goo blog サービス終了のお知らせ 

@ kill time

見た!聞いた!読んだ!行った!食べた!
スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

それでもボクはやってない

2007年08月19日 | ○○な話

「それでもボクはやってない」

2007年公開

監督・脚本:周防正行

出演:加瀬亮・瀬戸朝香・山本耕史・もたいまさこ・役所広司

  
 

フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と訴えられてしまう。

まったく身に覚えのない金子は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行った。

しかし、「ボクはやってない!という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまう。

その日から、留置所暮らしを余儀なくされた金子は一貫して無実を訴えるが・・・。



日本の裁判制度がどう言うものか、ある痴漢事件を通してリアルに見せてくれます。


裁判に関して知らなかった事が数多く出てきます。

たとえば、

容疑を否認し続けていれば三ヶ月間は留置所暮らしであること。


起訴された場合に有罪となる確率は99.9%である(1000件に1件しか無罪とならない)という現実


疑わしき者は有罪」という警察や検察側の姿勢


無罪判決を下すことは国家権力の負けを認めることであり、裁判官自身のマイナス評価になるという裁判所の体質



最後に、主人公が、

ボクは”日本の裁判が真実を追究する場ではないことが今わかった。

”裁判とは<<とりあえず>>有罪か無罪かを決める場
にすぎないのだ・・・。」

と呟きます。


映画を観れば、この意味がリアルに胸に響きます。

明日は我が身に降りかからないとは言えない・・・。

この映画、観ておいて損はないですよ!


この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする