川辺俳句会の皆さん
福島榮助氏
日高川町は、令和元年度の文化賞と文化奨励賞受賞者を発表。文化賞は、個人の部で旧美山村史の編さんに携わり、文化財保護審議会委員として尽力した福島榮助氏(90)=寒川=、団体の部は俳句を通じて地域文化の高揚や活性化に貢献した川辺俳句会が選ばれた。奨励賞の個人ではパラアートの国際交流展で入選した上戸一輝氏(19)=和佐=が受賞する。
福島氏は、寒川の「三尾屋」4代目として家業を営む傍ら、旧美山村、日高川町の文化財保護審議会委員を27年間務め、文化財の保護に努めてきた。旧美山村史の刊行には編さん委員として携わった。郷土の文化や歴史に精通し、平成28年の町文化講演会では講師を務め、地元寒川出身の作詞家・西川好次郎について語るなど、文化財保護と地域文化の伝承に努めた。
川辺俳句会は、昭和47年に小路日照氏が中心となり結成し、翌年に川辺文化協会の設立とともに入会。毎年、句集「梔子(くちなし)」を発刊するとともに、文化展等で作品発表やNHKの俳句番組企画に協力出演し、俳句を通じて文化の普及と活性化に努めている。山野小学校との吟行では、児童とともに地域を歩き、自然の中で俳句づくりの楽しさを伝えている。
奨励賞個人の上戸氏は、今年2月、東京都で開かれた世界30カ国の障がい者アートが集う「2019パラアートTOKYO国際交流展」絵画の部に初出展で入選。奈良県障害者大芸術祭のイベント「ビッグ幡in東大寺」で作品デザインが採用され、第5回アールブリュト和歌山展への出展など精力的に創作活動を行っている。
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