任期満了（１２日）に伴う日高町議選（定数１１）は５日間の選挙戦を終え、きょう３日に投票が行われる。目立った争点がない上に、急な選挙となったことから有権者の意識は低く、投票率低下が懸念。過去最低だった前回、平成２７年の町議選（８０・５２％）から２～３下がり７７～７８％か、過去最低に歯止めがかかるかに注目される。午後８時から町中央公民館で即日開票され、午後９時には大勢が判明する。１月２８日現在の選挙人名簿登録者数は６４５８人（男３０４８・女３４１０）。
現職では１１人のうち、ベテラン議員１人が引退を明らかにし、新人では立候補予定者説明会で１人が名乗りを上げ定数ちょうどで、告示６日前にようやく１人が出馬表明して選挙戦に入った。
選挙人名簿登録者数は６４５８人のうち、内原地区３５０３人、志賀地区１８１１人、比井崎地区１１４４人。地区別に立候補を予定しているのは、票田が大きい内原地区に７人が集中、志賀地区が３人、比井崎地区が２人。当選ラインは２５０票前後と見られている。
投票率は平成７年までは９０％台、１１年に８９・６３％と初めて８０％台に入り、１５年で９０・２３％と盛り返したが、１９年の無投票を挟んで２３年が８２・４１％と大きく低下、前回の２７年も減少して８０・５２％と過去最低を記録。目立った争点がなく、落ちるのは誰か、トップ当選は誰かに注目が集まる中、「選挙をする意味があるのか」と話す有権者もいるほど盛り上がりに欠けており、今回も投票率は下がりそうだ。
もともと高かった原谷の第１投票区・内原保育所は前回が８２・１８％となり、候補者が立っていなかったため、その前と比べると５・８％減で今回も候補者はいない。有権者が多い高家の第５投票区・中央公民館と志賀の第６投票区・文化会館は７０％後半と低く、前回最も低かった阿尾の比井崎漁協漁村センターでは７１・４３％だった。前回投票率が低かったり、下がった投票区は浮動票が多いとされる地域で、今回、票の上積みへ候補者が入り乱れており、どこまで掘り起こせるかが投票率連続減少の歯止めへの鍵となりそう。
投票は３日午前７時から午後６時まで町内１４カ所でで行い、開票は３日午後８時から、町中央公民館２階大会議室で実施。午後９時に第１回発表、９時３０分ごろまでに開票を終える見込みにしている。
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