くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

エンジン音

2007年09月11日 | Weblog
■朝事務所へ向かう車の中で僕は一体なにをかんがえているのか? 

ぼんやり考え事をしている時も多くうっかり事故ったりすると大変だと思うことがあるが、最近はひたすら車のエンジン音を注意深く聞くことにしている。

人工知能で機械の故障診断システムを研究している先生がいた。要するに機械の異常振動音を検知して故障の原因を知り対策を講ずるというシステムだ。

感覚的なことを言えば人間の直感は機械センサーの比ではない。鉄道レールのボルトの緩みをハンマーの響きだけで探り出す熟練補修員がいる。将来、この技術にかなう故障診断のしくみができるかどうかは微妙なところではないだろうか。

毎朝、ドライブ中のエンジン音を聞いて車の調子を判断することは難しくはないように思うが、これを機械でやろうとすると大変だ。エンジン音のほかに道路状態や風の強さなどの環境変化も影響してきて複雑さの次元が変わってくる。

当然、機械的な複雑さは増大するが人間の感覚は逆にもっと簡単に事態に対応して正確なところを瞬時に判別できるようなところがある。あるに違いないと思う。

機械を扱う者は自然と機械とのコミュニケーションができるようになってくる。立ち上がりがぼんやりしていると一発ひっぱたいてみたり、寒い朝などしばらく優しく触っていてやると体温でスムーズな起動ができたりする。

お医者にかかったとたん病状が消えたりするように、専門家が触ると何にも問題が出なかったりすることはよくある。相性の良い悪いがある。これもコミュニケーションの問題だ。

エンジン音をじっと聞いているうちにマイカーとのコミュニケーションがきっとできるようになる、、、と信じている。


 
コメント
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