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日高町議選後半戦へ、票の上積みで激しく奪い合い 〈2019年2月1日〉

2019年02月01日 08時30分00秒 | 記事

 3日に投開票の日高町議選(定数11)も後半戦に突入。きょう1日を含め、あと2日間の戦いとなり、立候補者に手応えなどを聞いた。1人超過の少数激戦だが、急な選挙とあって住民の意識は低く、各陣営とも「手応えがつかみにくい」としながら、現職勢は前回の上乗せと支持拡大を図り、新人勢は当選ラインに、と支援訴えに懸命だ。(届け出順)

 榮茂美候補 支持基盤がないため、全町的に街宣して、街頭演説で政策を訴えるしかない。前回(293票)を上回る300票を目指さねば。
 湯川克巳候補 街頭演説で住民からの応援や手を振っていただくなど声が届けられることもあり、力になっている。ただ手応えは分からなく、街頭演説やこまめに歩いて訴えかけるなど動いていきたい。
 西岡佳奈子候補 組織の活動とともに、地元で支援くださる皆様の票を守っている状態。期待の声をいただいており、ありがたい。全町的に街宣しながら、街頭演説で政策を訴え、前回(463票)を少しでも上回れるように頑張りたい。
 芝充彦候補 全町的に街宣し、皆さんの意見を吸い上げ、こまめに回っている。前回に比べて、手応えはあるが、地元では前回で他陣営に持っていかれた感があり、まだまだ。前回(414票)を上回るのが目標。1票でも多く支援いただけるように頑張りたい。
 辻村昌宏候補 地元の支援を受け、ありがたい。ただ前回(548票)が良かっただけに、実際は前よりは少なくなる危機感がある。目標は希望として前回票を上回りたいが、何より地元をしっかり固めていくことがまず大事。
 井垣弥候補 志賀で取り込みが激しく、他地域へも繰り出さなければならない。ただ、手応えは悪くはなく、安全圏400票まであと一歩。浮動票もあり、どう出るかもわからない状況の中、1票でも多く積み上げたい。
 稲垣崇候補 皆様から声をかけていただき、ありがたいが、危機感を持っている。18歳以上に投票権があり、若い世代へのアピールも重要。前回(440票)を上回れるよう頑張りたい。
 玉井博和候補 前回は新人で多くの支援をいただいたが、今回は厳しい。地元区の推薦はありがたいが、小さい区であるため、他でも確保できるかが重要。地縁、血縁を駆使しているが、前回のように手応えはなく、前回票(428票)を少しでも多く守りたい。
 宮本雅文候補 初めての選挙で、手を振ってくれたりしてくれる人もいるが、手応えはわかりにくい。地元中心にしっかり固めて、地縁、血縁を駆使して、当選ライン確保へ必死になって支援を訴えたい。
 楠山博之候補 1期目の成果を問われる選挙で、地元からの応援をひしひしと感じ、プレッシャーもある。前回は新人出馬で街宣して声を良くかけていただいたが、今回は盛り上がりが少ない気がし、手応えがつかめない。前回(397票)より上積みさせたいが、全体的に票が伸びるかどうか。
 清水和人候補 まずは地元を固めて、密集地はフットワーク良く歩いて回りたい。前回(507票)以上を確保したい気持ちはあるが、手応えがはっきりしなく、地元票を守るのに必死。
 清水正巳候補 地元の応援は感じるが、新人出馬で切り込みが激しい。比井崎地区の議員の引退票を確保したいが、難しい選挙で、前回(507票)には到底届かない。


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日高町議選 お願いきょう(2日)限り 萩原の2人(現職)トップ争いか 〈2019年2月1日〉

2019年02月01日 08時30分00秒 | 記事

 3日の投票(即日開票)を控えた日高町議選(定数11)の選挙運動も、きょう2日を残すだけとなった。萩原の現職2人がトップ争い、中上位グループはほかの現職勢が安定力を保ち団子状態で、下位グループは新人2人で一人が抜き出たか。浮動票が多い内原、志賀地区の激戦での票の奪い合いが順位に影響しそうで上位の入れ替わりもあり、最後までどうなるかわからない。投票率低下が懸念される中、最後のお願いでどこまで票を上積みできるか。

 大票田の萩原区の支援を受けて運動を続けている現職の辻村昌宏氏は、前回が1位だっただけに、上滑りが懸念されるが、地元を盤石に固めて、トップ争い。萩原もう一人の現職、西岡佳奈子氏は一部の攻め込みもあるものの、実績と政党のバックアップに加え、全町的に政策を訴えて票を確保。投票率の低下が組織票に影響しない部分を考えるとトップに出る可能性も。
 朝の辻立ちやピンポイントで歩いて回るなど運動量豊富に活動する高家の現職、芝充彦氏は、地元区の票を一部で取られるも、全町的にアピールして、日に日に票を重ねており、上位をうかがう。建築関係らの団体支援もバックに戦う稲垣崇氏は、前回より上積みをと強力な体制を敷く。地元の志賀で競合する現新2人らとのせめぎ合いもあり、他地域でも獲得を目指しており、上位に。
 荊木の現職、楠山博之氏は、地元の支援も受ける上に盤石な態勢で票を稼ぐが、あと一歩の様子で、さらに地域外へ繰り出す。志賀の現職、井垣弥氏は、同じ区の現職と取り合う形だが、人脈を生かして票を上積み、若い世代にも積極的に支持を広げる。井垣氏、楠山氏とともに中位はキープし、上位に迫る。
 荊木の現職、清水和人氏は地元票を楠山氏と取り合う形で、他からの攻め込みで票が流れるとの可能性もあり、比井の現職、清水正巳氏は新人の影響を受け、他候補の切り崩しにも合い、ともに前回より苦戦。中位を保てるか。
 池田区の推薦を受けた玉井博和氏は地元票固めが盤石なものの少なく、さらに血縁が多いことから他地域でも動くが、伸び悩み、現職の榮茂美氏は地縁、血縁がほとんどなく、運動員の少なさから、激戦区の高家では厳しいものの、固定票を確保できており、全町的な政策の訴えが届くか。ともに安全圏へ近づこうと懸命だ。
 新人の宮本雅文氏は出遅れが響いたものの、地元固めが徐々に浸透、比井崎地区で票を伸ばして、当選ラインに届いたか。もう一人の新人、湯川克巳氏は支持母体が弱く、出遅れを挽回できず、厳しい戦いを強いられている。
 1人超過であれば、当選ラインは約300票、安全圏は約400票と見られるが、告示6日前に選挙戦となったことから、住民の意識は低く、運動が票に繋がるかとの懸念が広がっており、今回は確定ラインは下がると見られる上、中位と下位の票が開くとの見方が強く、当選ラインは約250票、安全圏は約350票と思われる。上位は団子状態でどの候補が抜け出すか、終盤での浮動票の動向で変わる可能性も。中位も混戦模様で、高家や志賀の激戦区を制することができるか。


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