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「令和」幕開け、祝賀ムード 記念にと婚姻届提出カップルも 〈2019年5月3日〉

2019年05月03日 08時30分00秒 | 記事

 

スターチスのフォトフレームの前で微笑む章吾さんと萌さん(御坊市)

婚姻届の用紙やぬいぐるみを手に笑顔の旭さんと美佑さん(印南町)


 新時代「令和」がスタートした1日、日本中が祝賀ムードに包まれ、記念イベントが行われるなど幕開けを祝った。日高地方でも1日が大安ということもあり、記念にあやかろうと婚姻届を提出するカップルも多く、御坊市と印南町では臨時窓口を開設し対応、記念撮影や記念品をプレゼントするなどして新時代とともに新生活をスタートさせる2人を祝福した。4、5日には新たな天皇陛下の即位を祝って管内各市町や日高振興局に「天皇陛下御即位奉祝御記帳所」が設置される。

 御坊市 令和元年初日の1日、市民課に婚姻届、出生届の受け付け窓口を臨時開設し、婚姻14件、出生2件の届け出があった。平成から令和に日付が変わった午前0時3分に第1号の婚姻届が出され、午前8時30分に臨時窓口が開設されてからは続々とカップルが訪れた。
 婚姻届提出第2号は、臨時窓口が開いた直後に来庁した、芝章吾さん(21)=藤田町吉田=と南萌さん(18)=同=の若いカップル。2年半ほどつきあった後、今年1月に章吾さんが萌さんにプロポーズした。結婚を決めたとき、届けは令和初日にと、ふたりで決めた。
 手続きを済ませ「令和初日に届けられてうれしいです。緊張しました」と、ふたり。ロビーに設けられたスターチスのフォトフレームの前で、職員が手作りしたお祝いプレートや令和の書を手に記念撮影した。御坊生まれ、御坊育ちのふたりは「このまちが好き。ずっと御坊に」と、結婚後も市内に住む。「幸せに、笑顔の絶えない家庭にしたい。子どもも3人か4人欲しい」と幸せいっぱいに話した。
 印南町 午前8時30分から午後5時15分まで窓口を開設し、婚姻届5件、出生届1件を受理した。婚姻届、令和第1号は廣野旭さん(22)=印南原=と小畑美佑さん(25)=御坊市湯川町小松原=のカップル。婚姻届を提出した2人に日裏勝己町長が「おめでとうございます。お幸せになって下さい」とお祝いし、町のゆるキャラ「カッくん」「エルちゃん」のぬいぐるみなどをプレゼントした。提出した婚姻届用紙やゆるキャラのぬいぐるみを手に設けられた記念撮影用ブースで写真を撮った旭さんは「(年内に出産予定)生まれてくる子どもと楽しい家庭を作りたい」、美佑さんは「笑顔いっぱいの家庭を築きたい」と話した。


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