町社協で30年、主任ヘルパーとして訪問介護に携わる藪井さん
県は23日、社会福祉に献身的な活動を行い、模範となる福祉従事者の功績をたたえる令和元年度の「白梅賞」受賞者を発表。日高地方からは日高川町社会福祉協議会(旧川辺町社協)で訪問介護員を30年務めている藪井伊織さん(60)=日高川町江川1171=が選ばれた。表彰式は1日午前11時から県庁で行われる。
藪井さんは、平成元年10月に旧川辺町社会福祉協議会の家庭奉仕員として採用され、平成3年4月に同社協の訪問介護員(主任ヘルパー)に。平成17年5月の町ごぼう村合併による日高川町社会福祉協議会誕生後から現在までの30年間、訪問介護サービスに従事している。
介護員としての介護技術だけでなく、利用者に対する優しさと几帳面さ、信頼感、安心感、責任感のある人柄で多くの利用者に親しまれ、喜ばれている。おむつ交換などから炊事洗濯などの家事援助まで、日常生活を支える介護サービスは、献身的で、情にあふれた活動は利用者だけでなく、家族などからも厚い信頼を得ている。
日ごろの活動は、在宅介護の担い手の模範的な存在で「日高川町社協の誇り」と、ともに働く職員からも大きな信頼を得ている。主任ヘルパーとして同僚ヘルパーに対する適切な指導や助言などを行い、現場の要として能力を発揮。30年の経験で培われた豊かな知識などを生かし、同社協の中心的な役割を果たして訪問介護事業を支えている。
藪井さんは「このような賞を頂けたのは、利用者とその家族の皆様、同僚ヘルパーや事務所の皆様の支えがあってのものです。台風などの災害時に利用者さんのもとを訪問できずにご迷惑をお掛けしたこともありましたが、『ありがとう』という感謝の言葉を頂けることがうれしく、励みになり長く続けてこられました」と話した。
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