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新川橋架け替え(御坊市)5日に現道切替 〈2015年10月31日〉

2015年10月31日 08時30分00秒 | 記事

5日から迂回路通行に切り替え(写真右側は現橋)

迂回路平面図


 御坊市湯川町小松原のレストラン「花ご坊」前、国道小松原交差点の県道御坊由良線拡幅事業・新川橋架け替え工事に伴い、5日午前10時30分ごろから現道の切り替えを行う。斉川に架かる新川橋から美浜町寄りの同線は右折溜まりがなく、日常的に渋滞が発生し、拡幅は長年の懸案。新橋を含む交差点周辺は日高地方で初の都会型交差点方式を取り入れ、完成後は快適な道路環境に一新される。来年5月に新橋が完成し、夏に交差点の改良工事が終わる予定。

 県は平成23年度から新川橋から西側の御坊市と美浜町の境界までの延長420メートル区間の県道拡幅事業に着手。24~25年度は測量設計や地元説明、用地交渉を行い、26年度から用地買収を始めている。幅員約6メートルの現道を全幅11・5メートル(うち片側2・5メートルの両側歩道)に拡幅する計画で、用地取得の終えたところから順次工事を行う。完成年度は未定。総事業費は約10億円。
 工事は、まず新川橋(延長18メートル)の掛け替え工事と橋を含む約90メートル区間の拡幅工事から着手。新川橋上流そばに仮設橋を設置するなど工事中の迂回路を整備し、来週5日から迂回路通行に切り替えたあと、新川橋の撤去、新橋の架設工事に取りかかる。日高振興局建設部は「交差点手前がカーブ区間となるので、より一層の安全運転を」「渋滞が予想されるので、できる限り周辺道路の利用を」と呼びかけている。
 新川橋は昭和41年完成で老朽化が進み、太鼓橋のような形状のため見通しも悪い。一日通行量は約5000台あるが、橋から西側の県道も幅員が6メートルと狭く右折溜まりがなく、国道交差点で右折待ちする車で日常的に渋滞が発生。新橋は両側歩道を含めて幅員が約15メートルと広くなり、右折溜まりも設けるため渋滞解消が期待される。橋の形状はゆるやかにするため、見通しも良くなるという。
 あわせて国道交差点の一部改良工事も行い、交差点手前の北行き、南行き両サイドにそれぞれ左折専用レーンを設け、交差点信号に関係なく、美浜町方面、御坊駅方面に左折できる都会型の交差点方式を日高地方で初めて導入する。完成すれば国道交差点に交わる東西の県道拡幅工事は完了し、快適で安全な交差点に生まれ変わる。来年5月までに新橋、夏に交差点がそれぞれ完成し、28年度中に90メートル区間の拡幅工事が完了予定。新橋を含む同区間の総事業費は約5億円。


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