苦役列車」を読みました。
劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多、19歳。
将来への希望もなく、厄介な自意識を抱えて生きる日々を、苦役の従事と見立てた貫多の明日は―。
父親が性犯罪者、中卒、家出、人足で日銭を稼ぐ、常に空腹で孤独で、夢も希望もない。
その日暮らしだった作者自身の陰鬱な青春時代を描いた私小説です。
自堕落的な生活の中に存在する孤独感、嫉妬、劣等感といった負の感情ばかりが鬱積されて青春時代の爽快感はゼロ・・・。
成程! 流石は第144回芥川賞受賞作だ!
この小説の満足度:☆☆☆
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