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みやまの里ふじまつり(日高川町)今年20周年、4月18日開幕決定 〈2018年2月17日〉

2018年02月17日 08時30分00秒 | 記事

昨年の第19回は過去最高の約1万8000人が入園


 旧美山村当時から同地域を代表する春のイベントとして毎年1万人以上の人出で賑わう椿山ダム湖畔の「ふじまつり」が、今年で20周年を迎え、4月18日から5月6日までの日程で行われることが決まった。2000年に第1回が始まり、当初は約9000だった入園者は昨年、約1万8000人を記録するなどほぼ倍増。平成17年に初めて1万人を突破して以来、大水害などに負けずに13年連続で大台を突破し、2万人の大台も目の前。累積入園者は約30万人に達している。

 会場となるリフレッシュエリアみやまの里の藤棚ロードは、当初、長さが886メートルで岡山県玉野市に次いで全国で2番目の長さだった。立派な藤棚を多くの人に知ってもらい、公園に足を運んでもらおうと、2000年に「ふじまつり」を初開催。翌年、藤棚の延長計画に着手し、750メートル延長して1646メートルとなり、玉野市を抜いて日本一になった。天候などの影響でフジの咲き具合に左右され、イベント期間後に大勢の人が訪れる人もあるなど公園を訪れた実数はつかみにくいが、期間中だけで毎年1万人以上が訪れる春を代表するイベントになった。
 第5回までは1万人をやや下回る入園者数だったが第7回に1万人以上を記録。第9回はイベント開催の15日間だけで過去最高の1万3282人に。その後、やや減少する年もあったが、第12回は1万3490人、第13回は1万3505人に増加。大水害があった翌年の第14回(平成24年)も1万116人で大台を守り、第15回にはイベント開催中の来園者が過去最多の1万6077人を記録した。
 第17回は1万3578人で、第18回は、1万4268人で1万5000人を割り込んだが、昨年の第19回1万7701人を数え、平成25年の第15回を大幅に更新する過去最高を記録し、1日の来園者も過去最高レベルの3000人の日があった。
 節目の第20回は4月18日開園、21日から5月6日までイベントを開催。例年同様にお楽しみクジや番茶サービス、地元物産展、コケ玉作り体験などのほか、20周年を記念したフォトコンテストなどがある。
 問い合わせは3月15日から美山温泉愛徳荘内の「みやまの里ふじまつり実行委員会事務局(電話57・0180)へ。


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