@ kill time

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ティーヴ・ハミルトン/解錠師

2013年03月29日 | 小説

ティーヴ・ハミルトン 著 解錠師を読みました。




八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。

だが彼には才能があった。

絵を描くこと、そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。

孤独な彼は錠前を友に成長する。

やがて高校生となったある日、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり、芸術的腕前を持つ解錠師になるのだが・・・。


口が利けない少年が天才金庫破りに成長していくというミステリーと云うよりも青春ストーリーです。

主人公マイクルの心の闇とは・・・

ヒロインのアメリアとの恋の行方は・・・

そして金庫破りは成功するのか・・・

それらを通じて主人公が徐々に少年から男になっていくプロセスも面白く読み応え十分の作品でした。

金庫の解錠シーンは緊張感とスリル満点です!

「MWA賞最優秀長篇賞」、「CWA賞スティール・ダガー賞」など世界のミステリー賞を獲得。

「このミステリーがすごい! 2013海外編」、「週刊文春海外ミステリーベストテン海外部門」でともに第1位。

この小説の満足度:☆☆☆☆ 

コメント
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