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御坊市長選 両陣営に手応え、戦い方聞く 〈2024年5月23日〉

2024年05月23日 08時30分00秒 | 記事


街頭演説で有権者への訴えを続ける三浦(右)山本両候補


 19日に告示した御坊市長選は、きょう23日から後半戦に突入。再選をめざす現職の三浦源吾氏(64)=無所属、島=と、新人で和歌山環境保全団体代表の山本譲一氏(62)=無所属、薗=の両陣営とも連日、選挙カーで街宣し、各所で街頭演説を行うなど支持拡大に総力を挙げている。両陣営に前半戦の手応え、後半戦の戦い方を聞いた。

 三浦陣営 57の各種団体から推薦を受け、国会議員や知事、県議、保守系市議らの支援を受け、盤石の態勢で選挙戦に臨み、三浦候補の実績や国・県とのパイプ、人柄をアピール。三浦候補も連日選挙カーに乗り、毎日3~4カ所で街頭演説を行う。一人でも多くの有権者とふれあおうと、選挙カーに乗っていても人を見かけたら駆け寄るなど精力的に駆け回っている。
 古田謹章選対本部長は「選挙戦は初めてなので手応えは分からないが、陣営のムードは良く、みんな一つの方向に向かい、一致団結して頑張っている」と話し、後半戦では「前半戦と同じく、一人でも多くの皆さんとお会いし、一人ひとり丁寧に接することで三浦候補の人柄や考え、政策を分かっていただき、投票していただけるよう全力を尽くしたい。推薦いただいた皆さまにも重ねてお願いをしていきたい」と話した。
 吉田擴後援会長は「今後の市政の舵取りを誰に託すかを決める重要な選挙。一人でも多くの皆さんに投票に行っていただきたい。特に若い世代の人たちに投票してほしい。投票率は最低60%、できれば70%を超えてほしい」と訴える。
 山本陣営 選挙カーで市内を街宣し、連日、通行量の多い国道や県道交差点、人通りのあるスーパーや商店街等で街頭演説を行っている。支援を受ける組織もなく、親戚や知人らの口コミを頼りにスタッフ7~8人と支持拡大に努める。
 山本候補は「選挙戦は当然厳しいが、市内を回っていて有権者の反応は少しずつ良くなっている。マイクを持ちながら商店街などを歩くのが一番反応が良かった。後半戦も、できるだけ歩いて訴えたい。私には組織がなく、市民の皆さんに直接訴えるしか方法がない。市民の皆さんの力だけが頼りです」と話す。
 新庁舎や津波避難タワーの業者選定に疑問を投げかけ「市長に面談を申し込んでも受けてくれない。市民の声が届かない」と対応を批判し「本当は選挙戦で相手候補と討論し、直接聞きたかった。市長と議会が持ちつ持たれつの馴れ合いを続け、血税を湯水のように使う今の腐敗した行政を市民の皆さんの力で止め、市民目線の行政を取り戻せるよう訴えを続けたい」。投票率は90%をめざし「日ごろ投票に行かない人に投票に行ってもらえるよう呼びかけたい」と話した。


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