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今日も結構寒い一日でしたね。
しかし。雪では無く雨が降っていたのでそれでも暖かいのかもしれませんが、アトリエで制作をしていますと足先が冷たくなってきます。
中庭の雪も随分溶けました、東京は4月並みの気温になるらしいのですが今の山陰から考えますと想像ができません。
今日は一日中雨の予報なので空の雲は暗く低く・・・いかにも山陰の冬って感じですね。
さて昨日でストラトスが一段落したので次の制作を準備します、順番に当たられた方には近日中にメールでご連絡をすると思いますのでよろしくお願い致します。
それまでは再びたまってしまった修理とホットロッドとアトランティックを進めてゆく予定です。
と言う事で取り敢えずホットロッドを・・・
リアアクスルのメインになるシャフトを削っています。
直径は3.0mm長さは32mm程有ります、素材は洋白です。
本来ならチャックの反対側から回転センターで支えておいて削るのですが、回転センターを外してから写真の撮り忘れに気が付きまして・・・回転センターは無しで削っている様に見えてしまいますね。
この様な長い物を制作に削る為には右側も支えておいてやらないと刃物が当たった瞬間に洋白の丸棒が曲がってしまうのです、普通の固定のセンターに機械油を付けて切削しても良いですがそうしますと発熱してきますから出来れば回転センターが良いですね。
この回転センターにはベアリングが仕込んでありまして切削する金属と一緒に回転してくれますから綺麗な切削が期待出来ます。
次はデファレンシャルギアが入る中央のケースの部分を作ります。
下の画像は先ほどのシャフトが貫通する様に3.0mmの穴を開けています。
ちなみにこのリアアクスルは現在製作中のフォードのモデルAとは異なった形状の物を作っています。
昨年、四国の自動車博物館で可愛くて若いお姉さんにお願いしてフォードモデルAの下に潜らせて頂いてリアアクスルを観察しました。
しかしホットロッドの場合はエンジンを大きなV8エンジンに載せ替えますのでミッションやデファレンシャルギアがフォードモデルAの様な小さな物で保つはずは無く、比較的新しい大きな物に載せ変えられるのが当たり前なのです。
つまりフォードのモデルAを使うのはボディだけと言う有様なのです。(車検制度の有る日本では考えられませんが・・・)
今回制作しているのはフォードモデルAよりももっと新しい時代のデファレンシャルギアなのです。
次はブレーキです。
多分ですが・・・私のブログをご覧頂いている方ですとブレーキと言いますとディスクブレーキを想像されますでしょう、それとももっと新しいカーボンブレーキなども有りますよね。
しかしホットロッドではリアのブレーキはディスクブレーキは要らないのです。
それは真っすぐ走って止まるだけなのでフロントこそディスクブレーキですけどリアはドラムブレーキだったりします。
今回はそのドラムブレーキで外観はピカピカに磨くという仕様で作ってみます。
ザックリと組立ててみました。
かなりシンプルに見えますね〜、まだデファレンシャルギアの収まる部分を作っていないので何となく感じがつかめないかもしれませんが、今大切なのはタイヤの位置関係を決める事なのでこれで十分なのです。
ヒップアップした車の後側からピカピカのリアアクスルが見える・・・と言うのを再現したいと思っています。
次はデファレンシャルギアの後ろ側の部分を作ります。
旋盤で半球型になる様に削ります、旋盤の刃物だけではこの様に丸くなりませんからヤスリを使ってドリルレースで丸くします。
フライスで半分近くを削り取ります。
デファレンシャルギアの後側は鉄板をプレスして作ってありますので角は全て丸まっていますので角の部分をヤスリとペーパーで丸めます。
この辺りは全くアナログな作業になりますね。
こんな感じでアクスルケースの後ろ側に取り付けられます。
次は前側のデファレンシャルギアのキャリアーを作ります。
斜め削りユニットで斜めに削っています。
フライスを使って一部分を削っています。
組み立てる時にセンターがずれると困りますので中心に1.5mmの穴を空けてゆきます。
理由はキャリアーの部分はフロント部分とアクスルに取り付ける為のフランジ部分とに分けて作るからなのです。
次にフランジ部分を作ります。
突っ切りバイトで途中まで削ります。
割り出し円テーブルで均等に10個の穴を空けます。
さすがに割り出し円テーブルですね綺麗に穴を開ける事が出来ます。
ちなみに穴の大きさは0.5mmですね。
突っ切りバイトでフランジ部分を切り取ります。
キャリアーの部分とフランジの部分を合わせてみました・・・なかなか良い感じですね。
デフキャリアーの削った部分に補強のフランジを取り付ける為に糸鋸でスリットを2カ所入れます。
溝の幅は0.3mmです。
0.3mmの洋白板を溝に挟み込んでハンダ付けします。
この場合十分に熱を回してハンダをきちんと溶かす事が大切です。
余分なハンダを削り取って仕上げました。
なかなか綺麗な仕上がりですね。
デファレンシャルギアの後ろ側の部分をハンダ付けで組み立てました。
隙間が開かない様にきちんとハンダを流します。
デフキャリアーの部分もフランジと一体化します。
接合はハンダ付けですね。
アクスルの部分もハンダ付けをします・・・少しずつですが形になってゆきますね。
アクスル部分とデフキャリアーの部分を一体化します、ここはハンダでは無く瞬間接着剤で仮止めしています。
ここはフランジの部分にボルトを埋め込まなければならないので今の時点でハンダ付けをする訳にはゆかないのです。
斜め後ろから見ますとこんな感じです・・・。
両側のドラムブレーキを取り付けます、ここはハンダ付けですね。
やっとリアアクスルが完成致しましたね・・・次はこれを取り付ける方法に付いて考えなければなりません。
難しいのは取り付け強度が十分とれる事、そして取り付け時にボディの姿勢でアクスルの位置を有る程度調整出来る方法が必要なのです。
さて余った時間でこんな物を作っています。
以前も一度作ったのですがチョロQ用の展示ベースです凹んだ部分にはプレートが収まる予定です。
まずはオイルステンで木の色を整えます。
半日程乾かしたらウレタンクリアーを塗りました。
数日放置してから中研ぎをしてラッカークリアーで仕上げをする事になります。
今日も結構寒い一日でしたね。
しかし。雪では無く雨が降っていたのでそれでも暖かいのかもしれませんが、アトリエで制作をしていますと足先が冷たくなってきます。
中庭の雪も随分溶けました、東京は4月並みの気温になるらしいのですが今の山陰から考えますと想像ができません。
今日は一日中雨の予報なので空の雲は暗く低く・・・いかにも山陰の冬って感じですね。
さて昨日でストラトスが一段落したので次の制作を準備します、順番に当たられた方には近日中にメールでご連絡をすると思いますのでよろしくお願い致します。
それまでは再びたまってしまった修理とホットロッドとアトランティックを進めてゆく予定です。
と言う事で取り敢えずホットロッドを・・・
リアアクスルのメインになるシャフトを削っています。
直径は3.0mm長さは32mm程有ります、素材は洋白です。
本来ならチャックの反対側から回転センターで支えておいて削るのですが、回転センターを外してから写真の撮り忘れに気が付きまして・・・回転センターは無しで削っている様に見えてしまいますね。
この様な長い物を制作に削る為には右側も支えておいてやらないと刃物が当たった瞬間に洋白の丸棒が曲がってしまうのです、普通の固定のセンターに機械油を付けて切削しても良いですがそうしますと発熱してきますから出来れば回転センターが良いですね。
この回転センターにはベアリングが仕込んでありまして切削する金属と一緒に回転してくれますから綺麗な切削が期待出来ます。
次はデファレンシャルギアが入る中央のケースの部分を作ります。
下の画像は先ほどのシャフトが貫通する様に3.0mmの穴を開けています。
ちなみにこのリアアクスルは現在製作中のフォードのモデルAとは異なった形状の物を作っています。
昨年、四国の自動車博物館で可愛くて若いお姉さんにお願いしてフォードモデルAの下に潜らせて頂いてリアアクスルを観察しました。
しかしホットロッドの場合はエンジンを大きなV8エンジンに載せ替えますのでミッションやデファレンシャルギアがフォードモデルAの様な小さな物で保つはずは無く、比較的新しい大きな物に載せ変えられるのが当たり前なのです。
つまりフォードのモデルAを使うのはボディだけと言う有様なのです。(車検制度の有る日本では考えられませんが・・・)
今回制作しているのはフォードモデルAよりももっと新しい時代のデファレンシャルギアなのです。
次はブレーキです。
多分ですが・・・私のブログをご覧頂いている方ですとブレーキと言いますとディスクブレーキを想像されますでしょう、それとももっと新しいカーボンブレーキなども有りますよね。
しかしホットロッドではリアのブレーキはディスクブレーキは要らないのです。
それは真っすぐ走って止まるだけなのでフロントこそディスクブレーキですけどリアはドラムブレーキだったりします。
今回はそのドラムブレーキで外観はピカピカに磨くという仕様で作ってみます。
ザックリと組立ててみました。
かなりシンプルに見えますね〜、まだデファレンシャルギアの収まる部分を作っていないので何となく感じがつかめないかもしれませんが、今大切なのはタイヤの位置関係を決める事なのでこれで十分なのです。
ヒップアップした車の後側からピカピカのリアアクスルが見える・・・と言うのを再現したいと思っています。
次はデファレンシャルギアの後ろ側の部分を作ります。
旋盤で半球型になる様に削ります、旋盤の刃物だけではこの様に丸くなりませんからヤスリを使ってドリルレースで丸くします。
フライスで半分近くを削り取ります。
デファレンシャルギアの後側は鉄板をプレスして作ってありますので角は全て丸まっていますので角の部分をヤスリとペーパーで丸めます。
この辺りは全くアナログな作業になりますね。
こんな感じでアクスルケースの後ろ側に取り付けられます。
次は前側のデファレンシャルギアのキャリアーを作ります。
斜め削りユニットで斜めに削っています。
フライスを使って一部分を削っています。
組み立てる時にセンターがずれると困りますので中心に1.5mmの穴を空けてゆきます。
理由はキャリアーの部分はフロント部分とアクスルに取り付ける為のフランジ部分とに分けて作るからなのです。
次にフランジ部分を作ります。
突っ切りバイトで途中まで削ります。
割り出し円テーブルで均等に10個の穴を空けます。
さすがに割り出し円テーブルですね綺麗に穴を開ける事が出来ます。
ちなみに穴の大きさは0.5mmですね。
突っ切りバイトでフランジ部分を切り取ります。
キャリアーの部分とフランジの部分を合わせてみました・・・なかなか良い感じですね。
デフキャリアーの削った部分に補強のフランジを取り付ける為に糸鋸でスリットを2カ所入れます。
溝の幅は0.3mmです。
0.3mmの洋白板を溝に挟み込んでハンダ付けします。
この場合十分に熱を回してハンダをきちんと溶かす事が大切です。
余分なハンダを削り取って仕上げました。
なかなか綺麗な仕上がりですね。
デファレンシャルギアの後ろ側の部分をハンダ付けで組み立てました。
隙間が開かない様にきちんとハンダを流します。
デフキャリアーの部分もフランジと一体化します。
接合はハンダ付けですね。
アクスルの部分もハンダ付けをします・・・少しずつですが形になってゆきますね。
アクスル部分とデフキャリアーの部分を一体化します、ここはハンダでは無く瞬間接着剤で仮止めしています。
ここはフランジの部分にボルトを埋め込まなければならないので今の時点でハンダ付けをする訳にはゆかないのです。
斜め後ろから見ますとこんな感じです・・・。
両側のドラムブレーキを取り付けます、ここはハンダ付けですね。
やっとリアアクスルが完成致しましたね・・・次はこれを取り付ける方法に付いて考えなければなりません。
難しいのは取り付け強度が十分とれる事、そして取り付け時にボディの姿勢でアクスルの位置を有る程度調整出来る方法が必要なのです。
さて余った時間でこんな物を作っています。
以前も一度作ったのですがチョロQ用の展示ベースです凹んだ部分にはプレートが収まる予定です。
まずはオイルステンで木の色を整えます。
半日程乾かしたらウレタンクリアーを塗りました。
数日放置してから中研ぎをしてラッカークリアーで仕上げをする事になります。