大物45キロの近大マグロ解体ショー
笑顔を振りまく天川香苗さん
御坊商工会議所(吉田擴会頭)主催の「ごぼう商工祭2019」、宮子姫顕彰会(会長・吉田会頭)の第8回顕彰祭は、ともに27日に開かれ、多くの家族連れらでにぎわった。商工祭は食をメインに御坊自慢の逸品を集めた「御坊あがら大食堂」をテーマに行い、1万2千人(主催者発表)でにぎわった。顕彰祭は吉田祭にあわせて行い、第8代宮子姫らキャストが歴史絵巻の時代行列を行い「宮子姫生誕の地」をアピールした。
商工祭 今年は共催の会議所青年部が中心となり企画運営。「うまいもん食堂」の飲食ブースには20店、物販ブースには5店・団体が出店し、それぞれ自慢の逸品をPRし、長蛇の行列ができた。
特設ステージでは黒潮市場鮪名人による近大マグロ解体ショーが人気を集め、45キロの大物が目の前で手際よく解体され、寿司にして事前に整理券をもらった300人に振る舞われた。京大出身のジャグラー、シンクロニシティのよるジャグリングも大人気。国内のジャグリングフェスティバルで優勝した腕前を披露するたびに大きな歓声、拍手を受けた。
このほか、第8代宮子姫の西川季希さん(19)=日高川町山野=が参加したラッキーナンバーくじ抽選会、御坊市民吹奏楽団、御坊少年少女合唱団、空手演武、アコースティックギター演奏、お菓子・餅まき大会、ハロウィンエリア、フリーマーケットなどもあり終日にぎわった。
宮子姫時代行列 第8代宮子姫の天川香苗さん(22)=御坊市野口=や男官、女官役の大成中生徒らが約1300年前の天平時代(奈良時代後期)の衣装を身につけ、吉田会長の先導で道成寺境内を出発。
山門の石段下で天川さんが高さ約2メートルのだんじりに乗り、男官役の男子生徒が引っ張り、その後に女官役の女子生徒が並び、門前商店街をゆっくり歩き、沿道の観光客や地元民に笑顔をふりまき、観光客らから「かわいい」「きれい」など歓声が上がった。途中で吉田祭の子ども御輿と合流し、威勢の良い掛け声で御輿を担ぐ子どもたちの後に続き、吉田八幡神社境内まで歩いた。
前夜祭の提灯ライトアップは、道成寺参道(野手酒店前)から八幡山のふもとまで提灯を飾り、26日と27日の2日間、点灯させた。顕彰会関係者は「多くの人に見に来ていただき、盛況に終わった。今後も宮子姫生誕の地をアピールしていきたい」と話した。
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