Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理見積もり

2017-01-29 22:10:28 | その他
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ランチアストラトスは一段落しましたね、しかし毎日の様に色々なご相談を頂きます。
デカール加工とか修理が多いですかね〜
今日は少し珍しいかもしれませんが見積もりの様子を御案内いたしましょう。
下の画像は少し前に広島県の方から送って頂きました修理物件です。
今回は全部で5つですね、こんな感じでエアキャップに包まれて送られて来ます。

コチラはその中の一つでルックスマートの1/43ポルシェ911ですがボディのレジンが収縮してサイドウインドウが剥がれかけています。
レジン製のミニカーには多い症状ですね。
こんな場合はウインドウを一度外しまして外側の縁を少し削ってからタッチアップをして再度接着します。
エッチングの縁の塗料が剥がれていれば全体を再塗装をする事も有ります。
こんな場合は窓一枚が2000円程度。

リアウインドウも同様に剥がれかけていますね。
これもまたボディの収縮が原因と思われます。
コチラのウインドウも1枚が2000円程
ちなみにフロントウインドウは少しだけ高価になります・・・というのもワイパーの脱着が必要になるからですね(ワイパー2本の脱着が1000円プラスになってしまうのです)
リアウインドウにワイパーが有る場合も同様になります。
やってみないとわからない部分も有ります、例えばワイパーの差し込みピンが折れてしまいますとピンをハンダ付けしなければなりませんのでその場合は程度にも寄ります・・・
他のウインドウやモールも剥がれていないか点検はしておきますよ。

コチラはメーカー不明の911ターボのタルガです。
同様にフロントウインドガラスがボディの収縮で脱落してしまっています。
外す手間はかかりませんが収縮の量が大きいのかもしれませんね・・・
ワイパーの塗料に剥がれが有りますから全体を塗り直す必要が有ります。

一つ一つのミニカーの症状を確認して見積書を作成致します。
手間はかかりますが見積書はメールでは無く紙に印刷して郵便で郵送します。
PCはいつ壊れてしまうかわかりません壊れてしまうと証拠が無くなってしまいます、それではお互いに困りますのでかなりアナログなやり方をとっています。

さてここでもう一つ
ミニカーはこんな箱に入っている事が有りますよね。
左下の方をよく見てください、角の方が破れていますね。
ここは引っ掛かっているので何気なく開けますとよく破れます。

この様にステンレス定規を差し込んで下へ押しながら捻りますと簡単に破く事も無く開ける事が出来ます。
お預かりしたミニカーの箱と言えども大切なのです、なるべくダメージを与えない様に・・・と言う事も大切な事なのです。


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