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管内市町で一斉に仕事始め式 コロナ終息、ふるさと飛躍へ 〈2021年1月5日〉

2021年01月05日 08時30分00秒 | 記事


仕事始め式で訓示する三浦御坊市長


 管内市町で4日、仕事始め式が行われ、首長がふるさとの飛躍・発展へ一致団結して職務にあたるよう訓示した。新型コロナで三密回避の新しい生活様式が求められるなど日常生活、社会・経済活動で大きな影響を受けた中で新年を迎えた。今年は東京五輪、高速道路有田~印南間4車線化完成、県内初開催の国民文化祭などを控え、管内各市町では新たな総合計画が始動する年でもあり、一日も早くコロナが終息し、希望あふれる年になるように願う。

 御坊市 三浦源吾市長は「何事においても最終的には市民のためになっているか、これを判断基準として問題解決のために積極的に果敢にチャレンジしてほしい。職員一丸で新型コロナ感染症の拡大防止と地域経済の再生を図り、市民の皆さまが安全に安心して暮らせるまちづくりに向け、責任感と使命感、正義感をもって明るく楽しく前向きに一緒に頑張っていただきたい」と訓辞。松本隆史市議会副議長は「今年は三浦市政の真のスタートとなる年。執行部と議会が協働し、御坊市発展に尽くしましょう」とあいさつした。
 美浜町 新型コロナウイルス感染症対策で、例年のように籔内美和子町長はじめ職員らが一堂に会しての仕事初め式は行わず、籔内町長がメールで職員に訓辞。
「私も1期目の折返し。公約が着実に遂行されていますこと、改めて職員の皆様のお力を誇りに思っているところです」と感謝し「どうか皆様のお知恵で厳しい財政の中、住民の皆様に幸せを少しでも感じてもらえるよう、最大の効果を上げていきたいと考えてございますので、今年も昨年同様お力をお貸しください。職員の皆様が何事にもどんどんチャレンジしてくださることを願っています」と続け、士気を高めた。
 日高町 町農改センターで行い、松本秀司町長が職員約70人を前に「新型コロナウイルス感染症などの影響により、例年にも増して厳しくなることが予想される。既成概念にとらわれず、従来の事務事業を見直し、最少の経費で最大の効果を得られる予算計上をお願いしたい。来年度は機構改革を控え、各課ワンチームとして結束し、仕事にあたってほしい」と促した。
 この後、初めて今年度採用の職員が年頭の抱負。住民福祉課主事の角克見さん(24)は「皆様にお世話になった感謝の気持ちを胸に精進していきたい」、健康推進課主事の高見直杜さん(23)は「もう少しプラスアルファできるところを考え、がんばっていきたい」、上下水道課主事の松本磨侑佳さん(20)は「業務にしっかりと向き合い、ミスをしないように心掛けていきたい」と決意を述べた。
 由良町 午前8時25分から役場3階で開いた。職員約70人を前に、山名実町長が「今年は皆さんとともに、私のスローガンにもある3つの実りある町づくりを実行して、希望あふれる由良町にしていきたいと考えていますので、皆さんの協力をよろしくお願いします」と述べ「年末は町民の皆さんの信頼を損なう残念な事がありましたが、今年は信頼を取り戻せるように気を引き締め、職務にあたって頂きたい。今年も共に頑張っていきましょう」と式辞。
 職員組合のエ德勇人委員長が「自身の体調管理を徹底し、町長はじめ管理職の皆様、先輩方のご指導を頂きながら組合員一同力を合わせて由良町発展のために働いていく所存です」とあいさつした。
 日高川町 4日午前9時から本庁役場で仕事始め式を行い、5月28日に任期満了を迎える久留米啓史町長が職員に訓辞した。
 町長は「新型コロナウイルスが早い段階で落ち着きを取り戻し、災害のない平穏無事な一年となることを心から願っている。個人的には、5月28日に1期目4年間の任期が終了する。2期目の町長選挙にチャレンジし、無事2期目のスタートが切れるよう、挑戦と飛躍の年にしたいと考えている。皆さんも、それぞれの目標達成のため精一杯頑張って頂きたい。
 国民文化祭が県内全域で開催され、道成寺釣鐘のお里がえり事業、ダウン症の書家金澤翔子さんの揮毫と母親・泰子さんの講演会が予定されており、一致団結して成功に向け協力態勢をとっていきたい。今年は、平成23年の紀伊半島大水害から10年目の節目に当たり、何か記念事業を検討したい。年末には湯浅御坊道路の4車線化工事が終わり、川辺ICがフル化される。本町にとって更なる発展のチャンスを逃すことのないよう、住民の皆さんも含め知恵を出し合い、町の発展につなげたい」と述べた。
 印南町 町役場で行い、職員80人を前に日裏勝己町長は「来る3月には私たちの悲願であった町を縦貫する国道425号の全面開通式を予定している。県道から国道に昇格し40年近くが経過、多くの先人の方々の思いが今、実を結び、完成の日を迎えることができることがうれしい限り。この1年は『ウィズ・コロナ社会』の中で、印南町の良さを全面に出した『新しい発想の政策』を町民の皆様とともに取り組んでいきたいと考えています。令和3年度の当初予算『パッション(情熱)とチャレンジ 希望のもてるまちづくり』の編成中であるが『予算は自治体の政策決定である』ことを肝に銘じ、職員一人ひとりが、時代の変化や新しい課題に柔軟、適切に対応するとともに『住んでよかった印南町 希望のもてるまち印南町』の実現をめざし『やれることは全てやる』をモットーに『チャレンジしつづける印南町』を推し進めていきたい」と述べ「ともに頑張りましょう、町民のために」と呼びかけた。


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