36    阪口楼(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町)

37    奈良うどん ふく徳(奈良県奈良市高畑町)

38    日本料理 おばな(奈良県奈良市高畑町)

39    旬菜 香音(奈良県奈良市鶴福院町)

40    自家製粉手打蕎麦 薬庵(奈良県葛城市當麻)

41    旬菜 こまち(奈良県奈良市西寺林町)

42    お茶処 ときわ(奈良県奈良市水門町)

43    三井記念美術館 ミュージアムカフェ(東京都中央区日本橋室町)

44    Lucy(東京都目黒区駒場)

45    Restaurant Forestier フォレスティーユ 精養軒(東京都台東区上野公園)

46    野らぼー カンファレンスセンター店(東京都千代田区大手町)

47    アンコールワット(東京都渋谷区代々木)

48    土佐料理 祢保希 新宿店(東京都新宿区西新宿)

49    南国酒家 原宿店(東京都渋谷区神宮前)

 

 

今年贈答品購入に利用した店

1      茶 岡野園(埼玉県さいたま市見沼区)

2      空也(東京都中央区銀座)

3      ワインショップ・エノテカ 丸の内店(東京都千代田区丸の内)

4      虎屋 新宿伊勢丹(東京都新宿区新宿)

5      虎屋 日本橋三越(東京都中央区日本橋)

6      パティスリー ルミュー(東京都調布市西つつじヶ丘)

7      西出水産(和歌山県和歌山市雑賀崎)

8      竹林堂(山梨県南巨摩郡富士川町鰍沢)

9      信州・上田 みすゞ飴本舗(長野県上田市中央)

10    和菓子 紀の国屋 京王調布店(東京都調布市布田)

11    長岡銘品の館 ぽんしゅ館(新潟県長岡市城内町)

12    彩果の宝石 伊勢丹立川店(東京都立川市曙町)

13    総本店柿須賀(奈良県奈良市高畑町)

14    銘茶のり 山崎園 ルミネ大宮1店(埼玉県さいたま市大宮区錦町)

15    錦松梅 京王百貨店新宿店(東京都新宿区西新宿)

16    塩瀬総本家 京王百貨店新宿店(東京都新宿区西新宿)

 

 

今年利用した宿泊施設

1      THE MACHIYA KAMIUMEYA(京都府京都市東山区上梅屋町)

2      ホテル談露館(山梨県甲府市丸の内)

3      気仙沼プラザホテル(宮城県気仙沼市柏崎)

4      旅館 花屋(長野県上田市別所温泉)

5      ホテル&リゾート バリタワー 天王寺(大阪府大阪市天王寺区悲田院町)

6      ホテルサンルート奈良(奈良県奈良市高畑町)

 

いずれも素晴らしいものでした。関係者の皆様に感謝申し上げます。


ありがとう 2019年 前編

2019年12月30日 | Weblog

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今年読んだ本

1      永田和宏『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』新潮文庫

2      河野裕子・永田和宏『たとへば君 四十年の恋歌』文春文庫

3      斎藤茂吉『万葉秀歌』(上下)岩波新書

4      辻原登・永田和宏・長谷川櫂『歌仙はすごい 言葉がひらく「座」の世界』中公新書

5      木村敏『時間と自己』中公新書

6      小泉武夫『発酵 ミクロの巨人たちの神秘』中公新書

7      小泉武夫『醤油・味噌・酢はすごい 三大発酵調味料と日本人』中公新書

8      ロバート キャンベル・十重田裕一・宗像和重 編『東京百年物語』(全3巻)岩波文庫

9      大岡玲 編『開高健短篇選』岩波文庫

10    永田和宏『タンパク質の一生 生命活動の舞台裏』岩波新書

11    小倉孝保『100年かけてやる仕事 中世ラテン語の辞書を編む』プレジデント社

12    アーサー・ビナード『日々の非常口』新潮文庫

13    アーサー・ビナード編著『知らなかった、ぼくらの戦争』小学館

14    南伸坊 糸井重里『黄昏』東京糸井重里事務所

15    アーサー・ビナード『日本語ぽこりぽこり』小学館

16    上田閑照編『西田幾多郎随筆集』岩波文庫

17    岡野弘彦編『日本の心と源氏物語』思文閣出版

18    中西進『ひらがなでよめばわかる日本語』新潮文庫

19    網野義彦『「日本」とは何か』講談社学術文庫

20    網野義彦『古文書返却の旅 戦後史学史の一齣』中公新書

21    梅原猛『水底の歌 柿野本人麿論』(上下)新潮文庫

22    宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫

23    本居宣長(全訳注:白石良夫)『うひ山ぶみ』講談社学術文庫

24    宮本常一『宮本常一 伝書鳩のように』平凡社 STANDARD BOOKS

25    柳田国男『先祖の話』角川ソフィア文庫

26    谷知子 編『ビギナーズクラッシック 日本の古典 百人一首(全)』角川文庫

27    梯久美子『百年の手紙 日本人が遺したことば』岩波新書

28    坂口謹一郎『日本の酒』岩波文庫

29    赤瀬川原平『老人力全一冊』ちくま文庫

30    池澤夏樹『科学する心』集英社インターナショナル

31    柳田国男『都市と農村』岩波文庫

32    柳田国男『婚姻の話』岩波文庫

33    『伊丹十三選集』全三巻 岩波書店

34    宮本常一『日本文化の形成』講談社学術文庫

35    宮本常一『生きていく民俗 生業の推移』河出文庫

36    宮本常一『海に生きる人びと』河出文庫

37    宮本常一『塩の道』講談社学術文庫

38    宮本常一『絵巻物に見る日本庶民生活誌』中公新書

39    岡田英弘『倭国 東アジア世界の中で』中公新書

40    南伸坊『おじいさんになったね』大和文庫

41    和田誠『もう一度 倫敦巴里』ナナロク社

42    柳田国男『不幸なる芸術・笑の本願』岩波文庫

43    柳家小三治『どこからお話ししましょうか』岩波書店

44    南伸坊『私のイラストレーション史 1960-1980』亜紀書房

 

購読中の定期刊行物

1      月刊『みんぱく』 国立民族学博物館

2      月刊『現代農業』 農山漁村文化協会

3      季刊『民族学』 千里文化財団

4      年3回刊『青花』 新潮社

 

今年観た映画など

1 「ホタル」2001年 Amazon Prime Video

2 「あん」2015年 GYAO!

 

今年聴いた落語会・演劇・ライブなど

1      新春国立名人会
大神楽曲芸協会 寿獅子
橘家圓太郎「桃太郎」
マギー司郎 奇術
入船亭扇遊「たらちめ」
林家ぺー 余談漫談
柳家権太楼「代書」
三遊亭笑遊「病院風景」
瀧川鯉曻「粗忽の釘」
新山ひでや・やすこ 漫才
三笑亭夢太朗「池田大助」
開演 13時 終演16時
国立演芸場

2      第425回 国立名人会
柳亭市若「道灌」
三遊亭天どん「初天神」
蜃気楼龍玉「もぐら泥」
林家種平「居残り佐平次」
三遊亭歌武蔵「宗論」
翁家社中 曲芸
五街道雲助「火事息子」
開演13時 終演16時
国立演芸場

3      柳家小三治 独演会
柳家小はぜ「人形買い」
柳家小三治「馬の田楽」
柳家小三治「小言念仏」
開演18時30分 終演21時10分
調布市グリーンホール 大ホール

4      ザ・柳家さん喬 其の五
金原亭乃ゝ香「平林」
柳家小太郎「おすわどん」
柳家さん喬「初天神」
柳家さん喬「猫の災難」
柳家さん喬「天狗裁き」
柳家さん喬「中村仲蔵」
開演 13:00 終演 16:10
よみうり大手町ホール

5      おーがにっく寄席
三遊亭金時「夏泥」
三遊亭金時「笠碁」
開演 19:00 終演 20:00
山本牛乳店

6      町制施行10周年記念 富士川町落語まつり
春風亭べん橋「普請ほめ」
柳亭市楽「お血脈」
柳家三三「やかん」
柳家小八「鰍沢」
柳家わさび「MCタッパー」
柳家三三「青菜」
開演 13:30 終演 16:30
富士川町ますほ文化ホール

7      第29回 興福寺塔影能
狂言 鬼瓦
   大名 善竹彌五郎
   太郎冠者 善竹隆司
   後見 上吉川徹
能 井筒
   井筒の女 辰巳満次郎
   旅僧 橋本宰
   関所の者 善竹隆平
   後見 佐野登 辰巳大二郎
   大鼓 谷口正壽
   小鼓 成田達志
   笛 左鴻康弘
   地謡 木下善國 鈴村栄一 畑宏隆 渡辺珪助 和久荘太郎 山内崇生 小倉伸二郎 辰巳孝弥

 

今年聴講した講座、講演、各種見学、参加したワークショップなど(敬称略、陶芸関係は除く)

1      ほぼ日の学校 万葉集講座 予習会 河野通和(学校長)

2      ほぼ日の学校 万葉集講座 「大伴家の文学伝統 —— 旅人、家持、黒人」岡野弘彦(歌人、国文学者)

3      NHK学園通信講座 はじめての俳句 修了

4      NHK全国俳句大会 NHKホール

5      ほぼ日の学校 万葉集講座 「山上憶良のまなざし」永田和宏(歌人、細胞生物学者)、朗読ゲスト 寺田農(俳優)

6      「英国滞在 LiverpoolとManchester」弘岡正明(テクノ経済研究所代表)Greater Manchester Club 例会 京都大学楽友会館

7      ほぼ日の学校 万葉集講座 「『百人一首』を英詩訳して」ピーター・マクミラン(詩人、翻訳家)

8      国立民族学博物館友の会 第125回東京講演会「米国先住民ホピの暮らしと世界観」伊藤敦規(国立民族学博物館准教授)モンベル御徒町店

9      ほぼ日の学校 万葉集講座 「万葉びとの恋」俵万智(歌人)

10    ほぼ日の学校 万葉集講座 「万葉の食、万葉の宴」小泉武夫(発酵学者)

11    ほぼ日の学校 万葉集講座 歌仙実習 永田和宏(歌人、細胞生物学者)

12    ほぼ日の学校 万葉集講座 「『昭和万葉集』に思う」梯久美子(ノンフィクション作家)

13    「片野元彦のこと」藤本巧(写真家)日本民藝館

14    ほぼ日の学校 万葉集講座「『万葉集』を人生の伴にする」上野誠(万葉学者)

15    国立民族学博物館友の会 第126回東京講演会「チワン(壮)族の文化の資源化の現状」塚田誠之(国立民族学博物館名誉教授)モンベル御徒町店

16    日本民藝館友の会 バス旅行 長野県上田市、青木村、筑北村

17    NHK学園通信講座 はじめての短歌 修了

18    ほぼ日の学校 万葉集講座 補講 梯久美子(ノンフィクション作家)

19    国立民族学博物館友の会 第127回東京講演会「世界の楽器を探る」福岡正太(国立民族学博物館准教授)国立音楽大学

20    ほぼ日の学校 特別講座 前田知洋さんのクラッシックマジック研究室 全3回

21    みんぱくxナレッジキャピタル 想像界の奥へ 公開座談会「自然界から想像/創造する Creature Creators’ Symposium」五十嵐大介(漫画家)、長谷川朋広(ゲームクリエイター)、西田清徳(海遊館館長)、山中由里子(国立民族学博物館教授) ナレッジシアター(グランフロント大阪北館4階)

22    「丹波焼と私 灰釉スリップウェアへの道」柴田雅章(作陶家)日本民藝館

23    みんぱく公開講演会「アニメ「聖地」巡礼 サブカルチャー遺産の現在」飯田卓(国立民族学博物館 教授)、川村清志(国立歴史民俗博物館 准教授)、河合洋尚(国立民族学博物館 准教授)日経ホール

 

エンディングロール 後編は明日


読書月記2019年12月

2019年12月29日 | Weblog

和田誠『もう一度 倫敦巴里』ナナロク社

贅沢な本だ。立派な装丁に、そうでもない内容。つまり、丸ごと遊びなのである。売れるかどうか、おっかなびっくりセコセコ書いたり作ったりしているものが本に限らず世間に溢れかえっているが、そういうものでは世の中は良くならない。こういう本がもっとあっていいと思うが、こういうものを作ることのできる人たちというのは少ないのだろう。

 

柳田国男『不幸なる芸術・笑の本願』岩波文庫

柳田はいろいろな本を書いているものだ。本書が書かれたのは昭和20年。柳田は当時の社会で「笑いの衰頽」がおこっていると認識していたらしい。何を基準に「衰頽」していたと見ていたのか本書だけではわからないのだが、柳田が今の時代の笑いをみたら、たぶん「衰頽」どころではないと悲観するのではないだろうか。

そもそも笑い、あるいは笑うとはどういうことなのだろうか。

 

柳家小三治『どこからお話ししましょうか』岩波書店

特に新しいことが書いてあるわけではない。それがかえってよい。勇気づけられる思いがする。

自分はこれまで、どうしたら食っていけるかということを考えながら生きてきた気がする。自分の思うようにやってみて、食えなかったら食わなければいい、とは思いもしなかった。しかし、生まれようと生まれてきた人などいるはずもなく、唐突に生を与えられて「さあ、がんばれ」と言われているようなものが現実の生だろう。一体どうしろというのか、生まれた本人はもちろんのこと、産んだり産ませたりした側にしても確かな考えがあるわけでもない。世のしくみとしては、何事か世間の役に立つようなことをして、うまく折り合いをつけて生きていくことが期待されている。不思議なことに、誰もがその期待に応えることをよしとしている風である。そんな義理などあろうはずはないと思うのだが、そうなっているのは類としての生存戦略なのだろう。

どうしたら食っていけるかというのは、どうしたら世間で存在価値を認めてもらえるかというのと同じだろう。承認欲求があって、経済的価値という直接的評価軸があり、カネで欲求が釣られているのが現実に見える。食わなくていい、つまり、無理に生きなくていいと開き直ることができたら、どれほど生き易いだろうか。近頃そんなことを一層強く思うようになった。

 

南伸坊『私のイラストレーション史 1960-1980』亜紀書房

さんざん生きてしまってから、そしてもう先がないというところに来てようやく、生きるとは、というようなことを考えるようになった、気がする。名前が世間に認知されたり記憶されたりするような人は、その人に何か才能があるのは当然とした上で、自己顕示欲が並み以上に強いとか、先人に憧れる度合が大きいとか、エネルギーを発散する方向を一点に集中できる、というようなところがあるのではないかと思う。そういうエネルギーのベクトルが明確だから、それに沿うように人やモノとの出会いがあり、そこから化学反応のようなものが生じて様々な展開繰り広げられる。結果として、突出して世間の記憶の対象になる、ということだろう。

フツーは、様々な欲求があっても、様々に程々なので昇華しないのである。それが良いとか悪いとかいうことではなく、フツーとユーメイとの間には単にそういう差異があるというだけのことだ。自分があとどれくらい生きるのか知らないが、先が短いからこそ、もっとおもしろいことを追求することに精を出したほうが良いと思う。それこそ、食えるか食えないかということは二の次にして、自分の自然に素直でありたいと思うのである。

 

『伊丹十三選集 三 日々是十三』岩波書店

伊丹の本は2015年に新潮文庫に収められているものを何冊か読んでいるので、本書に掲載されている文章も読んだことのあるものが多いはずなのだが、けっこう新鮮な思いで読んだ。付箋を貼ったのは以下の箇所。

恐怖に根ざした注文は人を動かさない。(135頁)

いい大人が集まって「何でもない」仕事をするのはどう考えても普通じゃない。(139頁)

つまり、彼は仕事に参加していない。他人の仕事に、いやいや使われている。彼にとって、仕事は、自分の営みではないのである。どんな仕事も、やる以上は自分の仕事だ、と自分で思いこもうとする工夫すらない。自分の仕事じゃないからつまらない。つまらないから、疲れる。(144頁)

全員がプロであるとき、各各が安心してアマチュアにかえれる。(146頁)

つまりね、子供が親の性を知るということは、タテマエとしての親の権威の消滅を意味するわけでしょう。親子関係の根底に横たわる嘘がとっぱらわれ、親であるがゆえの権力というものが崩壊してしまうと、親は当然、一個の赤裸裸な人間として子供と向かい合う、という結果にならざるをえない。ひいては、大人対子供、教師対生徒、男対女の間に現存する、あらゆる上下関係や差別が消滅して、全く別の、人間対人間という、別次元の信頼関係を成り立たせざるをえなくなってくるじゃありませんか。(249頁)

性教育というというものは、だから、ただ性のインフォメーションを与えることに終始するものじゃないんですね。性教育というものは、結果的には、好むと好まざるとにかかわらず、徹底的な自由と平等を招来してしまう。権威や管理や差別から人間を解放してしまう。つまり、性教育は、実に、社会を根底から変えるような副次的な効果を持つのであり、いってみれば、先進国における静かな文化大革命なんですね。ただセックスを教えりゃいいっていうもんじゃぁない。(250-251頁)