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@ kill time

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横山 秀夫/64(ロクヨン)

2013年01月08日 | 小説

64(ロクヨン) 」を読みました。



昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。

広報・三上は己の真を問われる・・・。


主人公はD県県警本部の刑事出身の広報官。 

時効間近に迫った未解決の女児誘拐殺人事件をめぐって、警察庁長官がD県の訪問を予定するところからストーリーが動き出す。 

長官訪問のタイミングに合わせたように誘拐事件が発生し、その事件が未解決となっていた誘拐殺害事件”ロクヨン”と微妙にからみあいながら怒涛のストーリーが展開される。

キャリアとノンキャリア、中央(東京)と地方(D県)、警務部と刑事部、記者と広報、家出により娘を失った夫と妻のぎこちない夫婦関係、誘拐殺人の被害者家族と警察の関係など、これでもかというくらいに描きこまれてゆく。

警察小説であり、ミステリーでもありますが、なにより”人間ドラマ”としてハラハラしながら読んでしまいました。

この小説の満足度:☆☆☆☆☆ 


コメント
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