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日裏印南町長が任期(2期目)折り返し 〈2018年2月21日〉

2018年02月21日 08時30分00秒 | 記事

2期目も任期折り返し
「公約実行へ全力挙げる」と日裏町長


 印南町の日裏勝己町長(67)が、24日で2期目の任期折り返し点を迎える。平成24年1月29日執行の町長選で現職を破って初当選。4年後は新人を退けて再選。町長としての真価が問われる2期目も早くも折り返し。公約である「『住みたい、住み続けたい』を実感できるまちづくり」の実現に向けて各種施策に取り組んでいる日裏町長は「当面する諸課題に全力を挙げる」と残る任期はさらにギアをトップにして「住みたい、住み続けたい」となる印南町をめざす考えだ。

 2期目の公約として「『住みたい、住み続けたい』を実感できるまちづくり」に加え、「『子育て・教育の充実』を実感できるまちづくり」「『強靱で安心・安全』を実感できるまちづくり」「『思いやりと安らぎ』を実感できるまちづくり」「『地域産業が輝き賑わい』を実感できるまちづくり」-の、実感できる5つのまちづくりを掲げた。
「住みたい・住み続けたい」では、課題となっている住居確保として賃貸住宅建設を条件に町有地を民間に売却。若者定住策(新築助成や家賃補助)も拡充した。「子育て・教育の充実」では、県下でいち早く5歳児の保育料を無料化し10年義務教育化を導入したほか、4中学校の空調整備を完了。「強靱で安全・安心」では大規模災害時に備え、防災拠点となる新庁舎が完成、1期目から力を入れている避難道の整備、公共施設の長寿命化に引き続き取り組み、「思いやりと安らぎ」は、住み慣れた地域で安心してくらせるようにと高齢者等の地域見守りネットワーク会議を設立し見守り体制を構築など公約実現に向けて努めている。
 昨年12月の人口動態では4人が増加。人口が増えるのはここ数年で初めてで、徐々にではあるが取り組み効果が現れ始めてきている。行政手腕が試される2期目。昨年は新庁舎の開庁、町制施行60周年事業と印南町の節目の年でもあったが、新庁舎に関してはトラブルもなくスムーズな庁舎移転を果たし、60周年では花火大会など記念イベントを成功裡に終えるなど成果を上げている。
 2期目も折り返しとなるが、日裏町長は「公約はもちろんだが、2060年の町人口ビジョン『6154人』を実現するため策定した総合戦略で示した基本目標を実現するための各施策の重要業績評価指標や第5次町長期総合計画基本構想・後期基本計画の実現に向けての取り組みも大切となってくる」とし、実現に向けて積極的な施策を展開する必要性を示し、その思いを形づけるため平成30年度当初予算でも対処する考えで「1期目で掲げた『住民目線のまちづくり』を今一度肝に銘じ、議会をはじめ町民、職員の協力を得ながら公約実行に向けて残りの任期を全力で頑張りたい」と身を引き締めている。


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