Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エアクリーナーの制作

2012-02-17 10:05:52 | Lancia Stratos
本日またブログを変更致しました。
今まで制作記を一括して1/43制作記としておりましたが後でご覧下さる方が見やすい様に、また自分が後で見る場合に簡単に検索出来る様に作品別のカテゴリーとさせて頂きました。
実は先日ホルヒ855の作品が大変気に入ったのでどうしたら入手可能かと言う旨のご連絡を頂きました。
あの作品は注文された作品の為に既にお客様の手元にあるのでその旨ご説明をいたしましたが、その時に制作過程の説明をしようとした時にいつから作っていたのかすぐに見つける事が出来なかったのです。
ジオログではカテゴリーを分ける事が出来なかったので新しいブログに変更した機会に従来の書き方を変更してみました。
ですから記事を書く場合は自動的に作品別に書かなければなりませんが・・・後で探す事を考えればそれは簡単な事ですね。

ということで本日はサファリ仕様のエアクリーナーから制作を始めましょう。
以前、半透明な樹脂で置き換えて中空構造に作り替えたエアクリーナーは塗装を致しました。色具合は非常に難しいですね。
理由は実車のケースはFRP製で無塗装の造形物ですので半透明なのですが質感と言うのは他の部分とのバランスも大切であると思っているからです。
塗装は普通のソリッド系の塗料を使えば半透明な質感は無くなってしまいますので塗る場合はクリアー系の塗料で塗装する事になります。この場合ちょっと困るのは半透明な樹脂の部品にクリアー系の塗装をすると半透明な樹脂が透明に近くなって来ます。またこの塗料はクリアーイエローとクリアーオレンジとクリアーブルーやほんの僅かのブラックを混色するのですが何回塗るかでその濃さが変化して来ます。どれくらいで完了するかと言う見極めが非常に困難ですね。
最後にフラットクリアーを塗るとまた色味が変わって来ていかにも半透明な質感となりますので何度かやり直しをするつもりで塗ってゆきます。
私の場合、今回は3度目で大体良い感じになりました。
画像では黄色みの強い感じに見えておりますが実際にはもう少しブルーが入った複雑な感じでいかにもFRPと言う質感になったと思っています。


さてエアクリーナーを取り付ける前にカムカバーの止めボルトを付けておかないと後ではピンセットが入らない部分も有ります。
ここはアドラーズネスト製の物よりも細かな物が欲しいのでインセクトピンの00番の頭を1本ずつ削って仕上げたボルトを作っております、カムカバーの片方のバンクに12本必要ですので予備を含めて30本のピンを削って仕上げます。
作業は画像の様に当然手仕上げで頭の大きさを0.4mmに仕上げておきます。頭の先は今回フラットに致しました。


カムカバーに取り付けるとこんな感じになります。余りにも小さいですしそう目立たないですが穴だけにしておく訳にもいかないですしね~。
見えるか見えないか・・・そんな事の繰り返しが私の仕事なんですから・・・。


ストラダーレとサファリのエンジンが随分それらしくなりました。ふ~っと深呼吸して記念写真ですね(笑)




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