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総選挙和歌山3区、二階氏(自前)楠本氏(共新)同郷対決 〈2017年9月30日〉

2017年09月30日 08時30分00秒 | 記事

 28日に衆議院が解散し、第48回総選挙の日程が10月10日公示、22日投開票に決まったのを受け、事実上の選挙戦に突入した。県選管は3日午後1時30分から県庁北別館で1~3区の立候補予定者説明会を開き、立候補届け出や政見放送、公費負担制度など説明する。9月1日現在の選挙人名簿登録者数は1区31万3450人、2区25万3038人、3区26万4192人。

 和歌山3区は自民党前職の二階俊博幹事長(78)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=と、共産党新人の楠本文郎御坊市議(63)=御坊市塩屋町南塩屋、当選9回=との同郷同士による一騎打ちが確実。二階陣営は圧倒的勝利を目指して万全の態勢で臨むのに対し、楠本陣営は無党派層など支持拡大へ全力を挙げる。
 解散を受け、二階幹事長は「政策課題に対し、国民に理解をいただく絶好のチャンス。受け身ではなく、選挙に立ち向かっていく気持ちでやりたい」と与党で過半数獲得をめざす考えを示した。楠本市議は「63歳で新たな挑戦となるが、35年の経験、元気さ、エネルギーを国、国政を変えるために使いたい。今の日本の政治、3区を変えなあかんという強い気持ちを持っている」と話した。

「問答無用の逃げ出し解散」
楠本氏が管内各所で街頭演説

市役所前で街頭演説する楠本氏


 楠本氏は28日、御坊市など管内市町を回り、市町長にあいさつするとともに、市役所や町役場前で街頭演説を行った。29日の御坊広域行政事務組合議会に出席し、週明けの2日に山田市議会議長に議員辞職願を提出する。
 街頭演説で「安倍総理は、憲法に定められた野党の国会開会請求を3カ月間たなざらしにして冒頭解散した。憲法違反であり、問答無用の逃げ出し解散だ」と批判した上で「今、政治に求められているのは世界で競争力一番のジャパンではなく、国民の暮らしを第一に考える予算を組むことだ」と訴えた。


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