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和歌山ねんりんピック開幕 県選手団活気あふれる入場行進 岩崎弘さん(由良町)ら和歌山宣言 〈2019年11月10日〉

2019年11月10日 08時30分00秒 | 記事

はじける笑顔で入場する和歌山県選手団

岩崎弘さんら2人が和歌山宣言」


  60歳以上の人を中心としたスポーツと文化の祭典「ねんりんピック紀の国わかやま2019」(第32回全国健康福祉祭和歌山大会)は9日、開幕した。県営紀三井寺公園陸上競技場で行われた総合開会式では、全国から集まった選手団9300人が力強く入場行進。選手団を代表して和歌山県選手団の岩崎弘さん(73)=由良町吹井、剣道競技出場=ら2人があふれる情熱はじける笑顔和歌山宣言をした。和歌山でのねんりんピック開催は初めて。

 故寛仁(ともひと)親王の長女彬子(あきこ)さまも出席された総合開会式では、沖縄県選手団を先頭に47都道府県と20政令指定市の計67の選手団が入場行進し、最後に和歌山県選手団が登場。県マスコットキャラクターの「きいちゃん」のぬいぐるみを掲げて笑顔で手を振り、会場からの一際大きな声援に応えた。
 開会宣言、国旗・大会旗・県旗掲揚のあと、炬火(きょか)が入場。田辺市出身で1964年の東京五輪体操競技金メダリストの早田卓次さんらがつなぎ、最終走者の和歌山市出身でフェンシングで活躍する東莉央さん、晟良さん姉妹が炬火台に点火した。主催者を代表して仁坂吉伸知事が「全国から集まった皆さまには、あふれる情熱で活動した成果を発揮し、笑顔はじける思い出深い大会になることを祈念している」とエールを送り、橋本岳厚生労働副大臣、鈴木大地スポーツ庁長官が激励した。
 選手団代表で和歌山県選手団の岩崎さんと伊達美恵さん(71)=和歌山市、ウオークラリー競技出場=が「スポーツや文化活動に躍動し全国の仲間と喜びを分かち合い地域や世代を超えた絆を結びます。いつまでも夢を持ち情熱あふれ笑顔はじめる大会とします」と和歌山宣言。上富田町出身の歌手、坂本冬美さんが歌声を響かせ、開会式に花を添えた。
 ねんりんピックは12日まで。県内21市町村で27種目の交流大会が行われ、日高地方では10・11日に御坊市立体育館で健康マージャン、日高川町の南山陸上競技場でグラウンドゴルフ、10日に由良町でウオークラリーを開催する。
 期間中は交流大会のほか、健康や文化等のイベント「わかやまねんりんフェスタ~絆、深まる笑顔まつり」が和歌山ビッグホエール、県民文化会館、県立近代美術館などで実施。音楽文化祭や美術展、新宮市出身のデューク更家さんの講演会、健康と食のフェスタ、地域文化・郷土芸能のステージなど多彩な催しが行われる。


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