熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ありがとう 2017年 後編

2017年12月31日 | Weblog

今年訪れた美術展、神社仏閣など

1        彌彦神社(新潟県西蒲原郡弥彦村)

2        大国魂神社(東京都府中市)

3        「伊達男のこだわり きせる・たばこ盆・たばこ入れに見る職人の技」 たばこと塩の博物館

4        endless 山田正亮の絵画」「瑛九 闇の中で「レアル」をさがす」 東京国立近代美術館

5        「寿ぎの品々を読み解く」 宮内庁三の丸尚蔵館

6        「春日大社千年の至宝」ほか 東京国立博物館

7        「岩佐又兵衛 <古典>への挑戦」 出光美術館

8        「漆とともに芽吹く 輪島新進作品展」 銀座の金沢

9        「染付誕生400年」/「再会 興福寺の梵天・帝釈天」 根津美術館

10      日蓮宗壽命山昌福寺(山梨県南巨摩郡富士川町)

11      日蓮宗小室山妙法寺(山梨県南巨摩郡富士川町)

12      日蓮宗妙石山懸腰寺(山梨県南巨摩郡富士川町)

13      武田神社(山梨県甲府市)

14      山梨県立美術館

15      「これぞ暁斎! ゴールドマンコレクション」 Bunkamura ザ・ミュージアム

16      「パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右」 東京ステーションギャラリー

17      NS・ハルシャ展 チャーミングな旅」 森美術館

18      「古唐津」 出光美術館

19      「オルセーのナビ派展」 三菱一号館美術館

20      「高麗仏画 香りたつ装飾美」 根津美術館

21      「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」 東京国立近代美術館

22      「名所絵から風景画へ 情景との対話」 宮内庁三の丸尚蔵館

23      JRバス」 旧新橋停車場鉄道歴史展示室

24      「日本、家の列島 フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」 パナソニック汐留ミュージアム

25      57回 東日本伝統工芸展 日本橋三越本店

26      「花・Flower・華 琳派から現代へ」 山種美術館

27      「江戸期の民藝 暮らしに息づく美」 日本民藝館

28      「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」 森アーツセンターギャラリー

29      「絵巻マニア列伝」 サントリー美術館

30      「創建1250年記念 奈良西大寺展 叡尊と一門の名宝」 三井記念美術館

31      真言宗大本山成田山新勝寺(千葉県成田市)

32      「雪村 奇想の誕生」 東京芸術大学大学美術館

33      「シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才」 国立西洋美術館

34      「スケーエン デンマークの芸術家村」 国立西洋美術館

35      「バンクス植物図譜4」 国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

36      「燕子花図と夏秋渓流図」 根津美術館

37      「フランス絵画の宝庫 ランス美術館展」 損保ジャパン日本興亜美術館

38      善光寺別院願王寺(愛知県名古屋市西区中小田井)

39      熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区)

40      「金と銀の国 ジパング」ほか 徳川美術館 蓬左文庫

41      「茶の湯」ほか 東京国立博物館

42      「ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展」 Bunkamura ザ・ミュージアム

43      「茶の湯のうつわ 和漢の世界」 出光美術館

44      天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺(東京都調布市)

45      「曽田文子絵本原画展」 小さな絵本館サバト

46      「游文舎9周年記念 北條佐江子展 天詩降る森で」 游文舎

47      「はじめての古美術鑑賞 紙の装飾」 根津美術館

48      「神の宝の玉手箱」 サントリー美術館

49      「第16回 伝統工芸木竹展」 日本橋三越本店

50      「水墨の風 長谷川等伯と雪舟」 出光美術館

51      KEIICHI TAHARA “Les Sens”」 ポーラ ミュージアム アネックス

52      「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル 「バベルの塔」展 16世紀ネーデルランドの至宝 ボスを超えて」 東京都美術館

53      「アルチンボルト展」 国立西洋美術館

54      「没後40年 幻の画家 不染鉄 暮らしを愛し、世界を描いた。」 東京ステーションギャラリー

55      RYUSHI 川端龍子 超ド級の日本画」 山種美術館

56      國學院大學博物館(「高円宮家所蔵根付コレクション」「相互貸借特集展示(西南学院大学博物館所蔵資料)転びキリシタン」)

57      恵比寿神社(旧天津神社、東京都渋谷区恵比寿西)

58      「生誕140年 吉田博展」 損保ジャパン日本興亜美術館

59      「色絵の器 天啓赤絵・呉州赤絵・古伊万里赤絵」 日本民藝館

60      「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」 Bunkamura ザ・ミュージアム

61      「レオナルド・ダ・ヴィンチ ミケランジェロ」 三菱一号館美術館

62      「レオナール・フジタとモデルたち」 新潟県立万代島美術館

63      「タイ 仏の国の輝き」 東京国立博物館

64      「藝「大」コレクション」 東京藝術大学大学美術館

65      「高畑勲がつくるちひろ展 ようこそ!ちひろの絵のなかへ/奈良美智がつくる茂田井武展 夢の旅人」 ちひろ美術館・東京

66      「祈りのかたち 仏教美術入門」 出光美術館

67      「教科書のなかの文学/教室のそとの文学 芥川龍之介「羅生門」とその時代」 日本近代文学館

68      曹洞宗萬頂山高岩寺(東京都豊島区巣鴨)

69      真言宗豊山派醫王山東光院眞性寺(東京都豊島区巣鴨)

70      「おもしろびじゅつワンダーランド2017」 サントリー美術館

71      「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」 東京国立近代美術館

72      「クイズ とたいけん! むかしのくらし」 新潟県立歴史博物館

73      「やきもの勉強会 食を彩った大皿と小皿」 根津美術館

74      素盞嗚神社 (広島県福山市新市町戸手)

75      福山城博物館

76      真言宗鶴林山地蔵院(広島県福山市鞆町)

77      小烏神社(広島県福山市鞆町)

78      沼名前神社(広島県福山市鞆町)

79      臨済宗瑞雲山安国寺(広島県福山市鞆町)

80      福山市鞆の浦歴史民俗資料館

81      真言宗海岸山千手院福禅寺(広島県福山市鞆町)

82      重要文化財 太田家住宅

83      坂本龍馬 いろは丸展示館

84      真言宗桃林山慈眼院医王寺(広島県福山市鞆町)

85      大原美術館

86      倉敷民芸館

87      倉紡記念館

88      阿智神社(岡山県倉敷市本町)

89      吉備津神社(岡山県岡山市北区吉備津)

90      吉備津彦神社(岡山県岡山市北区一宮)

91      林原美術館

92      岡山県立博物館

93      国立民族学博物館

94      住吉大社(大阪府大阪市住吉区住吉)

95      和宗総本山四天王寺(大阪府大阪市天王寺区四天王寺)

96      「飯田哲夫個展 Artwork on the Commonality」 The Artcomplex Center of Tokyo

97      「島崎良平個展 怪の眼、人の眼」 The Artcomplex Center of Tokyo

98      埼玉県立さきたま史跡の博物館

99      武蔵国前玉(幸魂)神社(埼玉県行田市大字埼玉字宮前)

100   足袋とくらしの博物館

101   「江戸の琳派芸術」 出光美術館

102   64回 日本伝統工芸展 日本橋三越本店

103   「ほとけを支える 蓮華・霊獣・天部・邪鬼」 根津美術館

104   「運慶 興福寺中金堂再建記念展」 東京国立博物館

105   「シルクロード特別企画展 素心伝心 クローン文化財 失われた刻の再生」 東京藝術大学大学美術館

106   「六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信」 サントリー美術館

107   秋篠寺(奈良県奈良市秋篠町)

108   真言律宗総本山西大寺(奈良県奈良市西大寺芝町)

109   法相宗大本山興福寺(奈良県奈良市登大路町)

110   真言宗豊山派総本山豊山神楽院長谷寺(奈良県桜井市初瀬)

111   真言宗室生寺派大本山宀一山室生寺(奈良県宇陀市室生)

112   龍穴神社(奈良県宇陀市室生)

113   談山神社(奈良県桜井市多武峰)

114   華厳宗安倍山安倍文殊院(奈良県桜井市安倍)

115   三輪明神 大神神社(奈良県桜井市三輪)

116   真言律宗元興寺(奈良県奈良市中院町)

117   奈良国立博物館

118   華厳宗総本山東大寺 戒壇院/転害門(奈良県奈良市雑司町)

119   将門塚(東京都千代田区大手町)/神田神社(東京都千代田区外神田)

120   柳森神社(東京都千代田区)

121   湯島聖堂

122   ニコライ堂

123   金櫻神社(山梨県甲府市御岳町)

124   夫婦木神社上社(山梨県甲府市御岳町)

125   万松山積翠寺(山梨県甲府市積翠寺町)

126   定額山浄智院善光寺(山梨県甲府市善光寺)

127   酒折宮(山梨県甲府市酒折)

128   甲府市藤村記念館

129   「シャガール三次元の世界」 東京ステーションギャラリー

130   「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 東京都美術館

131   「皇室の彩 百年前の文化プロジェクト」 東京藝術大学大学美術館

132   「菅野健一 退任記念展」 東京藝術大学大学美術館

133   「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」 日本民藝館

134   「遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」 東京富士美術館

135   「素直に楽しむ 武者小路実篤と民藝」 武者小路実篤記念館

136 「書の流儀 II 美の継承と創意」 出光美術館

137   「鏨の華 光村コレクションの刀装具」 根津美術館

138 「世界を変える美しい本展覧会 インド・タラブックスの挑戦」 板橋区立美術館

139 九品山唯在念仏院淨眞寺(東京都世田谷区)

140 「茶道具取合せ展」 五島美術館

141 「あこがれの明清絵画 日本が愛した中国絵画の名品たち」 静嘉堂文庫美術館

142 穴八幡宮・高野山真言宗準別格本山光松山放生寺(東京都新宿区)

 

2018年が素敵な年となりますように。 


ありがとう 2017年 前編

2017年12月31日 | Weblog

今年読んだ本

1      赤瀬川原平 『芸術原論』 現代岩波文庫

2      田中克彦 『チョムスキー』 岩波現代文庫

3      出光佐三 『マルクスが日本に生まれていたら』 講談社+α文庫

4      つばた英子/つばたしゅういち 『あしたも、こはるびより。』 主婦と生活

5      俵万智 『考える短歌』 新潮新書

6      与謝野晶子 『みだれ髪』 新潮文庫

7      大島忠剛 『東海道新幹線路盤工』 信山社

8      土屋武之(著)、鳳梨舎(編) 『ビジュアル図鑑 鉄道のしくみ』(基礎編、新技術編) ネコ・パブリッシング

9      竹沢尚一郎 『西アフリカの王国を掘る 文化人類学から考古学へ』 臨川書店

10    秦秀雄 『やきものの鑑賞』 平凡社

11    白洲正子 『遊鬼 わが師わが友』 新潮文庫

12    白洲信哉(編)『小林秀雄 美と出会う旅』 新潮社

13    井伏鱒二 『珍品堂主人』 中公文庫

14    廣野由美子 『批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義』 中公新書

15    寺田吉孝 『音楽からインド社会を知る 弟子と調査者のはざま』 臨川書店

16    洲之内徹 『絵のなかの散歩』 新潮社

17    上羽陽子 『インド染織の現場 つくり手たちに学ぶ』 臨川書店

18    杉本良男 『スリランカで運命論者になる 仏教とカーストが生きる島』 臨川書店

19    西尾哲夫 『言葉から文化を読む アラビアンナイトの言語世界』 臨川書店

20    西尾哲夫 『世界史の中のアラビアンナイト』 NHKブックス

21    新井紀子 『コンピュータが仕事を奪う』 日本経済新聞社

22    小沢昭一対談集 『日々談笑』 ちくま文庫

23    小沢昭一 『ラジオのこころ』 文春新書

24    小沢昭一 聞き手:神崎宣武 『道楽三昧 遊び続けて八十年』 岩波新書

25    小沢昭一 『芸人の肖像』 ちくま新書

26    小沢昭一 『私は河原乞食・考』 岩波現代新書

27    林俊雄 『スキタイと匈奴 遊牧の文明』 講談社学術文庫

28    洲之内徹 『気まぐれ美術館』 新潮社

29    東京やなぎ句会編 『友ありてこそ、五・七・五』 岩波書店

30    『完訳 千一夜物語』豊島与志雄・渡辺一夫・佐藤正彰・岡部正孝(訳)(1/13)岩波文庫

31    鈴木健一 『天皇と和歌 国見と儀礼の一五〇〇年』 講談社選書メチエ

32    吉田憲司 『仮面の世界をさぐる アフリカとミュージアムの往還』 臨川書店

33    朝倉敏夫 『コリアン社会の変貌と越境』 臨川書店

34    韓敏 『大地の民に学ぶ 激動する故郷、中国』 臨川書店

35    宇田川妙子 『城壁内からみるイタリア ジェンダーを問い直す』 臨川書店

36    白川千尋 『南太平洋の伝統医療とむきあう マラリア対策の現場から』 臨川書店

37    高野秀行 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた日本納豆』 新潮社

38    横山智 『納豆の起源』 NHKブックス

39    笠嶋忠幸 『書を味わう 鑑賞の手引きとくずし字解』 淡交社

40    小林秀雄 『小林秀雄全作品13 歴史と文学』 新潮社

41  金沢百枝 『ロマネスク美術革命』 新潮選書

42 西岡常一/小原二郎 『法隆寺を支えた木』 NHKブックス

43 佐々木高明 『新版 稲作以前』 NHKブックス

 

購読中の定期刊行物

1      月刊『みんぱく』 国立民族学博物館

2      季刊『民族学』 千里文化財団

3      年3回刊『青花』 新潮社

 

今年観た映画など

1 『タンポポ』 BD

2 『あげまん』 BD

3 『ゴムデッポウ』 BD

4 『マルサの女』 BD

5 『マルサの女2』 BD

6 『お葬式』 BD

7 『拝啓天皇陛下様』 DVD

8 『続 拝啓天皇陛下様』 DVD

9 『白昼堂々』 DVD

10 『でっかいでっかい野郎』 DVD

11 『崖の上のポニョ』 BD

12 『プリンセス トヨトミ』 GYAO!

13 『のぼうの城』 DVD

 

今年聴いた落語会・演劇・ライブなど

春風亭一之輔師匠と行く落語『鰍沢』の舞台をめぐる旅
  春風亭一之輔独演会
  「天狗裁き」
  「鰍沢」

   富士川町ケイパティオ
   開演 15:30 終演 17:10

 

2 噺小屋 弥生の独り看板
  入船亭辰のこ「初天神」
  入船亭扇辰「紫檀楼古木」
  入船亭扇辰「心眼」
  入船亭扇辰「五人廻し」

      国立劇場演芸場
  開演 19:05 終演 21:20

 

3 毎日新聞落語会 渋谷に福来たるSPECIAL2017 落語フェスティバル的な 江戸暦

  三遊亭あおもり「やかん」
    古今亭菊之丞「短命」
    春風亭一朝「三方一両損」
    入船亭扇辰「夢の酒」
    橘家文蔵「子は鎹」

  渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
    開演 16:30 終演 18:40  

 

4      上野 鈴本演芸場 6月中席 昼の部 618

    春風亭朝太郎「真田小僧」
    春風亭一左「子ほめ」
    ストレート松浦 ジャングリング
    古今亭菊生「権助魚」
    柳家小袁治「紀州」
    ロケット団 漫才
    春風亭正朝「蔵前駕籠」
    柳家権太楼「代書屋」
    三遊亭小円歌 三味線漫談
    春風亭一朝「七段目」
    世津子 曲独楽
    春風亭三朝「壺算」
    柳家さん喬「長短」
    江戸家小猫 ものまね
    春風亭一之輔「短命」

    開演 12:15 終演 16:35

 

5 上野 鈴本演芸場 第28回 納涼名選会鈴本夏まつり 吉例夏夜噺
  さん喬 権太楼 特選集
  柳家小傳次「仏馬」
  鏡味仙三郎社中 太神楽曲芸
  柳亭左龍 「長短」
  橘家文蔵 「寄合酒」
  柳亭市馬 「雑俳」
  ぺぺ桜井 ギター漫談
  柳家喬太郎 「同棲時代」
  露の新治 「七段目」
  伊藤夢葉 奇術
  柳家権太楼 「短命」
  林家正楽 紙切り 「娘と花火」「相合傘」「パンダ」
  柳家さん喬 「子別れ」

  開演 17:20  終演 21:10

 

6 こまつ座 第119回公演 井上ひさし 作 鵜山仁 演出

  「円生と志ん生」

  大森博史、大空ゆうひ、前田亜季、太田緑ロランス、池谷のぶえ、ラサール石井

  演奏 朴勝晢

  紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

  開演 18:30  終演 21:15

 

7 府中 権太楼の会 最終回

   柳家あお馬 「寿限無」
     柳家さん光 「悋気の独楽」
     柳家権太楼 「不動坊」
     柳家権太楼 「唐茄子屋政談」

  府中グリーンプラザ けやきホール
      開演 14:00  終演 16:45

 

8 興福寺 塔影能

 狂言 「棒縛」 小笠原匡、泉慎也、山本豪一

         後見 安田典幸

 能 「融」 味方玄、福王知登、白坂信行、吉阪一郎、前川光範、竹市学

       間 小笠原匡

       後見 武田祥照、味方團

       地謡 武田崇史、樹下千慧、河村浩太郎、河村和晃、河村知貴、河村晴道、河村和重、田茂井廣道

 

9 入船亭扇辰師匠と行く穂積ゆず狩り体験と落語『鰍沢』の舞台をめぐる旅
  入船亭扇辰独演会
  「目黒の秋刀魚」
  「鰍沢」
  「夢の酒」

   小室山妙法寺本堂
   開演 14:30 終演 16:20

 

 

今年聴講した講演、各種見学、参加したワークショップなど(敬称略)

1      「「アイヌ・アート」をもっと身近に イラストレーションから踊りまで」 齋藤玲子(国立民族学博物館准教授)、小笠原小夜(アイヌ文化交流センター非常勤職員) アイヌ文化交流センター

2      「春風亭一之輔師匠と行く落語『鰍沢』の舞台をめぐる旅 富士川落語まちプロジェクト特別企画」 協賛 一般社団法人落語協会

3      「異文化が交差する物語 アラビアンナイトからのぞく中東世界」 西尾哲夫(国立民族学博物館教授)モンベル御徒町店

4      「仏への祈りでたどる高麗史」 森平雅彦(九州大学大学院人文科学研究院教授) 根津美術館

5      株式会社東光高岳 蓮田事業所見学会

6      「看板と川柳に見る江戸の暮らし」 谷田有史(たばこと塩の博物館主任学芸員) 日本民藝館

7      「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」関連イベント 大茶盛式 橋楽亭(COREDO室町3)

8      「モンゴル高原における遊牧民の遺産」 小長谷有紀(人間文化研究機構理事、国立民族学博物館併任教授) モンベル御徒町店

9      「川端龍子が目指したこと 「会場芸術」のド迫力」 山下裕二(山種美術財団評議員、山種美術館顧問、明治学院大学教授) 國學院大學 学術メディアセンター 常盤松ホール

10    「水墨画の「風」 雪舟と等伯が受け継いだもの」 田中伝(出光佐三記念美術館学芸員) 出光美術館

11    「文明の転換点における博物館」 吉田憲司(国立民族学博物館長) モンベル御徒町店

12    酒蔵見学 今代司酒造株式会社

13    ギャラリー・トーク「会田誠、フジタを語る」 会田誠(美術家) 新潟県立万代島美術館

14    「日本民藝館の色絵について」 矢島律子(町田市立博物館学芸員) 日本民藝館

15    「日本の仏教を学ぼう! 出光コレクションの代表作を通じてその特徴と独自性を考える」 八波浩一(出光美術館学芸課長代理) 出光美術館

16    「ちひろ美術館開館40周年・20周年記念対談 高畑勲(アニメーション映画監督)X奈良美智(美術作家) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

17    「ほとけを支える動物たち」 白原由起子(根津美術館 特別学芸員) 根津美術館

18    「入船亭扇辰師匠と行く穂積のゆず狩り体験と落語『鰍沢』の舞台をめぐる旅 富士川落語まちプロジェクト特別企画」

19    「ロマネスクと柳宗悦」 金沢百枝(東海大学文学部ヨーロッパ文明学科教授)日本民藝館

20    みんぱく公開講演会「料理と人間 食から成熟社会を問いなおす」野林厚志(国立民族学博物館教授)、中嶋康博(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)、宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)ほか 日経ホール

21    「巨石の島に生きる インドネシア・ニアス島の家屋と集落」 佐藤浩司(国立民族学博物館准教授) モンベル御徒町店

22    「光村利藻が残したもの 美術品としての刀装具“発見”」 内藤直子(大阪歴史博物館 学芸員) 根津美術館

 

どれも素晴らしいものでした。関係者の皆様に感謝申し上げます。

Gooブログには一回分あたり30,000文字の字数制限があるため、このエンディングロールは前編と後編に分けました。

 


読書月記2017年12月

2017年12月30日 | Weblog

金沢百枝『ロマネスク美術革命』新潮選書

先日、日本民藝館の講演会で聴いた金沢先生の話が面白かったので書かれたものも読んでみようと思って購入した。

「ロマネスク」というのは建築様式の呼称で主に南欧で11-12世紀に建てられたものだそうだ。この前の時代のものにはバジリカ式やビザンツ式があり、この後にはゴシック式がある。この様式というものはその時代が過ぎ去って様式としての評価が定まってから特徴づけられて定義されるものだ。その時々の当事者にとっては自分が作っているものがどのような様式に分類されるのかなど興味もないだろうし意識もしていないだろう。目の前にある仕事をただやっているだけだと思う。

本書で「ロマネスク」に象徴されるのは既成の価値基準から外れた美あるいは美術ということのようだ。美というのは主観であって何を美しいと思うかは人それぞれだ、というのは理屈であって現実ではない。我々は意識するとしないとにかかわらず社会通念という枠の中で思考し生活している。どうやって計測したのか知らないが、人の行動の8割は習慣に拠るものだという話を聞いたことがある。社会とか世間の通年に付き合う義理は無いのかもしれないが、義理を欠くことで世間に迷惑をかけるとなると犯罪として罰せられることになる。美しいと感じるというような内面に限ったことならば、それで世間にどうこうということもないだろう。そういうところは大いに羽を伸ばしたいものである。本書の主張も、既成の枠からの感性の解放のすすめ、といったところにある。所謂「ロマネスク」を美しいと思うか、愛おしいと思うか、はどうでもよいのである。素朴に虚心に自分の好きなものを並べてみたら自分の知らない自分に出会うかもしれない。まずは知らないものを知ること、見たことのないものを見ること、聴いたことのないものを聴くこと、歩いたことのない道を歩いてみること、習慣にないことを敢えてやってみること。そこから生きることが始まるのではないか。人と人以外の生き物を分けるのは、そういうところにあるような気がする。

 

西岡常一/小原二郎『法隆寺を支えた木』NHKブックス

書店でたまたま見つけて購入。初めて見聞きする内容ではないのだが、評論家の話とは違って、自分の頭で考えて自分の手足を動かして生きてきた人の言葉は重みが全然違う。その時々の自分の興味や関心によっても引っ掛かる言葉は違うし、何度読んでも発見があって心に染み入る。自分はこれからどれほどあがいたところで西岡さんのような知性感性を持ちえないのだが、だからといって無為に残りの時間を過ごすのでは、生きているだけ他人様の迷惑になる。自分もいよいよ老齢の域になって思うのだが、世間には迷惑なのが跋扈している。なるべくそうならないように精進するのが真っ当な生き方というものだと思う。

ところで、自分自身は学校に通ってどうこうという年齢ではなくなったし、子供も今年社会人になって学校というものから縁遠くなった。つまり、学歴とか教育というものから距離ができたので思うのかもしれないのだが、学校教育というものに意味はない気がする。これはこうですよ、ああですよ、と言葉や手取り足取りで教えることができるようなことは、その気があれば教えてもらわなくても自分で習得できる。言葉で伝達できることは所詮その程度のことでしかないのである。生きていく上でほんとうに必要なこと大事なことは言葉で表現できるような類のことではない。人であれ物事であれ自分と対峙するものとの関わりのなかで、その関係性の背後にある核心を自分で見つけ出し、自分の立ち居振る舞いを考える。そういうことをどれほど繰り返してきたかというのが、自分というものの価値になる。年齢を重ねる毎にそうした思いが強くなる。

 

佐々木高明『新版 稲作以前』NHKブックス

ここ数年、毎年西日本のどこかを訪ねている。自分は東日本で生まれ育った所為もあり、おそらくこれまで受けた学校教育の所為もあり、琵琶湖=紀伊半島以西はどこを訪れても風景の奥行のようなものが深く感じられる。なにがどうというのではない。自分が余所者であるはずの土地なのに妙な既視感を覚える、というのは言い過ぎだろうか。自分が育った関東は、特に毎日生活している東京は、街が丸ごと根無し草のような感じがする。そういえば「TOKIOは空を飛ぶぅ」なんていう歌があった。

本書で日本列島が照葉樹林帯と落葉広葉樹林帯に色分けされている地図を見たとき、妙な納得感を覚えた。今まで意識してこなかったが、日本列島あるいは本州が弓のような形に曲がっているのは、その歴史・風土・文化を考える上で思いの外大きな要素かもしれない。標高という要素をひとまず置いて、東西南北と気候との関係を単純に考えれば、琵琶湖=紀伊半島以西はほぼ同じ気候帯だ。中国大陸や朝鮮半島から人や文物が渡来した場合、その上陸地点が九州北部とするとその生活圏は比較的容易に近畿あたりまでは東進させられたであろう。標高を勘案しても中国山地は穏やかなので東進に対してそれほど大きな障害にはならなかったのではないか。縄文時代に人がどのように日本列島を往来していたのか想像もつかないが、土着民であろうと渡来人であろうと、目指すことは安住の地を確保するということだったのではないか。安住できるということは、端的には食うに困らないということだ。

縄文時代は紀元前14000年頃から紀元前4世紀頃にかけての時代とされている。この時代に中国は古代王朝が成立し、いくつかの交代もある。ざっくりと言えば夏が成立したのは紀元前2000年頃で紀元前1600年頃に滅亡し、殷、周と続く。中国では王朝が交代すると旧王朝の関係者や権威を示す文物は抹殺される。それを免れるべく逃亡を図る人々は少なくなかったであろうし、なかには海を越えて日本列島にたどり着いた人も当然にいただろう。もちろん、そうした物騒な理由ではなく別の理由で日本列島にやってきた人もいただろう。中国古代王朝は当時の世界にあって最先端の科学技術や知識を備えている。縄文時代の日本がどの程度の文化や文明を持っていたのか知らないが、渡来人にとっては日本上陸後の居住地探しは無人地帯を往くに等しく、自分たちの都合の良い土地に落ち着くことができたのではないか。

自分が経験していない時代のことを想像するのは難しいが、今あること、今当然のことのなかから当時は無かったはずのことを取り除き、ないない尽くしのなかで生きていて一体何を求めるだろうかと考えると、結局は安心して食べることと休むことしか残らないのではないかと考えた。安心するには予見できないといけない。物事を予見するには物事の因果を知らないといけない。つまり、科学というものを知らないといけない。科学を知るには特定の意図をもって経験を繰り返すこと、つまり学習が必要だ。そのきっかけのひとつが農耕や狩猟だったのだろう。そして、農耕や狩猟を始めることで、科学知識が爆発的に蓄積されるようになったのではないだろうか。爆発的に増大した科学知識は農耕や狩猟を超えて活用されるようになる。そこに政治もあれば経済もあっただろう。つまり文明や権力が誕生する。

本書の内容とは関係ないのだが、農耕がどのように始まったのかというようなことを考えながら読んでいたら妄想が膨らんでしまった。


はっきりした夢

2017年12月29日 | Weblog

昨夜、YouTubeで志ん朝の「芝浜」を聴いた。その所為かどうか知らないが、妙にはっきとした夢を見た。場所は陶芸工房。自分もそこで陶器を作っているのだが、その日はたまたま客が来て、その人が試しに何かを挽いてみるというのである。その客が今活躍中の噺家であることに、まずは驚く。次に驚いたのが、その人が挽く轆轤が陶芸の轆轤ではなく、木工に使う轆轤なのである。轆轤の回転軸が水平で、そこに固めの粘土を差して成型する。そんなことは物理の法則に反することなのでありえないのだが、そこが夢だ。続いて驚いたのが、初めて轆轤を挽くというその噺家が3Dプリンタで作ったような複雑な形の人形のようなものを挽いたのである。夢の中ではあるけれど、それにはびっくりした。そして私もその回転軸が水平の轆轤を挽くことになった。私は素直に碗を挽き、一応形にはなるのだが、その工房の親方のような人から小言を食らうのである。どういう小言であったかは覚えていないのだが、その小言がいちいちもっともで、頑張らないといけないなと思うところで目が覚めた。なんだか知らないが、可笑しくて笑ってしまった。


おくやみ

2017年12月28日 | Weblog

ずっと以前のことになるが、人並みに日経新聞をとっていた。社会人になって間もない頃、職場の先輩社員から日経新聞は訃報から読む、と教わった。自分の顧客企業の関係者の訃報が出ていたら、その人との面識があろうがなかろうが、とりあえず弔電を打てというのである。営業とはそういうものかと、妙に感心した覚えがある。

何度もこのブログに書いているように、今は新聞を購読することはなく、家にテレビもない。所謂マスメディアとは縁がないが、インターネットのポータルに出ているニュースは否応なく目に入ってしまう。興味がある記事ならクリックする。その程度で社会生活に不自由は感じない。平和な世の中だ。

とはいえ、仕事では新聞記事を確認しないといけない場面が多々ある。そこで職場の自分のパソコンにはいくつかのマスメディアのサイトがブックマークしてある。年末で仕事が暇だったので何の気なしに日経新聞のサイトの「おくやみ」欄を覗いてみた。掲載日を今月一日まで遡ったら、以前に仕事でご一緒させていただいた方の名前が出ていた。死因が心不全となっていて、そこに意外感はなかった。そういう体格の方だった。今から20年以上前になるが、10日間ほどの米国出張をご一緒させていただき、それに続く各種会合でもお世話になった。会議などでメモをとらないといけないときに、居眠りしながらメモを取るという信じられらないような特技の持ち主だ。会議でうとうとするというのは誰にでも経験があるだろう。そういうときに手元のメモを見ると判別不可能な文字のような記号のようなものが書きなぐってあるというのもよくあることだろう。しかし、この人の場合は違うのである。ちゃんと読めるメモをとりながら眠るのである。

そんなどうでもよいことが思い出された。ご冥福をお祈りする。

ちなみに、日経新聞以外のメディアの訃報欄にも掲載があり、偉い人だったんだと驚く。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00453047
https://mainichi.jp/articles/20171203/k00/00m/060/040000c
https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/171202/bsi1712020500002-n1.htm


麋角解 さわしかのつのおつる

2017年12月27日 | Weblog

旧暦11月10日 友引 七十二候の麋角解 月は昨日が上弦で来月2日の満月に向けて徐々に膨らんでいく。東京の夜空は今夜も雲が少なく、半月が輝いている。暦は自分が生まれたときから当然のようにあるものなのでそこに疑念を抱くことなどないのだが、疑いもせずに世界中で同じ暦を使っているというのは不思議なことである。もちろん、局地的には今でも独自の暦で生活している人々はいるだろうが、それはたぶん少数派だろう。その人たちの生活が他所の人たちとは没交渉に完結しているのならそれで不自由は無いだろうが、どのようなことであれ交渉事があるのなら時間軸を揃えておかないと話にならない。日本が旧暦から新暦に切り替えたのは開国から少し時間を置いていたが、当時の情報の流通速度がそれだけのんびりしていたということだろう。

数年前にカルチャーセンターのようなところで暦の講座を受講した。積極的な理由があったわけではなく、なんとなく興味があったというだけのことだ。講座は3か月ほどのものだったが、ほぼ皆勤で、しかし、それきり暦のことなど忘れていた。それが間欠泉が湧き出る如く急に気になり始めて、当時のノートや講義レジメをひっくり返しながらExcelで暦のワークシートを作成した。一応、使う都度にカレンダーや手帳に記載されている旧暦の日付と突合させるが、たぶん間違えてはいないと思う。自分で作成したシートには通常使われている太陽暦、七曜、旧暦、六曜、二十四節気、七十二候、雑節、朔望月を記載した。旧暦の算出に際しては暦講座のレジメとノートに加えて理科年表を参照した。新旧にかかわらず暦には起点が必要だ。旧暦は朔(新月)の日を月初とし、朔望月のサイクルを一か月としている。この朔望月は天文台が計算したものを使うので理科年表を購入した。国立天文台のサイトを参照すれば済むことなのだが、たまに理科年表をぱらぱらとめくってみたいと思ったのである。朔望月で日は決まるが月は決まらない。月を決めるには二十四節気が必要だ。二十四節気は十二節気と十二中気から成る。正月は十二中気の雨水を含む月と定義されている。中気のない月は閏月とする。とまぁこんなふうにして暦のシートをこしらえた。それで何がどうというわけでもないのだが、これから旧暦を気にしていこうと思っている。

ただ気がかりなことがある。2033年は中気のない月が3つもあるのだ。こういう場合はどうするのか、講座では教えてもらわなかった。月が決まらないと六曜が決まらない。六曜は旧暦の1月、2、3、4、5、6の順に月初が先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口となり、7月からも同じサイクルで、月末で六曜は断絶する。閏月は前月と同じ六曜で始めるという規則があるのだ。六曜は冠婚葬祭と関係するので、社会的にもけっこう大きな問題なのである。尤も、2033年ともなれば私は生きていないだろうから、気がかりもへったくれもないだろう。