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日高広域振興協 松竹梅観光コースや餅カレンダー 9月にHP開設 満載の情報発信 〈2019年6月1日〉

2019年05月31日 08時30分00秒 | 記事

観光総合サイトを開設した情報発信


日高広域観光振興協議会(会長・金崎昭仁日高町観光協会長)が、9月に観光総合サイト(ホームページ)を開設する。滞在費用別に松・竹・梅の3種類に分けた観光モデルコース、地元の餅まき情報を紹介する「もちもちカレンダー」、今年度から導入した「ひだかブランド」推奨品をはじめ食事処、観光スポット、特産品、宿泊施設、各種体験など当面1000件の情報を目標に「日高地方の魅力が詰まった情報満載」のサイトにする。

 サイト名は「紀中を巡る~Hidaka History」で、管内7市町を網羅する広域的な観光総合情報を全国に発信し、日高地方への誘客、周遊促進に努める。観光モデルコースは、2人1組の日帰り客を想定し、昼食込みでの滞在費用別に松・竹・梅の3コースを設定する。松はクエ料理などを入れた3万円コース、竹は観梅など1万円コース、梅は手軽な値段で楽しめる5000円コースとし、それぞれ複数のモデルコースを推奨して日高地方を周遊してもらう。
 もちもちカレンダーは地元の文化といえる「餅まき」の日時、場所をカレンダーに掲載して紹介する。基本的に提供してもらった情報を掲載する。
 ひだかブランドは、11月のねんりんピックに向け、日高地方の特産品を売り込もうと、日高地方で初めて生み出された特産品などを「日高発祥ブランド」「日高新星ブランド」として認定する制度。すでに募集、審査を終え、14日に認定12品目のお披露目会を開く。この12品目を掲載するとともにパンフレットも1万2000部作成し、県内外に売り出す。
 メディアライブラリーは1日から始めたインスタグラムを使った「みんながカメラマン」で投稿された写真や動画を掲載する。
 食事処(和洋食、中華、カフェ、パン屋、ラーメン、スイーツ)特産品(和洋菓子、海・川・山の幸、民芸品、道の駅、直売所など)宿泊施設(旅館、ホテル、民宿)各種体験(マリン体験、食体験、農業体験、ウオーキング、フルーツ狩りなど)は、掲載情報を募集する。掲載は無料。締め切りは28日。問い合わせは日高振興局企画産業課(電話24・2911)へ。


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温泉館「海の里」みちしおの湯 入館者減歯止めへ調査やPR 最少3万9千人(30年度)に対策急ぐ 〈2019年5月31日〉

2019年05月31日 08時30分00秒 | 記事

入館増に力を入れる「みちしおの湯」


 日高町営温泉館「海の里」みちしおの湯の平成30年度入館者数が、過去最も少ない3万9074人となった。町は入館者減歯止めへさらに力を入れるため、4月から町や日高振興局、関係団体との話し合いを開始。来館時の細かなアンケート・リサーチでターゲットの絞り込み、ニーズ把握による改善に取り組みたい考えで、海開き前に重点を置いたPRなど同館振興に努める。

 同館は平成12年6月からオープン。13年度の10万7893人をピークに以降は減少傾向で、近年を見ると、25年度は5万3817人だったが、レジオネラ菌検出の影響などで26年度は4万2123人となり過去最低の数字に。半年間、閉店していた同館食堂部を「みちしお亭」としてオープンするなどして27年度は4万8443人に盛り返したが、28年度4万7032人、29年度4万4905人と年々下がり、30年度は前年度比13%減となった。
 産湯海水浴場の海水浴客が多く来館する同館では30年度は7、8月が猛暑だったことから、観光客数が減った影響が大きかったと見ている。各地の施設を見ても温泉ブームの下火は否めなく、町は28年度に町内3保育所園児の絵画展、「みちしおだより」作成などのPRに努め、29年度からは閑散期対策にと、9~11月に「みちしお亭」の食事券、ペア入浴券などが当たるスタンプイベントも開始。
 歯止めがかからない現状に、昨秋から日高振興局の協力を得て対策を検討、4月からは人材を委託契約している日高町地域振興(株)や「みちしお亭」を運営する「みちしお会」のメンバーが入り、曜日別の入館者数などのデータを見たりしながら、打開策を話し合ってきた。
 入館者へのアンケートなどにより、どういった年代層や市町村、目的の利用が多いかなどを調べ、PRするターゲットの絞り込みと、アメニティーグッズや売店の品揃え、「みちしお亭」の料理メニューなどのニーズ把握で改善点を見つけ出すことから始めようと、まずは6月中の2週間に調査を決定。PR面では海開きや関連イベント、「みちしお亭」料理、温泉館の良さなどを海開き前に県内サービスエリアで売り込めるよう進めており、その際に物産販売も検討中という。
 町は「魅力ある取り組みにもつなげてきたが、減少してきている。さらに対策をと考えており、これからも関係者と話し合いを続けて、質の高いサービスができるようにし、より良い温泉館にしたい」としている。


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