30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ハクサイのお香香をいつまでも

2010-10-14 | ハクサイ

大きく葉を広げたハクサイ。うまく育ってくれたなと、満足しながら眺めている。

8月22日にポットにタネをまき、9月12日に植えつけ、
9月20日に1本立ちさせた。ハクサイは1本立ちさせてからの生育は目を見張るぐらい旺盛で、20日たったいまは大きな葉を広げ、まき始めるまでになった。ここで追肥を忘れてはいけない。

これからはヨトウムシに気をつける。害虫の被害さえなければ大きなハクサイを収穫できるだろう。まだ安心はできないが、これで私の大好きな「お香香」をこの冬も食べることができる。ハクサイはなにがうまいかって、このお香香と来春の菜の花だ。

今年は、うまくいけばの話だが、25個を収穫できる予定だ。そのうち2個ぐらいは菜の花用に回す。夫婦2人の食卓で、こんなに作ってどうするのと思われるだろうが、たいがい食べてしまう。

お香香は毎日の食卓にあってほしい。夏はナスとキュウリ、秋はナス。ナスがそろそろ終わる。これに取って替わるものがないだけに、ハクサイの収穫が待ち遠しい。あっそうだ、その前に小カブが取れてくるから、カブのお香香が食べられる。

お香香はかみさんが漬けてくれる。私の好物だけに、漬物をしてくれるかみさんでよかったと、つくづくそう思う。だから「うちの女房は漬物をしてくれないんだよ」とぼやくのを聞くと信じられない。たしかに同じ世代でも漬物をしないかみさんが多いと聞く。私は生まれてこのかた漬物だけは手づくりのものばかり食べてきているので、デパートなんかで漬物を見ても、うまそうだなと思うだけで、買おうかという気はまったく起こらない。

かみさんが「この冬から一切お香香をつくるのはやめます」なんて宣言したら、私はどうするだろうか。
冗談ではなく、そんな心配を最近するようになってきた。というのもかみさんが遊びに忙しく、このところ台所仕事が少しばかりおざなりになってきたなと感じるときがある。きのうだって、いきなり「明日帰ります」と、友だちと泊まりがけで山に行ってしまった。冷蔵庫を開けると私の食事は用意してくれているからいいものを、これだっていつまで続くかわからない。冬にはハクサイのお香香がいつまでもあってほしいと願うばかりだ。


 


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