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さばコロッケが県内Aコープで販売開始 日高町3保育所は給食で提供 〈2020年1月16日〉

2020年01月16日 08時30分00秒 | 記事

 商工会、行政、民宿組合ら関係者でつくる日高町観光推進戦略プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)が商品化し、同町で水揚げ量が多いサバを使った「さばコロッケ」が、県内のAコープで販売開始された。販売まだ間もないが、ご当地コロッケ日本一決定戦で特別賞を受けただけに、売れ行きも好調。14日に町内保育所で地場産として給食に提供したほか、今後、販路拡大される見通しにもなっている。

「さばコロッケ」は創業約40年、業界シェア上位の冷凍食品製造販売「サンマルコ食品(株)」(本社・札幌市)の開発で同協議会が商品化。ミンチ状にしたサバを北海道産のジャガイモに練り込んでおり、南蛮漬けの味付けも絶妙と好評。ご当地コロッケ日本一決定戦「第7回全国コロッケフェスティバル」で龍ヶ崎市長賞を受賞し、歴代上位チームらが集うグランドチャンピオン大会の出場権を獲得している。
 比井崎漁業協同組合は「さばコロッケ」を同協議会から購入して県内Aコープで販売してもらうよう進め、当初2000個を納入していたが、Aコープ以外でも販路拡大の見通しがつきそうなことから、1800個を追加注文。
 JA紀州のAコープひだか店では、地場産とあって特別賞受賞など「さばコロッケ」をPRするポップを用意。月間奉仕品として総菜コーナーで10日から1個118円で売っており、スタッフによると、すでに一日20~30個が出ており、同じ価格帯のコロッケを比較すると、売れ行きは良いという。
 同漁協は、町内で水揚げ量が多いこともあり、地域で漁獲できる魚を小さい頃から親しんでもらうためにも14日に町内の内原、志賀、比井の3保育所で、給食に無償で提供。志賀では1歳児も抵抗なく口に運んで完食する姿が見られ、3歳児も「おいしい」と笑顔だった。
 DHA(ドコサヘキサエン酸)でおなじみみのサバだが、血液をサラサラにする働きがあると言われているEPA(エイコサペンタエン酸)という注目成分に加えてビタミン類も豊富で健康食品としても人気を高めそうだ。


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