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御坊市長選 三浦源吾氏(新人)23項目の公約まとめる 新たに独自のコロナ支援策追加 〈2020年5月3日〉

2020年05月03日 08時30分00秒 | 記事

 17日告示、24日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)に出馬を表明している新人で前日高振興局長の三浦源吾氏(60)=保守系無所属、島=の公約がまとまった。「災害による犠牲者ゼロを目指し市民の生命と財産を守るまち」「健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち」など5本柱に計23項目を打ち出している。新型コロナウイルスの独自支援策も新たに追加し、基金創設やふるさと納税等を活用して「真に必要な支援策を実施したい」と意欲を見せた。

「健康で明るく楽しく前向きに笑顔があふれるまちづくり」をキャッチフレーズに(1)災害による犠牲者ゼロをめざし市民の生命と財産を守るまち(2)子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち(3)健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち(4)誰もが希望を持って前向きに暮らせるまち(5)快適で笑顔あふれる暮らしができるまち-を5本柱に「持続可能な財政運営を行い、市議会、市職員、市民の皆さんの声を聞きながら共に協働のまちづくりを推進する。そのために絶えずアンテナを張り巡らし、国や県の施策を活用することはもちろん、周辺町とも連携し、ひとつずつ実現していきたい」としている。
 特に訴えたい政策として「命を守る」「健康づくり」「観光振興」を挙げ「命を守る」では「何よりも人命が第一。いつも緊張感を持って安全安心を実感できるまちづくりに市民の皆さんと一緒に取り組みたい」とし、防災訓練の習熟化、健康づくりと連携した防災訓練、日高川整備計画の早期完成、橋りょう等の耐震化、住宅耐震化の支援強化、津波・風水害・土砂災害など災害の種別・地域に見合った訓練マニュアルづくりと防災リーダーの育成増員などを挙げた。
 新型コロナ対策では「県や市町村の対応策を参考に、場当たり的な対応策ではなく、市民の皆さんが真に必要としている支援策について議会や市民の皆さんの意見を聞きながら実施していきたい」と意欲を見せた。財源としてふるさと納税の活用を検討するほか、国民全員に一律10万円支給される特別給付金について「辞退しようとする方がおられるなら、そのお気持ちをふるさとのために有効活用していただけないか」と基金創設の考えも示した。
「健康づくり」では「一人でも多くの皆さんが、後期高齢者となる75歳ぐらいまでは元気で健康で明るく楽しく暮らせるまちづくりを推進したい」とし、町内会単位でボランティア活動と連携した地域で高齢者を支援する取り組み、各種サービス・相談機能の充実、障害者福祉の充実、健診受診率のアップ、防災散歩など健康づくり推進、認知症支援体制の充実、保健医療の充実、安全で安心な交通ネットワークづくり、犯罪のない安心して暮らせるまちづくりなどを挙げた。
「観光振興」は市内や周辺町の観光資源等を活用した管内周遊観光ルートの整備や民泊との連携、関西3大都市のゴールデンルートと白浜空港からの誘客、市民がキャンプの達人となって「キャンプのまち御坊」を楽しくPRする取り組みなどを挙げた。このほかの項目は次の通り。
【子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち】幼児教育・学校教育の充実▽子どもを育てる地域社会づくりの支援・サポートの充実▽生涯学習のさらなる充実▽生涯スポーツに親しみ、市民総参加の環境づくりの推進▽地域に根ざす芸術・文化を大切にし、保存継承に努める環境づくり。
【誰もが希望を持って前向きに暮らせるまち】地域の商工業振興につながる環境づくりの推進▽儲かる農業への転換を積極的に支援・サポート▽漁業経営の安定化を図る各種施策を推進▽企業誘致活動の強化▽日高港のさらなる利用促進。
【快適で笑顔あふれる暮らしができるまち】市内幹線道路の計画的な整備推進▽通勤・通学・通院・買い物に便利な歩道整備▽空き家、空き地を活用した防災対策や賑わいを取り戻すオアシスづくり▽商店街の活性化対策▽計画的な水道、下水道の暮らしの基盤整備。


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