6月10日の任期満了に伴う御坊市長選挙は、26日に投票を行い、即日開票された。57の団体から推薦、国会議員や知事、県議、保守系市議らの支援を受け、盤石の態勢で選挙戦に臨んだ現職の三浦源吾氏(64)=無所属、島=が幅広い年代から支持を広げ、有効投票数の88・6%を獲得する圧勝で再選を飾った。市政刷新を訴えた新人で和歌山環境保全団体代表の山本譲一氏(62)=無所属、薗=は及ばなかった。当日有権者数は1万8080人(男8530・女9550)。投票率は54・21%(男53・31%、女55・03%)で、保守分裂の激戦だった8年前の78・10%から23・89ポイントの大幅減で過去最低を更新した。
粉骨砕身、全力で市政発展を
再選の喜びに湧く三浦事務所
島の選挙事務所には開票前から多くの支持者が詰めかけ、午後8時10分過ぎに当確の知らせが届くと「やったぁ!」と歓声と拍手がわき起こり、喜びに包まれた。
集まった支持者や来賓らと握手を交わし、孫の翔人くん(1)と母のゆきさん(次男の嫁)から花束を受けた三浦氏は「後援会をはじめ7日間の選挙戦をともに戦ってくれたすべてのスタッフ、ご支援・ご推薦いただいた団体・関係者の皆様、そして何より多くの得票を入れていただいた市民の皆様、本当にありがとうございました」と礼を述べた。
その上で「市議会、御坊日高郡市の首長、県議、国会議員、県の皆様のお力をお借りし、職員や市民の皆様と一緒に、健康で明るく楽しく前向きに笑顔あふれるまちづくりを進め、生まれて住んで良かったまち御坊、誰もが住みたいまち御坊を実現していきたい。市政発展に向け、粉骨砕身、全力で頑張ります」と2期目への決意を述べた。
吉田擴後援会長は「皆様のお陰で再選を果たすことができました。本当にありがとうございました」と礼を述べ、来賓の下宏副知事が「三浦市長とともに素晴らしい御坊市をつくって下さい」と激励。世耕弘成参議院議員、二階俊樹・二階俊博代議士秘書、中村裕一、冨安民浩両県議、山本清司市議会議長、籔内美和子日高郡町村会長からも祝辞があった。
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